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「大航海時代 Online」開発者インタビュー<後編>:1周年記念の大規模アップデート/今後の長期計画について
2月のアップデートには,副官の育成や街の追加,職業の強化など,実に興味深い要素が盛り込まれる。現役プレイヤーだけでなく,「大航海時代 Online」に興味のある新規プレイヤー予備軍にも,ぜひ目を通してもらいたいインタビューだ。
→「大航海時代 Online」開発者インタビュー<前編>は「こちら」
■1周年記念大規模アップデートのテーマは,「成長させる楽しみの強化」
4Gamer:
では,いよいよ本題の1周年記念の大規模アップデートについて教えてください。
竹田智一氏(以下,竹田氏):
2005年8月の大規模アップデートは,プレイヤーが選択できる国籍の追加に加え,データ面を中心に拡充しました。サービス開始からあまり時間が経っていない時期だったので,システム面よりも,港やアイテムの追加に注力したわけです。
渥美貴史氏(以下,渥美氏):
大航海時代 Onlineの1周年記念となる2月の大規模アップデートでは,新しいゲームシステムを多数加え,これまでとは違った遊び方を提供していきたいと考えています。
アップデート全体のテーマとしては,「キャラクターを成長させる楽しみの強化」ですが,まずは大規模アップデートに欠かせないフィールドの追加からご説明します。新たな冒険の舞台として,多数の街が追加されます。
4Gamer:
今度はどのへんの地域が実装されるのですか?
渥美氏:
こんなものを用意してきました(追加される街が示された地図を提示)。マップ上の赤い文字が,新規追加予定の街となっています。バルト海,北海,黒海,アフリカ沿岸からアラブにかけた幅広いエリアに,多数の港を追加していきます。
かなり大規模な拡張ですね。文化/風俗に特徴のあるエリアが多いから,アイテム関連の追加作業も大変そうですね。
渥美氏:
港と港の間隔が広いところに多数の街を追加することになるため,航海時間の長さを払拭できるのが最大のポイントです。商人や冒険者の方も,危険海域に出やすくなりますしね。追加する街に登場する交易品やアイテムにより,港巡りの楽しさは格段にアップしますし,国家レベルでの同盟港争奪戦にも新たな戦略が生まれます。
竹田氏:
現状,近隣の港までの距離が,その港の価値を決めてしまっていますからね。そのあたりの経済バランスも調整しようと思っています。
渥美氏:
ネーデルランド周辺にも港を追加するので,同国の航海者は,交易も生産も,今まで以上にスムースに楽しめるようになるはずです。
4Gamer:
私の友達もネーデルランドでプレイしているのですが,現状だとかなり厳しいみたいですからね。
竹田氏:
ヴェネツィアなどは健闘しているようで,かなりの同盟港を手に入れています。でも,やっぱりネーデルランドの場合は,新規国だけに,近隣のイングランド勢力に押され気味な状況ですね。
4Gamer:
そういったパワーバランスが一変してしまうと,プレイヤー達もとまどってしまうでしょうが,小国への救済処置レベルならば安心ですね。
渥美氏:
ええ。置かれている立場の違いによって,勢力ごとに有利不利が出てくるのはやむをえないですが,どの国籍のプレイヤーにも,ゲームを楽しんでもらいたいですからね。バランシングは,適宜行っていきたいです。
……で,次に説明したいのが,いよいよ本題とも言えますが,キャラクターを成長させる楽しみを強化する「副官システム」についてです。これまでプレイヤーは,一隻の船を操る船長だったわけですが,副官システムの実装によって,自分だけの部下を持てるようになり,彼らを鍛えることもできるようになります。
4Gamer:
おお,これまた大きな追加要素ですね。副官という存在は,いわゆるNPC部下と考えていいんでしょうか?
渥美氏:
副官を持つことで,船長であるプレイヤーだけではできなかった新しい何かができるようになるのがコンセプトです。例えば,生産担当の副官を任命すると,洋上で自動的に生産してくれたりとかですね。
竹田氏:
他にも,副官に災害の対処を任せたり,他国の船から情報収集をさせたりできるようにします。また,これは12月のクリスマスアップデートにも関係する部分なのですが,自動回航は副官でも実行可能にする予定です。副官に命じて,ログアウト中に船を移動させたりですね。副官の成長具合に応じて,担当させる仕事の種類や効率も変えていこうと考えています。
4Gamer:
副官の成長ルートは一つなのですか?
