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[GC 2006#18]神の視点じゃないゴッドゲーム「The Guild 2」。キーワードは家族
だが本作の場合,プレイヤーは普通の市民という立場のキャラクターを操作する。ほかの同タイプのゲームのように,“神”や“国王”といった特別な存在を操作するわけではないのだ。
では,そんな一市民がどうやって街に施設を作り人々の生活を豊かにしていくのかというと,そこは家族の力を利用する。実際にプレイヤーが操作するキャラクターは一人なのだが,結婚して,生まれてきた子供を効率良くトレーニングしていき,優秀な子孫をたくさん作り,家族全体の力で街を育てていくのである。
首尾良く結婚したしても,めでたく子供が生まれるとも限らない。子供が生まれやすい環境などを整える必要だって出てくるのだ。さらに,生まれてくる子供も(ゲーム内の能力値的に)優秀とは限らない。
何人か子供を授かった後は,その中から優秀だと思われる子供を選び出し,最大二人を直接操作できる(しなくてもいい)。中には早熟な子も,大器晩成型の子もいるので,どの子供を直接操作して育てるかの選択は,かなり重要になってくるようだ。
施設には,街を発展させるものだけでなく,学校など,そこに暮らす人々全体を教育できるようなものもある。もちろん,学校を建てるにはそれなりの費用がかかるが,長い目で見れば街の発展に良い影響をもたらすだろう。そのほかにも,人々が交流できるような施設を設け,うまくガス抜きをさせることなども必要だ。
本作を発売するDeep Silverのブースでは,プレイアブルバージョン(ドイツ語)が出展されていた。発売日を聞いてみたところ,2006年9月15日と発売寸前での展示で,ほぼマスター版ということだった。
ただし今回発売されるのはドイツ,オーストリア,スイスの3か国で,そのほかの国(欧州)での発売は年内となっている。ドイツ語をほとんど読めない筆者としては,英語もしくは日本語版が一刻も早く発売されることを祈りたいところだ。(noguchi)
- 関連タイトル:
The Guild 2
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