お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[E3 2003#048]EpicGames社が「Unreal Tournament 2004」を発表
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2003/05/17 14:39

ニュース

 [E3 2003#048]EpicGames社が「Unreal Tournament 2004」を発表 - 05/17 14:39

 Epic Games社は,同社の人気タイトル"Unreal Tournamentシリーズ"の最新作,「Unreal Tournament 2004」を発表した。UT2004では,何十にも及ぶ未発表のマップと2種の新しいゲームモード,さらには以前から多くのファンに期待されてきた乗車可能な乗り物を複数用意した,お宝満載の1本になりそうだ。
 話を聞けて撮影禁止のデモを見せてもらえただけで,なにも画面写真がないが,知りえた限りの詳細を掲載しよう。

 「Unreal Tournament 2004」(以下,UT2004)のゲームエンジンは,前作のものを修正/強化したもので,広い屋外でもストレスなくプレイできるのが魅力的。さらにPixelmatic社のソフトウェアレンダラーをライセンスしており,RIVA TNT世代のグラフィックチップでも十分にプレイできるようになっているという。もちろんソフトウェアレンダリングでは,現行のピクセルシェーディング技術による見事なグラフィック効果を楽しめるわけではないが,さらに大きなユーザー層を取りこみたいという同社の意気込みが見えてくる。
 さらに,本作ではボイスチャットもサポートしており,対戦中にキーボードのホットキーを押す時間さえも切り詰めたいクランメンバーやコアなプレイヤーにとっては,随分と重宝するだろう。

 UT2004には,なんと80種から90種類のマップが用意されるらしい。なにも,ほかの作品に対抗するために物量作戦でゲームを売ろうということではなく,一般のマップ制作者による比較的質の高いマップも多数インターネット上に出回っており,それに見合うだけの価値をつけるという意味合いがあるようだ。開発者も,「質が落ちるから量で勝負していると思われるのは嫌だからね」と本音を漏らしてくれたが,このマップ数のために,アクションゲームなのにCD5枚から6枚組みという巨大なパッケージになるのだという。
 これらのマップは,Unrealの世界における歴史的な戦場を表現したものだという。シングルプレイヤーモードはないものの,Unrealの世界観や歴史が深く理解できるような試みがなされていると思われる。

 UT2004には,AssaultとOnslaughtという二つのゲームモードが追加される見込みだ。Assaultはミッションベースの協力プレイモードで,一つ一つのマップに用意された目的を,仲間と力を合わせてこなしていく。デモでは,ヒューマンプレイヤーが敵の宇宙ステーションのシールドジェネレータを協力して破壊するというものが紹介され,その後宇宙ステーションを乗っ取って,敵の砲台やミサイルを使用できるようになっていた。タイムリミットがあり,マルチプレイヤーモードでシングルプレイヤーのストーリーで良くあるようなドキドキ感を表現したものだ。ミッションに勝利した時点で自動的にゲームがリセットされるようになっているのも,無駄な時間を省けるうれしい仕様である。

 もう一つのOnslaughtモードは,広大なマップの中に用意された基地を取り合うというものだ。基地にはインナーコアがあり,敵の基地を乗っ取って自分のチームのインナーコアを建設するまで守りぬけたら勝利する。一見キャプチャー・ザ・フラッグに変化を持たせたようなものだが,Onslaughtモードでは,複数の乗り物を使用できるのが大きな特徴だ。開発者は7種類は用意するといっていたが,デモ用のマップで確認できたのは,スキマーと呼ばれるバイク型のホバークラフト,1人乗りと3人乗り用のバギー,飛行艇のラプター,スピードが非常に遅いが強力なパワーを持つタンク,そして爆撃機だった。
 新しい武器には,タンクに有効なRPGや建物や乗り物などの金属に引っ付く磁石性のグレネードランチャーなどがある。ユニークなのは,クモ型の自爆ロボットを発射するバズーカで,このクモロボットは敵や敵の乗り物だけに反応して突進する。もし,付近に敵がいない場合はじっとしているので,草むらなどに潜ませておくことも可能である。

 このゲームとは別にEpic Games社は,Unreal Tournament Television(UTTV)と呼ばれる技術も開発中で,これは何百人ものユーザーが,実際に行われているゲームにアクセスして観衆として楽しめることが可能になるものだ。まるで,スポーツの生中継のような感覚で,UT2004を楽しめる日も近いかもしれない。UT2004は,2003年秋を目標に開発が進められている。(奥谷海人)


  • 関連タイトル:

    アンリアルトーナメント 2004 日本語マニュアル付英語版

  • この記事のURL:
AD(最終更新日:2022/12/17)
Best Selection of GAMES アンリアルトーナメント2004 日本語マニュアル付英語版
Software
発売日:2006/04/07
価格:
amazonで買う
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月21日〜12月22日