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  • 発売日:2006/01/27
  • 価格:オープンプライス(パッケージ版) / 月額課金料金980円
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読者の評価
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ギルド ウォーズ

ギルド ウォーズ
公式サイト http://www.guildwars.com/en/
発売元・開発元
発売日 2006/01/27
価格 オープンプライス(パッケージ版) / 月額課金料金980円
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レーティング
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その他
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このゲームの読者の評価
87
グラフ
読者レビューについて
 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
 なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
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  • 古いタイトルだが、システム、グラフィック、バランスどれもが他を圧倒 95
    • 投稿者:y(男性/40代)
    • 投稿日:2010/01/11
    良い点
    私はRPG/PvPモードのうち、RPGモードで遊んでいるのでそちらについて他のMMOとの違いを書きます。
    【システム】
    ・単調なレベル上げの必要がない:毎日毎日ひたすらレベル上げに明け暮れるのではなく、様々な目的、戦略性を持ってプレイできる。繰り返しに飽き飽きしている人にオススメ。
    ・処理が非常に軽い:グラフィックがトップクラスに美しいにもかかわらず、非常に軽い(他のゲームにやると顕著に違いが分かる)。ダンジョンなどでありがちなグラフィックの使い回しが一切ない。
    ・MOだから狩場の取り合いが存在しない:ストレスがたまらない⇒運営に不満を感じることも少ない
    ・戦略的:レベル、装備にあまり意味がないので純粋にプレイヤースキル、スキルの組み合わせで強くなれる(他のゲームでキャラクターメイクが単純だと感じている人にオススメ)。スキルが多い。組み合わせを考えることが楽しい。
    ・キャラクターメイキングが柔軟に可能:他のゲームのように育成したら簡単に元に戻せないわけでなく、いつでも変更可能。サブジョブという概念があり、戦士だけど回復、攻撃魔法が使えたりと自由度が高い。
    ・BOTがほとんどいない:装備が決定打にならないため、お金をたくさん持っていてもさほど意味がない(いろいろ着飾ることができて楽しいが)。なのでBOTは今あまりいない。
    ・ストーリーがある:他のMMOではボスというものは、MMOの仕様上「強いモンスター」程度の意味しかなかったが、このゲームにはちゃんと(?)ラスボスがいる。ストーリー性は高い。ストーリーは大陸ごとに現在4つある。

    【グラフィック】
    ・4年近く前のタイトルだが、現時点でもトップクラスに綺麗。

    【バランス】
    ・月に一回程度のスキルのバランス調整がある。初期時点でかなりバランスが高いにもかかわらず、あきさせないため「あえて」バランス調整を行っている様子。なので、○○が最強!ということが長くは続かない。
    ・ある職業が最強ということはない
    悪い点
    【ライトユーザへの訴求力不足】
    ・Guild warsのシステムはよく考えられているが、その多くは「一度量産型MMOをやってうんざりした経験がないと良さがわかりにくい」ものが多い(MOなので狩場がぶつからない、単調なレベル上げの必要がない等)。
    ・MOがMMOの劣化版だと思われがち:町からでるとそこはプレイヤーだけの空間で他人とぶつかることがないMOだが、、逆に言えば人に出会う機会が減るということ。人と出会うためにネットゲームやっているのに、会う機会がMMOより少ないのでは意味がないのでは?と感じるライトユーザがいるかもしれない。MMOの様々な問題点を解決するためMOを採用したといってもライトユーザにはよく分からない。

    【売り方、宣伝が少ない】
    ・殆どGuild warsの宣伝を見たことがない。運営は積極的に宣伝する気がないのだろう。
    ・無料期間がない:ためしにやってみようというユーザーには厳しい。お試しがあるものと、ないものが並んでいたら、あるものをやろうと考えるのが人情。
    ・宣伝不足の結果、人口はあまり多くない。もっともMOなのでそれほど感じる機会はない。

    【キャラクターのグラフィックが西洋風】
    ・WoWほどきつくはないが、ハゲ、黒人、ムキムキ、ガリガリ等、FFのようにスマートという感じではない。もちろん調整すればスマートなキャラクターは作れる。アジア圏で売ることが視野に入っていたら、彼らが喜びそうなキャラクターをもっと入れても良かったかもしれない。

