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「Ryzen 2000G」専用とされる公式ドライバ「Radeon Software Adrenalin Edition Q2 2018」が公開に
ともあれ,入手したい人は下に示したリンクを利用してもらえればと思う。
公開されている既知の不具合を見ると,「ドライバのインストール後,PCを再起動しないでおくとBSoDの発生するおそれがある」なんて書いてあったりもするので注意が必要だが,ついにRyzen 2000GでもAdrenalin Edition世代のドライバを利用できるようになったという意味で,非常に重要なアップデートと言っていいだろう。
ドライバの導入作業は自己責任となるが,それでも,対応環境の人にとっては前向きに検討すべきリリースということになりそうだ。
→64bit版Windows 10用Adrenalin Q2 2018
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
ちなみに,「Display Driver Package」のバージョンは「18.10.02
もちろんRyzen 2000G専用とされている以上,それ以外のシステムへ導入することは4Gamerとしてもお勧めしないが,なかなか不思議なリリースであることは押さえておいたほうがいいのではなかろうか。
#### 以下,英文リリースノートまとめ ####
●Adrenalin Q2 2018の対応GPU
- リリースノートに記載なし(※ただしinfファイルを見る限り多くのGPUに対応)
●Adrenalin Q2 2018の対応APU
- Ryzen 5 2400G
- Ryzen 3 2200G
●Adrenalin Q2 2018が統合するコンポーネント
(※比較対象はRadeon Software Adrenalin Edition 18.4.1)
- Display Driver Package:18.10.02
-180511a -328794C -Radeon Software Adrenalin (←18.10.01.05 -180424a -327684E -Radeon Software Adrenalin) - Radeon Settings:2018.0511.1157.19690(←2018.0425.4.41502)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01334
- OpenGL:6.14.10.13521
- OpenCL:24.20.11002.8(←24.20.11001.5003)
- Mantle:9.1.10.0254
- Mantle API:102400
- Audio Driver:10.0.1.6
- Vulkan Driver:2.0.20
- Vulkan API:1.1.70
●Adrenalin Q2 2018における最適化
(※比較対象はRadeon Software Adrenalin Edition 18.4.1)
- リリースノートに記載なし
●Adrenalin Q2 2018における新要素
- Windows 10 April 2018 Updateに対応
●Adrenalin Q2 2018Q2 2018で解決した問題
- 「Destiny 2」を長時間実行すると(ゲームデータの)読み出し時間が長くなる問題(※丸括弧内は筆者推測。原文は「Destiny 2 may experience increasing load time durations when the game is run for extended periods of time.」)
- FreeSyncが有効な環境でRadeon Overlayの「performance」(パフォーマンス監視)メトリックを有効化すると,ボーダーレスウインドウ表示したゲームでテアリングが発生することのある問題
- Radeon ReLiveによるFacebookへのストリーミング配信もしくはFacebookへのビデオアップロードが失敗することのある問題
- 関連タイトル:
AMD Software
- 関連タイトル:
Ryzen(Zen,Zen+)
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(C)2019 Advanced Micro Devices Inc.