竹田氏:
命じたコマンドによって成長の方向が変わるシステムを考えています。さらに,一人の副官を雇用している間に,裏でもう一人の副官を育成するなど,副官の成長をマネジメントしていけるようにもする予定です。
4Gamer:
副官にはさまざまな種類が用意されているわけですね。
竹田氏:
酒場に副官の候補となるNPCが存在することになります。この中から,プレイヤー自身が,好きなタイプの副官を選べるようにします。
渥美氏:
副官については,プレイヤーが副官の習得しているスキルを使用したり,担当させる仕事を臨機応変に変更したりなど,さまざまなことができます。大切な副官ですので,装備を変更して,お洒落を楽しむこともできます。現在検討中ですが,将来的には,キャラクターモデルとしてゲーム世界に登場させたいと考えています。
4Gamer:
副官が自分のキャラクターと一緒に歩けるようにしてしまうと,一画面に表示されるキャラクター数が倍になってしまいますからね……。実現するのはなかなか難しいでしょうが,プレイヤーとしては大いに期待したいところです。
竹田氏:
すぐには無理ですけど,先の話としては,前向きに検討しています。副官のキャラクターモデル化に関しては,気長に待っていてほしいです。
とにかく今は,将来的にいろいろな新機能を追加するための「器」を用意する段階だといえます。
4Gamer:
ちなみに,副官や「大航海時代 Online@モバイル(βサービス中)」(以下,「@モバイル」)によるログアウト中の自動回航では,船の移動にどれくらいの時間がかかるのですか?
渥美氏:
ゲーム内での航海の,約6倍の時間を想定しています。6倍は,キャラック級の船で比較した場合です。
竹田氏:
自動回航にかかる時間は,副官の能力によって多少上下しますけどね。ちょっと時間がかかりすぎだと思われるかもしれませんが,効率を高めすぎてしまうと,ゲームバランスに問題が生じてしまいます。寝ているときとか,外出中に利用するのが便利でしょうね。
もちろん「@モバイル」側と副官側の自動回航では,実行できる機能をきちんと棲み分けしていていく予定です。
渥美氏:
いずれにせよ,自動回航は副官の持ついろいろな機能のうちの一部に過ぎませんので,他にも副官を使ってどんなことができるようになるのか,楽しみにしていただければと思います。
4Gamer:
副官には,あらかじめ名前が設定されているのですか?
竹田氏:
はい,その予定です。ニックネームもつけられるといいですね。やっぱり副官に対する思い入れが変わってきますし。
4Gamer:
プレイヤーを何と呼ぶかも設定できたら面白いかもしれませんね。
竹田氏:
「ご主人様」とか「お兄ちゃん」とか(笑)。
4Gamer:
それは何か違うゲームのような気が(笑)。そこへ,さらに副官のグラフィックスが追加されたら,プレイヤー達も盛り上がりそうで非常に楽しみです。
■職業追加/職業強化で,「成長させる楽しみ」は倍増する
キャラクターの成長要素の強化といえば,やはり職業追加,職業システムの強化は絶対に欠かせません。
竹田氏:
大航海時代 Onlineでの職業は,それぞれいろんな優遇スキルを「パック」として持っていますよね。1周年記念の大規模アップデートでは,その職業ならばこのスキルが突出している,みたいな,職業の特徴化を進めていきます。
4Gamer:
つまり,「スペシャリスト」を育成できるようになるということですね。
渥美氏:
はい,まさにそういうことです。
竹田氏:
例えば「船大工」だったら,ほかの造船スキルを持つ別職業のキャラクターよりも,造船技術は高くなりますよね。
現在,「職業の差=習得する優遇スキルの差」という感じですから,そこに「専門スキル」という新要素を追加して,職業の差を明確にしていこうと考えています。
渥美氏:
追加職業に関しては,具体的に説明したほうがいいですよね。びっくりするような職業が入ってますよ。
4Gamer:
気になるなぁ,ぜひ教えてください。
竹田氏:
そんな,じらさなくていいから。悪いクセです(笑)。
渥美氏:
確かに(笑)。まずは,「パティシエ」です。
4Gamer:
……パティシエですか! それは人気高そうですねぇ。調理系で,お菓子をメインで生産してパティシエをロールプレイしている人も多いですからね。
渥美氏:
ええ。そういう人達に,より「パティシエ」らしく遊んでもらおうと。当然,新たにレシピも追加されますので,これまで以上にいろいろなお菓子を作れるようになります。
竹田氏:
パティシエの専門スキルは調理なんですが,「工芸」も優遇スキルである点が特徴です。つまり,酒や調味料も作れちゃうわけですね。
渥美氏:
次は「芸術家」です。その名の通り,音楽等の芸術系に秀でた職業になりますね。例えば,今まで音楽の演奏は,アイテムとしての楽器を使用しなければなりませんでしたが,芸術家は,スキルとして楽器を演奏できるので,多くの楽器を持ち歩く必要がなくなります。
4Gamer:
芸術家の特徴としては,ほかにどんな点がありますか?
