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「Catalyst 14.9.2 Beta」公開。「Beyond Earth」でMantleモードが利用可能に
最大のトピックは,PC版「Sid Meier's Civilization: Beyond Earth」(以下,Beyond Earth)でAMD独自のグラフィックスAPIである「Mantle」を利用できるようになったことだろう。AMDはMantleモードのBeyond EarthでDirectX 11版よりも大幅に向上するとしているが(関連記事),それを利用できるドライバが公開になったわけだ。
すぐに入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。なお,「Display Driver」のバージョンは14.
→Windows 7(+SP1)&8.x用Catalyst 14.9.2
Beyond Earth以外では,CrossFire関連のバグが重点的に潰されている印象。Beyond Earthのプレイを始めたユーザーだけでなく,CrossFire構成のユーザーにとっても,意味のあるアップデートになっているといえるだろう。
なお,AMDはゲーマーに対し,β版グラフィックスドライバの導入を推奨しているが,同時に現状渡しの無保証版とも位置づけているので,インストールはくれぐれも自己責任でお願いしたい。
●Catalyst 14.9.2 Betaの新要素
・Mantleの拡張
- 「Sid Meier's Civilization: Beyond Earth」向けのMantle APIを有効化
アプリケーションプロファイルの拡張
- 「Project Cars」向けのアプリケーションプロファイル更新
・CrossFireおよびDual Graphicsの拡張
- 「KritiKa」「SheDiaoZero」向けのDual Graphics最適化
- 「Alien: Isolation」用のCrossFireプロファイルを更新。最近のアプリケーションパッチで変更されたあたらしい実行ファイルを認識できるようになった
●Catalyst 14.9.2 Betaで解決した問題
- CrossFire構成時に「Total War: Rome II」でテクスチャの表示が時折おかしくなる問題
- CrossFire構成時に「Watch_Dogs」を中程度のグラフィックス設定でプレイするとフレームレートが低下することのある問題
- 「Max Payne 3」のカットシーンでちらつきが生じることのある問題
- CrossFire構成時に「FIFA 15」で期待どおりの性能が得られないことのある問題
- CrossFire構成時に「Metro Redux」で期待どおりの性能が得られないことのある問題
- CrossFire構成時に「Middle-Earth: Shadow of Mordor」で画面が明滅することのある問題
- Catalyst Control Centerでディスプレイアイコンをドラッグするとき,白いつぎはぎのようなものが見える問題(※「ディスプレイアイコン」が何のことを指すのかは分からない。原文は「White patches occasionally observed in CCC when dragging display icons」)
- Radeon R9 295X2搭載環境でカード内CrossFireを有効化していると,Catalyst 14.4からのドライバアップデートを行ったとき,画面に何も表示されなくなったり,システムがハングしたりすることのある問題
- 関連タイトル:
AMD Software
- 関連タイトル:
Sid Meier’s Civilization: Beyond Earth
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