お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
ギャラクシアンの流れを組むRTS!? ナムコが手がけるSF RTS「NEW SPACE ORDER」,βテスト中
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2004/09/14 23:50

ニュース

ギャラクシアンの流れを組むRTS!? ナムコが手がけるSF RTS「NEW SPACE ORDER」,βテスト中
2004/09/14 23:50
 ナムコは,同社が開発中のリアルタイムストラテジーゲーム「NEW SPACE ORDER」のクローズドβテストを,同じくナムコが運営するネットカフェ「知好楽」(ちこうらく)にて行うと発表。2004年8月26日より「知好楽 新横浜店」でβテストが開始された(現在もテスト中)。

 NEW SPACE ORDERとは,ナムコが手がける同社初のRTS。「Counter-Strike NEO」をサービスするLEDZONEを始め,昨今オンラインゲーム系への積極的な活動が目立ってきたナムコだが,本作も,今後の可能性を探る実験的な作品の一つだという。
 ゲームシステムとしては,資源を集めてユニットを生産し敵と戦うという,オーソドックスなRTSのスタイルを踏襲。ただ内政は,惑星単位で管理するという形で簡略化されており,細かいユニットマネジメントを必要としない「Rise of Nations」などに近いプレイスタイルを実現している。どちらかといえば,内政部分よりも戦闘自体の面白さを重視したタイトルだといえるだろう。

 さて,ナムコが手がけるRTSということで,俄然注目度の高い本作なワケだが,さらに興味深いのは,世界観がいわゆる"ナムコ・スペースオペラ調"のそれを踏襲しているという部分である。例えば,選択できる勢力の一つにUGSF(UNITED GARAXY SPACE FORCE:連邦宇宙軍)があったり,生産できるユニットとして,「ギャラクシアン3」にも登場した重戦闘機「ドラグーン」を搭載した空母が用意されていたりするなど,思わずニヤリとしてしまう部分を随所で見かけることができるのだ。
 その点をナムコに問い合わせてみたところ,「とくに世界観やストーリーが明確に繋がっているワケではないですが,ナムコの作品ということで,マニアの方がニヤリとしてしまう要素は盛り込んでます」とのこと。作品自体が今はまだテストマーケティングの段階だとのことで,正統な関連作品というワケではないという話だったが,本作が,名作「スターラスター」から脈々と続く"ナムコ・スペースオペラ"の血を色濃く受け継いだタイトルであることは,まず間違いなさそうな雰囲気。
 筆者も,大型アミューズメント施設向けの「ギャラクシアン3」や,アーケード向けの「スターブレード」にはかなり入れ込んだクチだが,その世界観をまた違ったテイスト(ジャンル)で楽しめるのは,まったくもって嬉しい話だといえる。



 ちなみにβ版で確認できた限りでは,本作に用意されている勢力は,民主連邦(連邦宇宙軍),軍事帝国,神聖帝国などを含んだ全4勢力。既存のRTSと同じく,各勢力はそれぞれ「少数精鋭主義」「廉価ユニット大量主義」というように特徴分けがなされており,プレイヤーは,各勢力の特徴にあった戦略/戦術で戦っていくことになる。
 ユニットには,駆逐艦や亜空間潜行艇などといった小型船から,戦艦や空母といった大型船など多くの船舶が用意されているほか,ゲームの終盤では"決戦兵器"と呼ばれる巨大兵器を生産できる点も面白い部分。扱いとしては「エイジ オブ ミソロジー」の"Titan"に近い雰囲気だが,本作の決戦兵器は「惑星を破壊できる」という特殊能力を備えている点が,大きなポイントだといえるだろう。例えば,ゲームルールで「母星の占領」が敗北条件だと,母星の軌道上から発射される巨大兵器のビーム砲の一閃でもって,勢力自体が瓦解するハメになるのだ。
 もちろん,決戦兵器の生産は非常に困難で,かつユニット自体の移動も非常にゆったりとしたモノなので,早々と母星がターゲットにされることはないだろうが,母星めがけて直進する巨大兵器! というシチュエーションは,SFファンならなかなかに燃える状況。ベタベタなシチュエーションだと言われるかもしれないが,シングルモードなどでは,ぜひそういった演出を望みたいところである。
 ちなみにβ版では,CPU戦を楽しむシングルプレイとマルチプレイのみが遊べる状態だったが,メニュー画面にはキャンペーンモードの項目も用意されており,「キャンペーンモードも当然考慮している」との話であった。

 ただ過度な期待をするのは早計だ。NEW SPACE ORDER自体が実験的な作品ということで,今後の展開や予定などといった部分に関しては,まだまったくの未定なのだ。体験版の可能性などについても聞いてみたが,「知好楽でのお客さんの反応を見て考えたい」とのコメントであった。
 何にしても,いろいろな意味で興味深い本作。仮オープンしている「こちら」の公式サイト上では,スクリーンショットのほかにハイクオリティなオープニングムービーも公開されているので,本作に興味がある人はぜひ一度訪れてみるとよいだろう。
 また現在は「知好楽 新横浜店」だけで行われているクローズドβテストだが,9月16日からは「知好楽 高田馬場店」でも実施される予定。遊んでみたい!という人は,どちらかに足を運んでみてはいかがだろうか。(TAITAI)

→「知好楽」公式サイトは,「こちら」
→「NEW SPACE ORDER」公式サイトは,「こちら」

(c)2004 NAMCO LTD.,ALL RIGHTS RESERVED.



  • 関連タイトル:

    NEW SPACE ORDER

  • この記事のURL:
AD(最終更新日:2020/07/17)
NDS ナムコミュージアムDS
Yahoo!価格:16025円

ギャラクシアン3
amazon
Video Games
発売日:1996/04/26
遊遊 ギャラガ
amazon
Software
発売日:2004/04/09


4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月25日〜11月26日