竹田氏:
専門が美術スキルで,財宝鑑定や工芸もおさえているところでしょうか。もちろん演奏は回復手段として活用できますけど,回復だけに注目するなら,アイテムを使用したほうが効果が高かったりしますからね。
大航海時代 Onlineは,キャラクターの強弱や損得とは無関係に遊んでいる人も多いですから,きっと需要はあると思います。
4Gamer:
確かに,需要はありそうですよね。私も常に2種類以上は楽器を持ち歩いているので,スキルでの楽器演奏にはちょっと惹かれます。
竹田氏:
この他にも,「仕立師」などの生産を専門とする職業を中心に追加していく予定です。
渥美氏:
今の段階でお話できるのは,この3職業なんですけど,2月まではまだまだ時間がありますので,当然ほかの職業も追加します。
4Gamer:
予定では,どれくらいの新職業を追加する予定ですか?
竹田氏:
数については検討中です。転職クエストの問題や,バランシングの問題もあるので,慎重にピックアップしている最中です。今後の土台として,追加して意味のある職業,面白みのある職業を作りますよ。ぜひ期待していてください。
■NPC艦隊の実装で,より刺激的な大海戦が楽しめるように
軍人などの,戦闘メインのプレイヤーにも大きな変更があります。大海戦にNPC艦隊が登場します。
これまでの大海戦では,プレイヤーキャラクター艦隊だけで戦っていましたが,そこに,旗艦的なNPC艦隊が参戦することになるんです。
4Gamer:
ということは,自国のNPC艦隊を守ったり,敵国のNPC艦隊と戦うことも可能になるわけですね。
渥美氏:
ええ。倒すべき敵がプレイヤー船だけではなくなるので,戦略の幅が大きく広がります。
4Gamer:
現状の大海戦の仕様だと,いかに前線に戦力を集中させるかが,勝敗の鍵となっていますからね
竹田氏:
NPC艦隊が登場すれば,もっとゲリラ的な戦い方もできるようになります。プレイヤー船を相手にするのは怖いという人でも,NPC艦隊相手なら思いっきり戦えますからね。NPC艦隊は辺境にも配置するので,戦力の集中と拡散のバランスが,勝利の鍵になってきます。
4Gamer:
副官システムと同様,これも色々と発展させていけそうな仕様ですね。
竹田氏:
自国のNPC艦隊を成長させよう! みたいな展開も面白そうですよね。
4Gamer:
なるほど,投資や寄付のような形で,プレイヤーがなにかを提供することで,自国の艦隊がより強大になっていくと。
渥美氏:
そのほかにも,オスマントルコの大艦隊が攻めてきて,レパントの海戦が勃発! とかもぜひやってみたいですね。
4Gamer:
おお,歴史イベントはコーエー作品らしくていいですね。そういった演出も,多数のNPCをコントロールする土台が用意できれば,十分再現できるはずですし。
■その他のアップデート項目にも注目!
