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[E3 2005#095]まったく新しい期待作「Tomb Raider:Legend」
ブースがクローズドのみとはいえ,今年のEidos Interactiveはビッグタイトル揃い。とくに同社の看板タイトルである「Tomb Raider(トゥーム・レイダー)」,「Hitman」の最新作が,いずれもグラフィックスエンジンを一新して,この時代にピッタリ合ったタイトルに生まれ変わっている。
少々過去を引きずり気味だった前作まで(というか主に前作)はキレイさっぱり忘れて,また新しい気持ちで考古学的アクション&謎解きを楽しんでもらいたい,そんなコンセプトで開発されているのが本作Legendだ。
ポリゴン美女のテクノロジが極限近くまで発達してきているこの時代,「いつまで多角形な女性でいるの?」という目で見られてツラい思いをしてきた(だろう)Laraも,つやつや美肌で胸も大胆に揺れる"この時代のLara"として生まれ変わっているのは,すでにご存じの人も多いだろう。
今回ゲームの舞台として選ばれたのは,"女インディ・ジョーンズ"の異名をとるに至った第1作を思わせる,大自然に埋没した遺跡や,神秘的な洞窟などなど。とある仕掛けを作動させると,森の中の滝が開けて中から洞窟が現れるというお馴染み(?)のシーンを見せてもらったが,この瀑布の壮大な遠景やLaraが水面に飛び込むモーションなど,どれも過去のトゥーム・レイダーとは比較にならない美しさであった。
細かい技術的な新フィーチャーも数多いが,何より世界を代表するアクション&パズル作品としての思想的な進歩に注目したい。本作の最大のゲームポイントである"謎解き"の自由度が向上している。これはつまり,Laraの前に立ちふさがる障害を越える道や手段が,一つではなく多数用意されているという意味だ。
また今回はLaraの握力が強化されたらしく,「つかまる」というアクションがかなり頻繁に繰り出されるようになった。これまでちょっと崖の縁に近づいただけで足を踏み外してきた彼女も,強力な「つかまる」のおかげで,腹立たしい不慮の死が大幅に減少するとのこと。
そのぶん,「つかまる」を限界まで駆使するような三次元移動を必要とする,複雑な構造の立体的ステージも増えることが予測される。
発売日は北米で2005年冬となっており,日本での発売は今のところ未定。ただし2バイト文字に対応しているため,日本語版へのローカライズは可能とのことだ。Eidos Interactiveは日本語版の発売に対して前向きの姿勢を見せていたので,期待していいかも。(Kawamura)
- 関連タイトル:
トゥーム レイダー:レジェンド 日本語版
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Lara Croft Tomb Raider: Legend(C)Eidos Interactive Limited, 2005. Developed by Crystal Dynamics, Inc. Published by Eidos, Inc. 2005. Lara Croft Tomb Raider: Legend, Lara Croft, Tomb Raider, the Tomb Raider logo, Eidos and the Eidos logo, Crystal Dynamics and the Crystal Dynamics logo are all trademarks of the Eidos Group of Companies. All other trademarks are the property of their respective owners. All rights reserved.