    【肥大化したスキル】
    ・スキルは初期のころから増え続け、現在では1000を超えている。慣れると戦略を組むことが楽しいが、いかんせん多すぎる。
    総評
    ・世界でシリーズ累計630万枚売れたタイトルです。(単純に比較はできませんがFFで最も売れたものが400万)
    ・いろいろネットゲームを渡り歩きましたが、このゲームが圧倒的に優れています
    (私の周りでこのゲームを最後に引退した人はいても、他のゲームに移住したというひとはあまり聞きません。)
    ・ただし優れているゲームに人が集まるかというとそうとは限らないでしょう。現在日本では過疎化が進行しています。といってもいるところにそこそこいるので、探してみると良いでしょう。
    ・近い将来Guild Wars2が出る予定です。1とは連携する予定らしいので先取りでやってみてはいかがでしょうか?。将来性ありということです。
    プレイ時間
    3〜4年
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 5 5
  • 存在自体が奇跡のゲーム 100
    • 投稿者:Ur Tam(男性/40代)
    • 投稿日:2009/08/01
    良い点
    ●公平なPvP
    RPG用キャラ以外に最高LvのPvP専用キャラを
    最初から自由に作成できる。
    PvP専用キャラの装備やスキルはアンロック式。
    自由に作成・カスタマイズが可能です。

    ●8種類の色々遊べるPvP形式
    パーティサイズは1on1、4on4、8on8、4x3on4x3。
    パーティの組み合わせはランダム式のものもあり、
    暇な時など手軽に一人で参加することが可能。
    ルールは形式によりそれぞれ異なります。
    8on8のGvGと1on1のヒーローバトルは
    公式戦以外にもトーナメントが毎日開催され、
    毎月一回、世界一を決定するトーナメントが行われます。
    トップランカー達の戦いは観戦することも可能です。

    ●1300を越える多種多彩なスキル
    メインとサブの職のスキル170〜280個の中から
    8個を自分で組み合わせて戦います。
    町ではサブ職やスキルの組み合わせは
    自由に何度でも変更することが可能です。
    RPGの敵もプレイヤーとおおよそは同じルールの下に
    職とスキルが構成されており、多彩な戦略を用いてきます。

    ●RPGモードでも戦いは戦略的
    RPGの敵は基本的に無限に湧いて出てくることはありません。
    MMOと違い、全てのエリアの敵は進入する度に新たに生成され、
    エリア毎にその数や生息地域はあらかじめ決められています。
    敵はほぼパーティ単位で行動しており、
    その構成はプレイヤー同様に前衛中衛後衛が存在し、
    回復はもちろん、蘇生スキルを使用する場合も普通にあります。
    ただクリックしているだけじゃない、
    歯ごたえのある楽しさがあるのです。

    ●完結するシナリオ、かつ繰り返し可能なRPGミッション
    物語は責任もって、しっかり完結しています。
    キャンペーン毎にシナリオは独立していますが、
    背景は連動しています。
    しかし、全てをクリアしても物語上の謎は残されており、
    続編へ期待する要素「引き」もバッチリと言えるでしょう。

    シナリオはおおよそミッションによって進行されますが、
    ミッションは何度でも繰り返しプレイすることが可能です。

    ●ルーラ的移動
    いつでもどこにいても、一度行った事のある町ならどこでも
    一瞬で移動することが可能です。
    マジックパワーも消費しません。

    ●Lv上限の低さとやりこみ要素もあるよ
    Lvの上限は20です。
    これはやろうと思えば一日で上限に達することも可能です。
    その一方でやりこみ要素としては称号のランクがあります。
    称号は複数種類あり、その称号に関連するRPG専用スキルは
    ランクが上昇するごとに多少性能が上がりますが、
    ランクを上げるのはLvを上げるほどには簡単ではありません。

    ●インターフェースのカスタマイズ性
    インターフェースは自由にカスタマイズできます。
    配置位置はもちろん、それぞれパーツサイズも
    ドラッグすることでスムーズに拡縮することが可能です。

    ●翻訳の出来
    センスと知識のある面白い人が
    翻訳していると思います、たぶん。
    誤訳はたまにしかありません。

    ●世界で単一のクライアント、同時アップデート
    ユニコードに対応しており、
    中国語や韓国語の名前も文字化けしません。
    アメリカ人にも日本語名はそのままの表示で
    見えています。
    (チャット文章は言語区域に毎に言語を限定されます。
    言語区域も自由に変更・移動することが可能です)
    言語表記は設定で自由に変更可能です。
    プレイ中もCtrlキーを押しっぱなしの間は一時的に
    英語表示などにすることが可能です。
    言語ごとにクライアントが違っている、
    なんてことは無いため、
    アップデートは世界の全てのプレイヤーが同時に、
    公平に受けられるのです。

