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6月24日発売「スクラップランド 日本語版」って,どんなゲーム?
しかし本作が「アリス イン ナイトメア」の続編とか,何か関連性のあるゲームというわけではなく,アメリカン・マギーという名前から本作の内容を想像することは不可能に近い。「ロボット版GTA」などと呼ばれてはいるものの,読者の多くは,本作の具体的な内容はあまり把握していないのではなかろうか。
そこで本記事では,このスクラップランドのゲーム内容を紹介していく。紹介するのは序盤だけだが,本作の要素や魅力はつかめるはずだ。
主人公のディトリタスは,スクーターのような乗り物で,宇宙からフラフラとスクラップランド(惑星キメラの衛星軌道上にあるアステロイドの名前)にやってくる。この主人公の経歴や目的などは語られず,思わせぶりに話をはぐらかす部分もあり,もしかしたら何か秘密があるのかもしれない(ないかもしれない)。
・スクラップランドのジャーナリストになる
ここスクラップランドでは,ロボットは必ず職業に就かなければならないという決まりがあり,ディトリタスはジャーナリストの道を選ぶ。報道ビルという職場と,上司や相棒,さらにはヒロイン(?)が登場し,ジャーナリストとしてのミッションがスタートする。
街の工業地区にある"ジャンクヤード"では,ガンシップの作成やカスタマイズができる。ガンシップは,広大な街マップの移動に絶対必要であり,名前からも分かるように武装しており,攻撃も可能だ。ゲームが進むにつれて,さまざまな種類の船の図面やエンジン,武装を選択可能になる。もちろん高性能なカスタマイズほどお金がかかる。
・街の中をガンシップで移動する
ガンシップで街の外に飛び出してみよう。街はとても広く,そして立体的な構造だ。街マップの特定ポイントにプレイヤーが立ち寄れる施設があり,これらを行き来することで物語は展開していく。次に行くべき場所は指示されるが,基本的にはプレイヤーの意志で自由に飛び回って好きな場所に行ける。
・自由気ままに大暴れのシューティング
街マップは,単に目標地点をつなぐ移動エリアである以外に,楽しいお金稼ぎの場所でもある。あちこちを民間船,警察のガンシップ,ならず者のガンシップなどが飛び交っており,プレイヤーのガンシップは,いつでもこれらの船に攻撃可能なのだ。もちろん,民間船を攻撃すれば警察に追われることになるが,警察狩りもまた面白かったりする。
ディトリタスは,"グレート・データベース"という装置を利用することで,ほかのロボットに変身できるという特殊能力を持っている。変身可能なロボットは15種類で,それぞれ特殊能力や身分を持っている。例えば警察関係者以外立ち入り禁止の殺人現場に"巡査"に変身して侵入したりできるわけだ。しかしこの変身は違法行為で,見つかって逮捕されると刑務所送りになってしまう。
・ジャーナリストとしての仕事をこなす
とりあえずディトリタスが最初に派遣される取材先で,殺人(殺ロボ?)事件が発生する。そしてメインストーリーでは,この星で初めて発生したというロボット殺人「アーキビショップ殺人事件」(元ネタはヴァン・ダイン?)を追うことになるのだ。
このほかにも,お金を賭けて街中でガンシップでバトルやレースに興じたり,"スーパー・クレイジーベッツ"というアリーナでの試合に参加したりなど,脱線的なお遊びもいろいろ用意されている。またマルチプレイも搭載されており,オリジナルカスタマイズのガンシップで戦える5種類のゲームモード(デス・マッチ,フラッグ・ハント,ワン・フラッグ,チーム・デス・マッチ,チーム対抗フラッグ・ハント)を楽しめる。
ロボット達が繰り広げる奇妙なコミュニケーション,SFファンがニヤリとしてしまいそうなロボットのデザインや名称,設定などがてんこ盛り(とくに宇宙船レッドドワーフや銀河ヒッチハイクガイドなどのユーモア作品系を要チェック?)。日本語体験版も「こちら」にあるので,まずはぜひ一度プレイしてみよう。(Kawamura)
→日本語体験版は「こちら」
■パッケージプレゼントのお知らせ■
フロンティアグルーブが,アメリカンマギー氏のサイン入りパッケージを,近々4Gamerに提供してくれるという。本数などは未定だが,近いうちに当サイトのプレゼントコーナーでお知らせするのでお楽しみに。なお,こちらの写真はマギー氏のサインとパッケージを合成したイメージ写真で,実際とはちょっと異なる場合があるとのことなので,ご了承を。
- 関連タイトル:
Scrapland 日本語版
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