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[E3 2018]Logitech G,オリジナル青軸キースイッチ「GX Blue」を発表。「G512」キーボードの新しい選択肢として追加
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印刷2018/06/12 16:25

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[E3 2018]Logitech G,オリジナル青軸キースイッチ「GX Blue」を発表。「G512」キーボードの新しい選択肢として追加

 北米時間2018年6月12日,E3 2018に合わせる形で,Logitech International(日本ではロジクール,以下 Logitech)のゲーマー向け製品ブランドであるLogitech G(日本ではLogicool G)は,新しいキースイッチ「GX Blue」(GXブルー)を発表した。
 ワイヤードフルキー配列のゲーマー向けキーボードである「G512 Carbon RGB Mechanical Gaming Keyboard」(以下,G512)とそのパームレスト(=リストレスト)付属版である「G513 Carbon RGB Mechanical Gaming Keyboard」「G513 Silver RGB Mechanical Gaming Keyboard」(以下,G513)にキースイッチの新しいバリエーションとして追加するという。

G512
画像集 No.002のサムネイル画像 / [E3 2018]Logitech G,オリジナル青軸キースイッチ「GX Blue」を発表。「G512」キーボードの新しい選択肢として追加

 Logitech GのRomer Gキースイッチは長らく,キー入力の入るアクチュエーションポイントにわずかなクリック感のある“Cherry茶軸”系の「Romer-G Tactile」(ローマ―Gタクタイル)しかなかった。そこに,キーを押し下げるほどスイッチが重くなり,かつアクチュエーションポイントにクリック感のない“Cherry赤軸”系の「Romer-G Linear」(ローマーGリニア)が加わった……というのがG512&G513のトピックだったわけだが(関連記事),あれからそう時間が経っていないにもかかわらず,Logitech Gはアクチュエーションポイントに強めのクリック感と大きな音がある“Cherry青軸”系スイッチを用意してきたことになる。

 GX Blueのスペックはアクチュエーションポイント1.9mm,ストローク4.0mm,キー荷重50g,耐久性7000万回で,Cherry MX Blueと比べるとアクチュエーションポイントは0.3mm短くなり,耐久性は2000万回上がっている。ただ,より正確を期すと,GX BlueのスペックはKaihua Electronics(以下,Kaihua)製の「Kailh DIP Keyboard Blue Switch」とまったく同じだ。
 実際,4Gamerの取材に対してLogitech G/Logicool GはGX BlueキースイッチがKaihua製スイッチのカスタムモデルであることを認めていたりする。

 Kaihua製スイッチの多くはキーボードを手前から見たときスイッチの奥側,つまりRomer-Gの中央と比べてズレたところにLEDを搭載するか,基板上にあるLEDの光を透過する機構を設けている。そのため,同じG512&G513であっても,GX Blueキースイッチモデルだけはキートップ上でLEDの光を透過する文字の印字が奥寄りにあるのが外観上の特徴だ。

キートップ上で文字が奥寄りの印字になっている
画像集 No.004のサムネイル画像 / [E3 2018]Logitech G,オリジナル青軸キースイッチ「GX Blue」を発表。「G512」キーボードの新しい選択肢として追加

 逆に言うと,それ以外の仕様はRomer-G搭載版G512&G513と同じ。フルキー配列で,航空機グレードとされるアルミ合金上にキースイッチが直接取り付けられたフローティングデザインである点や,26キーロールオーバーに対応する点,Logitech G/Logicool G独自のLEDイルミネーション制御技術「LIGHTSYNC」に対応する点,10キー部の奥に1系統のUSB 2.0パススルーポートを搭載し,USB接続のワイヤードマウスやワイヤードヘッドセット(のケーブル)を手元で取り回しやすくしている点などは,すでに日本市場へ投入済みのG512――G513は日本での販売計画がない――と完全に同じである。
 北米市場におけるメーカー想定売価はG512が99.99ドル(税別),G513が149.99ドル(税別)となっており,少なくともG513はRomer-GかGX Blueかというキースイッチの違いを問わず同じ設定だ。Logitech Gとしてはあくまでも,G512&G513の選択肢を増やしたということなのだろう。

製品のイメージ画像は従来のG512&G513と同じようだが,LEDの配置が異なる以上,キースイッチからの「光の漏れ方」はRomer-Gモデルとは違ってくるはずだ
画像集 No.003のサムネイル画像 / [E3 2018]Logitech G,オリジナル青軸キースイッチ「GX Blue」を発表。「G512」キーボードの新しい選択肢として追加

 青軸は好き嫌いの分かれるキースイッチだが,それだけに好きな人はとことん愛好するスイッチでもある。それをLogitech Gの最新キーボードでも選択できるようになることは素直に歓迎したいところだ。
 早期の国内発売にも期待したい。

●G512&G513の主なスペック
  • 接続インタフェース:USB
  • キースイッチ:メカニカル(Romer-G Tactile,Romer-G LinearもしくはGX Blue)
  • 基本キー数:英語102キー
  • キーピッチ:未公開
  • キーストローク:3.2mm(Romer-Gシリーズ),4.0mm(GX Blue)
  • アクチュエーションポイント:1.5mm(Romer-Gシリーズ),1.9mm(GX Blue)
  • 押下特性:45g(Romer-Gシリーズ),50g(GX Blue)
  • ロールオーバー:26キー
  • 複数キー同時押し対応:対応
  • キー耐久性:約7000万回
  • ポーリングレート(USBレポートレート):未公開
  • マクロ機能:対応(※「Logitech Gaming Software」による)
  • バックライト:あり(※約1677万色)
  • サイズ:455(W)×132(D)×34(H)mm
  • 重量:約1020g(※ケーブル含まず)
  • パームレスト(リストレスト):なし(G512),あり(G513,着脱式)
  • ケーブル長:1.8m
  • 対応OS:Windows 10・8.x・7
  • 発売日:2018年6月
  • 価格:99.99ドル(税別,G512),149.99ドル(税別,G513)
  • 保証期間:2年間

「G512」レビュー。赤軸風スイッチ「Romer-G Linear」のポテンシャルをLogicool Gのゲーマー向けキーボード最新作で探る


Logitech GのG512&G513ニュースリリース(英語)


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