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Ryzen 7000の統合GPUに対応した「AMD Software Adrenalin 22.9.2」が登場
本バージョンはWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,日本では9月30日から店頭に並ぶZen 4世代の新型デスクトップPC向けプロセッサ「Ryzen 7000」シリーズに対応したドライバだ。
従来のRyzen Desktopシリーズとは異なり,Ryzen 7000シリーズは,RDNA 2世代のGPU機能をI/Oダイに統合しており,単体GPUを使うことなく映像出力を行える。ただ,Ryzen 7000の解説記事にあるとおり,ゲームに使えるような性能のGPUではないが,Windowsデスクトップを利用する程度なら対応できるだろう。
Ryzen 7000シリーズで自作したPCを,とりあえず起動させてみようというときには,Adre
そのほか,Adrenalin 22.9.2では,27日に正式リリースされたサバイバルアドベンチャー「Grounded」への対応が記されている。とくに性能向上を謳ってはいないので,AMDが動作を確認したという認識でいいだろう。
そのほかは前バージョンと大差ないようだが,AMDはゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば導入してみるといいだろう。
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 22.9.2の対応GPU
- Radeon RX 6000シリーズ
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon RX 6000Mシリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon 600シリーズ(OEM向け)
●Adrenalin 22.9.2の対応APU
- Ryzen 7000シリーズ(※厳密にはAPUではない)
- Ryzen 6000シリーズ
- Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
- Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
- Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
- Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
- Athlon PRO 200GEシリーズ
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Radeon 600シリーズ(Ryzen 6000 APU)
●Adrenalin 22.9.2が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 22.9.1)
- Display Driver Version:22.20.19.15-220922a1-383925E-AMD
-Soft ware -Adre nalin -Edition (←22.20 .19.11 -220 915a -383 673E -AMD -Soft ware -Adre nalin -Edi tion) - Radeon Settings:2022.0819.1259.1936
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01523
- OpenGL:22.08.1462311
- OpenCL:31.0.12019.15004(←31.0.12019.11001)
- AMD Windows Driver:31.0.12019.15004(←31.0.12019.11001)
- Audio Driver:10.0.1.24
- Vulkan Driver:2.0.233
- Vulkan API:1.3.217
●Adrenalin 22.9.2おける最適化
- 記載なし
●Adrenalin 22.9.2における新要素
- Ryzen 7000シリーズの統合GPUに対応
- Groundedに対応
●Adrenalin 22.9.2で解決した問題
- 記載なし
●Adrenalin 22.9.2における既知の問題
- 「仁王2」などのゲームでHDR設定を変更すると,「Radeon Super Resolution」(RSR)が起動しないことがある
- Radeon RX 6800 XTなど一部のAMDグラフィックス製品で,Meta Quest 2使用時に「Oculus dashboard」のメニューやコントローラが跳ねたり,ぐらついて見えたりすることがある
- Radeon(※RX?)570などのAMD製グラフィックス製品で,ゲーム終了後に「Performance Metric Overlay」のGPU使用率が100%に固定されてしまうことがある
- ビデオ編集ソフト「VEGAS Pro」でタイムラインをプレビューすると,一部の色が反転して表示されることがある
- Radeon RX 6700 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品で,ゲームと動画再生のウインドウを切り替えると,一時的にディスプレイの表示が破綻することがある
- Radeon RX 6000シリーズにおいて,Radeon Settingsのグローバル設定で垂直同期を「常にオフ」に設定すると,動画再生時にシステムの遅延(スタッタリング)やドライバのタイムアウトが生じることがある
- Radeon RX 6000シリーズにおいて,ハードウェアアクセラレーションを使用してブラウザで動画を再生すると,フレーム落ちが発生することがある
- 関連タイトル:
AMD Software
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