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[GC 2005#41]不遇の名作「Jagged Alliance」に続編が!
さて,カナダにあって北米地域への販売を展開しているStrategy Firstとタッグを組み,ロシアのMistLandが開発する「Jagged Alliance 3D」をプロデュースしているのが,同じくロシアの販売会社Game Factory Interactiveである。
Game Conventionでは,Game Factory Interactiveのブースは商談目的のビジネスセンターのみにあるため一般には公開されていなかったが,話しかけると意外と簡単にデモに応じてくれた。まだ海外でもほとんど情報が出ていないが,古参のゲーマーには期待の作品といえるだろう。
発売予定は2005年末となっているものの,現在稼動しているのは,画面写真と同じジャングルの小屋を周辺としたマップのα版だ。画面は3D化され,小川や樹木の表現にロシアらしい開発能力の高さがうかがえるが,少し遠くからモニターを覗き込むと,一見前作の画面のように思えてしまう。
インタフェースやキャラクターステータスなどゲームプレイの基本要素はまったく変わらず,コアファンへの気遣いが感じられる,昔のままのゲームであるのだ。
もちろんゲームはターンベースなので,ゆっくりとコマを進めていくような感じでプレイできる。カメラ視点を移動させることはできないものの,建物の陰に隠れた味方キャラクターは緑に,敵キャラクターは赤く表示される。このあたりは,シリーズを知るプレイヤーなら懐かしく感じられるだろう。視界に入らない限りは,音や状況で判断するしかないが,そのあたりが駆け引きのあるJagged Allianceシリーズの面白さだといえる。
現時点ではコマンドにうまく反応しなかったりとチューニングされていない状況だったが,パニックになって敵の方向に進んでいく兵士ユニットがあったり,伏せた姿勢のまま出血多量で死んでしまうキャラクターがいたりと,地味な笑いも誘う,旧来どおりの作品となりそうだ。(奥谷海人)
- 関連タイトル:
Hired Guns: The Jagged Edge
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