    ●単一の、いわゆる「鯖」
    他のゲームではレルム等呼ばれるものが
    このゲームにはありません。
    「鯖」が違うから一緒に遊べない!
    なんてことはありません。
    みんな一緒に遊べます。
    悪い点
    ●シナリオが欧米向け
    システム的にはグローバルなコンセプトで
    作られていますが、
    シナリオやNPCキャラクターの設定は
    完全に欧米向けの嗜好になっていると
    言えるでしょう。
    これは悪いというわけではなく、
    個人的には好きなぐらいですが
    日本人一般の好みには合わないでしょう。

    ●実力主義
    レベルや装備だけでは強くなれません。
    他のMMOを駄菓子屋ゲームに例えるなら
    このゲームはゲーセンの対戦格闘ゲームです。
    時間をかけてもゲーマー的な素養の無い人、
    磨かない人は強いプレイヤーにはなれません。
    そういう人を馬鹿にしたり罵倒したりする
    腕のいい「ゲーマー様」もいます。
    要するに残念ながら人を選ぶゲームです。

    ●GvGにはヴォイスチャットがほぼ必要
    家庭の事情などによりヴォイスチャットが
    できない人(特に発言できない人)は役割も限定され、
    GvGを十分に楽しむことができないかもしれません。
    このゲームは腕もさることながら
    メンバー間の情報伝達がとても重要です。

    ●運営格差
    欧米のアカウントでは実装されている有料サービスが
    日本のアカウントでは実装されていない場合があります。
    具体的にはストレージの拡張やスキルのアンロック、
    名前やキャラクターの容姿、性別の変更などです。
    また日本のみ他のゲームから見ると比較的リーズナブルな
    月980円の課金制度を利用することが可能ですが、
    その弊害でパッケージの価格は値下げが行われず、
    現在では欧米のものの2倍以上と非常に割高になっています。

    ●フリートライアルがない
    以前は存在していましたが、
    1年半以上前に撤去されてしまいました。
    欧米のアカウントではフリートライアルはありますが
    アカウント取得の手続きは英語でのやりとりのため、
    敷居が少々高くなってしまいます。
    日本人の過疎がかなり深刻ですが、
    新規獲得や復帰者を誘導するためのNCJの営業的努力が
    まったくなされていないことが残念です、というか理解不能。

    ●エリートミッションが憶えゲー
    RPGプレイヤーにとっては最骨頂といえる
    エリートミッションですが、
    難易度を高くするために、
    憶えゲーになってしまっています。
    これは何かちょっとずれてる感じがします。

    ●PvPよりRPGのほうが優遇されている
    他のMMOでは特典的にPvPをやらないと貰えない装備等が
    ありますが、このゲームの場合は逆で、
    RPGキャラでなければ装備できないものはあっても
    その逆はありません。
    PvPキャラは実用本位でしかありません。
    強いてあげればトーナメントで上位入賞すれば
    ギルドマントの縁に金銀銅のゴージャスな縁がつくぐらいですが
    それを享受できるのは世界で一握りの層のみです。
    総評
    存在自体が奇跡のように思える、
    そんなゲームはこれ以外にはありません。
    このゲームを特にオススメできる層は、
    対戦モノや戦略系シミューレションなどを好む方かもしれません。
    逆に一般的なMMOを好む方には不向きでしょう。
    ゲーマーと自認する方はやっておいてまず損はありません。
    上には触れませんでしたが、
    音楽やビジュアルも素晴らしいセンスとクオリティです。
    クライアントの挙動も軽快で、天才の仕事というものを実感できます。
    続編も製作中ですから、今のうちに現行のものを
    プレイしておくことをオススメしたいです。

