「BF1」「Civ VI」など5タイトルへの最適化を果たした「Radeon Software Crimson Edition 16.10.2 Hotfix」公開

　北米時間2016年10月20日，AMDから，公式最新Hotfix版グラフィックスドライバ「Radeon Software Crimson Edition 16.10.2 Hotfix」が登場した。を公開した。「non-WHQL」な，純然たるHotfix版という位置づけの新しいリリースは，「Battlefield 1」「Sid Meier's Civilization VI」「Titanfall 2」「Eagle Flight」およびアーリーアクセス版「Serious Sam VR: The Last Hope」に向けた最適化版という位置づけになっている。
　すぐに入手したい人は下に示したリンクを利用してほしい。

→64bit版Windows 10用Crimson 16.10.2 Hotfix
→32bit版Windows 10用Crimson 16.10.2 Hotfix（※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応）
→64bit版Windows 8.1用Crimson 16.10.2 Hotfix
→32bit版Windows 8.1用Crimson 16.10.2 Hotfix（※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応）
→64bit版Windows 7用Crimson 16.10.2 Hotfix
→32bit版Windows 7用Crimson 16.10.2 Hotfix（※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応）

→ノートPC向けの64bit版Windows 10用Crimson 16.10.2 Hotfix
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用Crimson 16.10.2 Hotfix（※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応）
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.1用Crimson 16.10.2 Hotfix
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.1用Crimson 16.10.2 Hotfix（※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応）
→ノートPC向けの64bit版Windows 7用Crimson 16.10.2 Hotfix
→ノートPC向けの32bit版Windows 7用Crimson 16.10.2 Hotfix（※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応）


　「Display Driver」のバージョンは「16.40.2911-161017a-308000E」。1つ前の「Radeon Software Crimson Edition 16.10.1 Hotfix」の「16.40.2715-161004a2-307635E」と比べて16.40に続く4桁数字が更新になっているので，同じ路線の改良版という理解でよさそうだ。
　バグフィックスなど，リリースノートの記載内容は例によって本稿の最後にまとめたが，今回はBattlefield 1にSid Meier's Civilization VIとジャンルの異なる大作2本の最適化版なので，対象となるGPUを所有しているなら，問答無用で導入ということになるのではなかろうか。
　導入作業は自己責任となるので，それだけはご注意を。

　なお，導入されたコンポーネントのバージョンをチェックすると，OpenGLの数字が巻き戻っているのだが，これがどういう理由によるものなのかは分からない。


＃＃＃＃　以下，英文リリースノートまとめ　＃＃＃＃

●Radeon Software Crimson Edition 16.10.2 Hotfixの対応GPU

• Radeon RX 400シリーズ
• Radeon Pro Duo
• Radeon R9 Furyシリーズ
• Radeon R9 300・200シリーズ
• Radeon R7 300・200シリーズ
• Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
• Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
• Radeon R9 M300・M200シリーズ
• Radeon R7 M300・M200シリーズ
• Radeon R5 M300・M200シリーズ
• Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
• Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
• AMD FX APU with Radeon R7 Graphics
• AMD A-Series APU with Radeon R8・R7・R6・R5・R4・R3 Graphics
• Athlon/Sempron APU with Radeon R3 Graphics
• AMD E-Series APU with Radeon R2 Graphics

（※Carrizoベースの「FX-8800P」「PRO A12-8800B」「PRO A10-8700B」「PRO A8-8600B」「PRO A6-8500B」「A10-8700P」「A8-8600P」「A6-8500P」は非対応。AMDはこれらのユーザーに対し，「Radeon Software Crimson Edition 15.12」を使うよう推奨している）


●Radeon Software Crimson Edition 16.10.2 Hotfixが統合するコンポーネント
（※比較対象はRadeon Software Crimson Edition 16.10.1 Hotfix）

• Display Driver：16.40.2911-161017a-308000E（←16.40.2715-161004a2-307635E）
• Radeon Settings：2016.1017.2223.38477（←2016.1004.2153.37567）
• 2D Driver：8.1.1.1571
• Direct3D：9.14.10.01221
• OpenGL：6.14.10.13456（←6.14.10.24009）
• OpenCL：21.19.155.4（←21.19.151.3）
• Mantle：.1.10.0163（※Mantle API：102400）
• Audio Driver：10.0.1.0
• Vulkan Driver：1.3.0
• Vulkan API：1.0.26

●Radeon Software Crimson Edition 16.10.2 Hotfixにおける最適化
（※比較対象はRadeon Software Crimson Edition 16.10.1 Hotfix）

• 「Battlefield 1」「Sid Meier's Civilization VI」「Titanfall 2」「Eagle Flight VR」およびアーリーアクセス版「Serious Sam VR」向けサポート追加（＝アプリケーションプロファイル追加）

●Radeon Software Crimson Edition 16.10.2 Hotfixにおける新要素
・CrossFireの拡張

• 「Sid Meier's Civilization VI」に向けたCrossFireプロファイルの追加
• 「Battlefield 1」に向けたCrossFireプロファイルの更新

●Radeon Software Crimson Edition 16.10.2 Hotfixで解決した問題

• Radeon RX 400シリーズ搭載グラフィックスカードの一部で，アプリケーションを終了しても，ファン回転数が高いまま留まることのある問題
• CrossFire環境において，ドライバのアップデートを行うと，Eyefinity設定が保持されないことのある問題
• 「Gears of War 4」で，高い表示解像度設定とグラフィックス設定を行うと，特定のマップにおいてゲームアプリケーションがハングすることのある問題
• （SSE 4.2で追加となった）POPCNT命令をサポートしない，古い世代のCPUを搭載する環境の一部で，DirectX 12世代のコンテンツを実行できないことのある問題