渥美氏:
2月の大規模アップデートでは,このほか「フランス/ヴェネツィア/ネーデルランド」に追加シナリオが提供されます。現在のシナリオの続編となります。
4Gamer:
大航海時代 Onlineのシナリオは,プレイヤーからの評価も高いですよね。シナリオを楽しむために,複数の国籍でプレイしている人も少なくはないですし。
渥美氏:
ありがとうございます。シナリオに関しては,あんまり話してしまうとネタばれになってしまうので,ここでは一つだけ。とある国のシナリオでは,Liveイベントで登場したキャラクターが特別出演しますので,ぜひ探してみてください。
竹田氏:
そのほか,2月の大規模アップデートでは,船や装備品の追加ももちろん行われますので,そちらにも期待してほしいところです。
4Gamer:
船の追加はかなり気になるところですね。どのような船が追加されるんですか?
竹田氏:
船や装備品の追加は12月のアップデートでも行われるんですが,12月は中級レベルプレイヤー向けの改造パーツが主に追加されます。2月の大規模アップデートでは,もう少し高レベル向けの改造船が見られるようになりますよ。
4Gamer:
戦列艦やクリッパーのように,船大工だけが作れる新たな高スペック船とか登場しますか?
竹田氏:
強力な船を登場させると,戦闘バランスが大きく変わってしまうので,あまりにも革命的な船は造れませんが,店でしか買えなかったガレアスが造船可能になるので,鉄張りガレアスを作れば,戦列艦にも十分対抗できる船に仕上がると思います。
渥美氏:
2月までは,まだまだ時間がありますので,この先もいろいろ新要素を加えていくことになります。今日お話できなかったことも今後続々発表されていきますので,どうかご期待ください。
■年末年始はイベント/キャンペーンが盛りだくさん
年末年始にかけて,非常に多くの新要素が追加されて,プレイヤーとしては嬉しい限りですね。
渥美氏:
まずは,12月にクリスマスイベント「Merry Christmas!」を開催予定です。明けて1月には「福袋プレゼント」みたいなイベントを用意しています。
クリスマスイベントの期間中は,ゲーム中にクリスマスツリーが登場したり,期間限定のイベントNPCが登場したり等,ヨーロッパの街がクリスマスの雰囲気で彩られます。もちろんイベントアイテムもご用意しておりますので,ぜひぜひご参加いただければと思います。
竹田氏:
その福袋は「ニューイヤーボックスイベント」と呼んでいますが,スタッフも登場して賑やかにやろうと考えています。
4Gamer:
正月の餅撒きみたいで,楽しそうですね。
竹田氏:
ええ,まさにそれです。ニューイヤーボックスはイベントNPCを通じての配布なのですが,やはり新年最初のイベントということで,日頃のご愛顧にお応えすべく,スタッフが直接,スタッフキャラクターで登場してヒントを言ったりするようなイベントになります。
渥美氏:
さらに,2月上旬には「St. Valentine's day」イベントを企画しています。これは,酒場娘が親密度に応じたお菓子をプレゼントしてくれるような内容になりますので,それまでに親密度をがんばってあげていただければと(笑)。
その後には,2月後半に「ヴェネツィア謝肉祭イベント」を行う予定です。
4Gamer:
ものすごいイベントラッシュですね。
渥美氏:
新しくこのゲームを開始する人に,大航海時代 Onlineっていろいろ面白いことやってるなと思ってもらえるよう,イベント開催は,アップデートによる機能追加と同じくらい重要に考えています。
キャンペーンに関しても,これらのイベントと合わせる形で開催していきます。
4Gamer:
というと,先日行われた「ワイン祭り」のように,オンラインイベントと,実際のプレゼントが組み合わされたようなものですか?