    というのもストーリー的なものもそうですが、
    続編が現行の作品よりも面白くなるとは必ずしも言えないからです。
    続編はかなり大掛かりなシステム上の変更がアナウンスされており、
    その結果が残念なものであった場合、
    本当に素晴らしいGuild Warsを楽しむことができるのは
    まだ人が残っている今しかないと言えるかもしれないからです。
    プレイ時間
    -
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 5 5
  • WoW以降、唯一成功したMMOは尖った仕様 90
    • 投稿者:Thuban(男性/30代)
    • 投稿日:2009/08/01
    良い点
    ■スポーツライクなPvP
    ⇒最高レベル・最強装備のキャラをすぐに作れるので、レベルや装備による差はありません。高度な状況判断や反射動作が求められるので上手い下手が顕著にでます。たとえば「あと??秒で相手の??というbuffが切れるから、相手はもう一回そのbuffを使おうとするはず。その瞬間に中断スキルを使おう。」といったような事を色々と並行して行うことになります。

    ■ユニークなスキルの数々
    ⇒Guild Warsには何百というスキルがありますが、各キャラにつき8つまでしか戦闘に持っていくことはできません。なので、持っていくスキルを決めなくてはならないわけですが、単体だと役に立たなそうなスキルでもある組み合わせをすると急に強力になったりするので、そういう発見があるとうれしいものです。また、流行の構成に対して対策を考えたり、プレイスタイルによって調整したりするのもGuild Warsの楽しみの一つです。

    ■超親切設計
    ⇒マップ移動は一瞬ででき、キャラクターのポイントの振り直しは自由。ソロで遊びたければ無料でNPCの傭兵を雇ってチームを編成でき、Nightfallを導入すればそのNPCのスキルや装備をカスタマイズする事さえ可能です。ユーザーインターフェイスも必要十分な情報が簡潔にまとまっていて、サイズや位置を自由に配置し直すこともできます。

    ■各国サーバーをシームレスに移動可能
    ⇒ゲーム内のプルダウンメニューから、ヨーロッパ、アメリカ、韓国等のサーバーに簡単に出入りできます。特にアメリカサーバーには人が非常に多くいるので、日本人でもアメリカサーバーでプレイしている方は多いでしょう。ちなみにGuild戦等のPvPは世界中のチームから対戦相手をマッチングするので、遊ぶ相手に困るなんてことはそうそうありません。
    悪い点
    ■チームを組織するのが大変
    ⇒Guild Warsの最大の欠点はこれでしょう。ギルド戦は8人より1人でも多くても少なくてもダメなので、気軽にというわけにはなかなかいきません。また、連携が非常に大事なのでメンバーを固定しないとそうそう上位に食い込めないという事実も、チームを組織する難しさに拍車をかけています。

    ■日本人が少ない
    ⇒日本人とだけ遊びたいという人は、まず間違いなく「村社会」の中で生きていくことになるでしょう。ギルドの選択肢も少ないです。

    ■やや底の浅いPvE
    ⇒多様なマップを攻略しながらストーリーを進めていくタイプのものです。良くできてはいるので一通りプレイする分には十分楽しめます。ですが、繰り返しやるほどの魅力は残念ながらないように思います。エンドゲーム用のダンジョンがいくつか用意されていたり、ボスがレアドロップしたりもしますが、別に苦労しなくても最強装備のPvPキャラが作れてしまうゲームの仕様もあり、どうもいまいち盛り上がりません。
    総評
    日本ではあまり評価されていませんが、個人的には歴史に残る傑作だと思います。チーム戦でのガチンコバトルの面白さは、他の追随を許さない出来で、うまく連携できて勝てたときの達成感はちょっと他のゲームでは味わったことがありません。次回作を開発中とのことで楽しみにしています。
    プレイ時間
    -
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 5 5 4
  • PvPに限ってのレビュー 95
    良い点
    PvP――
    この言葉が世に現れ、いくつもの作品が挑戦を続けた中で、「闘技場という閉鎖空間内での技術比べ」という一定の答えを出したのはこの作品である。
    豊富なスキルをスロット性という枠で囲い、「メタゲーム」というカードゲームにおける主流に対抗する概念を導入。
    その上でデータを均一化し、アジアンネットゲームステージに吹き荒れているアバター要素を加えたことも、成功を助長した大きな要素であろう。
    そう、紛れもなくこの作品は大きな成功を収めた秀作である。
    同時期に発売されたMMOでもっとも比較されるのはWorld Of Warcraft、そして集団PvPをフューチャーしながら小規模PvPへと変貌していた老いた英雄DAoCがあげられる。
    モンスターMMOとして名高いWoW相手に、初手のセールスこそ負けたものの善戦し、運営元であるArena.netの名声に一役買ったと思われる。
    おそらくはもっともWoWを相手によく戦ったライバルとして、そしてひとつのジャンルにフォーカスした作品も良作であるという証明として、ゲーム史に残るべき作品だと私は思う。