渥美氏:
はい,そのとおりです。ワイン祭りのように,実際のプレゼントがもらえるタイプもありますし,ゲーム内アイテムがもらえるようなキャンペーンも考えています。今後,イベントがあるときには,何らかのキャンペーンを組み合わせていけたらいいなと。
4Gamer:
プレイヤーからしたら,すごく嬉しい情報ですね(笑)。確かに,イベントとキャンペーンの連動は,大航海時代 Onlineなら違和感なく,いくらでも企画できますからね。死海の塩をプレゼント! とか。
竹田氏:
ですね。名産品の数だけ連動が考えられるので,今後もあれこれと企画していきたいですね。
渥美氏:
12月のアップデートに合わせて,「初心者Welcomeキャンペーン」のVol.2も開催します。前回のVol.1同様,製品版にアップグレードした人には,14日間の無料期間がつくので,冬休みなどを使って本作を新たに始めようかなと考えている人には,絶好のチャンスになると思います。
また,(キャンペーン期間中に限り)一定レベルに達するまでは経験値ボーナスが加算される新たな仕組みを考えているので,その意味でもさらにお得になっています。もちろん,2月の大規模アップデートに関しても,何らかの形で,そういったキャンペーンを展開する予定です。
■大航海時代 Online,今後の長期計画について
4Gamer:
そういえば,大航海時代 Onlineの拡張パックが出るとか,出ないとか……。
渥美氏:
いきなり拡張パックの話題がきましたか(笑)。
まずは,12月のクリスマスアップデート,2月の大規模アップデートに注力していきますが,並行して拡張パックを開発する体制に移行していくことになります。これまで大航海時代 Onlineでは,「月例アップデート」という形で機能拡張を提供してきましたが,拡張パックの開発が本格化することにより,アップデート方針が変更されます。
4Gamer:
月例という形でなくなるということですか?
渥美氏:
はい。今回の「クリスマスアップデート」のように冠名をつけたアップデートを節目で実施することになります。
拡張パックへの開発体制移行も理由の一つですが,1回のアップデートのボリュームを増やしたり,安定的なレギュレーションでゲームを楽しんでもらおうといった意図もあります。
竹田氏:
追加したい拡張機能の中には,月例アップデートといった毎月の締め切りがある形だと,実現しきれないものがあるんですよね。今後はシステム的に,新たな要素を積み重ねていきたいので,もう少しアップデート間隔を広げて,より充実した要素を継続的に盛り込んでいきたいと考えています。
4Gamer:
システムとしての器が,どんどん完成形に近づいてきていますからね。アイテム類などにしても,完成形に近いシステムに載せるとなると,質,量ともに膨大になりそうだし。
渥美氏:
今回の12月から2月までのイベント開催計画を見ていただけると分かるように,実際にはアップデートの合間でイベントやキャンペーンが実施されていくので,決してプレイヤーの皆さんは退屈はしないと思いますし,盛り上がると思いますよ。
4Gamer:
クラス別になった大海戦なども盛り上がりそうですしね。期待しています。
ところで,やはりどうしても気になってしまうのですが,拡張パックに関しては……?
渥美氏:
現在,開発チーム内では「EPISODE 2」と呼ばれているんですが,拡張パックでは,皆さんから要望の大きい新海域の追加が,いよいよ満を持して行われます。
未開の冒険の地を舞台に,新たな「発見」ができたり,これまで手にすることのできなかった装備品やアイテムを入手できます。
EPISODE2については,現時点ではここまでしかお話できませんが,万全の準備体制ができた時点で発表させてもらうので,どうかご期待ください。
竹田氏:
EPISODE2については,日々開発ミーティングが繰り返されています。みなさんが一番注目しているであろう新海域追加については,2月の大規模アップデートでその一端が明かされます。そちらにも注目していただければと思います。
4Gamer:
なるほど。開発作業は大変でしょうが,これからもファンのために頑張ってください。本日はありがとうございました。
精力的なアップデートにより,順調にオンラインゲームとしての「器」を拡大してきた大航海時代 Online。今後は,その器に盛るための各種要素を充実させるために,アップデートの間隔が若干開いてしまうそうだが,イベントやキャンペーンに関しては今まで以上の開催が予定されているとのこと。プレイヤーとしては一安心だろう。
大航海時代 Onlineの世界をさらに広げる「EPISODE 2」の話も少しだけ聞けたが,より具体的な内容が紹介できるのは,もう少し先の話になりそうだ。年末年始にかけての各種アップデート/イベント/キャンペーンを満喫しつつ,情報公開のタイミングを待つとしよう。
果たして,ゲーム世界の「地球儀」が完成したとき,大航海時代 OnlineというMMORPGはどのようなゲームになっているのだろうか。現役プレイヤー,ならびに今後プレイ予定の新規プレイヤーとともに,ワクワクしながら見守っていきたいところである。(Text by 大路政志 / Photo by kiki)
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