    内容的にはMMOでいうデータ勝ちがほぼ不可能であること、ランキングがあること、ギルドというコミュニティーがそのまま戦力に繋がること。
    これらが既存のデータ重視のMMOPvPシーンに飽きていた層をがっちりとキャッチし、もっともe-Sportsに近いMMOとしてギルドウォーズをつくりあげている。
    ここに至るまで数々のバランス修正があったが、運営の比較的フレキシブルな対応と、ユーザー側の積極的なアプローチがよい環境を育んだのも大きな要因であろう。
    同時期にサービスインした洋MMOにおいて、フォーラム運営を積極的に行った作品は良作として記憶している。

    8on8というギルド戦において、主軸となるのは戦術とプレイヤーの腕、である。
    時間の比較的とれない層でも楽しめるよう、キャラクターの育成は極力手間がかからない形になっており、配慮が見られた。
    当時、PvPといえばレベルを最高にし、装備を整えてから出場するものであった時代である。非常に革新的なシステムである。
    悪い点
    残念なことに、もはや老いたタイトルである。
    やはり、人間の好奇心を永久に持続させることはできない、たとえそれがPvPという人対人の思考ゲームだとしても。

    もともとがある程度の人数、ギルド戦にしても何にしても、まともに勝ち負けを競うのが目的であれば片手の指程度の人数が必要となるゲームであり、サービスインからの日にちから考えても正直なところ、今から遊ぶのはお勧めできない。拡張パックの打ち止めの発表もあり、日本人として活動するには少々酷な環境であろう。
    この問題はサービス直後からちょくちょく指摘されてきたことで、いわゆるカジュアル層には非常に酷なゲームであった。
    いくらランキングがあり、マッチアップも限定されるといってもそこに勝ち負けがある以上、カジュアル層とコアゲーマーでは意識に差がありすぎる。
    とくに勝ち負けを競う中なので、戦術議論がより激しくなってしまい、多くのコミュニティーが崩壊していく例を私は見てきた。
    このしがらみをシステムで解決できなかったのがもっとも悪いところであり、克服しがたいところなのかもしれない。

    また同様に、本作品の初期、韓国チームが竹島問題を題材にしたギルドをつくり、それを作為的に優勝させるという事件が起きた。
    ゲームが非難されるのは何もバイオレンスやエロスだけではない、政治的な利用も可能なのである。
    それをさせないことこそが、ゲームの自主自立、表現の自由という娯楽の最大要素を守ってくれることを、ユーザーも広く認識しなければならない。
    総評
    私はおそらくこのゲームを長く楽しんだ方だと思う。
    その中で、やはり人と協力して遊ぶことの楽しさを、議論し、結果を導き出す過程をゲームで楽しめたのは非常によかったと思う。
    想い出のつくり方は人それぞれだが、このゲームの記憶はほかのそれとはちょっと違う。
    はっきり言おう、私はこの作品を遊んだものとして、この作品を愛している。

    ゆえに、ギルドウォーズ2をまっている。発表からだいぶ年数が経過しているが、この作品への愛情を持つものはみな、2を期待していると思う。
    今後の4Gamerさまの情報を期待しています。ギルドウォーズはまだ死んでいない、2という拡張を待っているのだから。
    プレイ時間
    -
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 4 4 5
  • guild wars 100
    • 投稿者:gunz(男性/40代)
    • 投稿日:2009/07/21
    良い点
    ■本気でフェアなPvPができる点 レベル・装備の差、人数差がでない対戦システム。&職バランスが神。
    なのでMMOでよくある"廃人だけが強い"ということがない。個々の戦況判断力とチーム連携ができるかどうかが鍵。>俺TUEEE厨がいない。
    PvPなら最初からlv20のカンストキャラが作れて、装備も最低限だがMAX品を作る事ができるので、RPGをやらなくても、始めてすぐに対人戦を楽しむ事ができる。
    全世界のプレイヤーと対戦できる。

    ■RPGのストーリーが素晴しい。昔のFFやドラクエやってたときみたいに、話の続きが気になる、引き込まれる思いをしたのは、ネトゲではこれが初めて。(特にC1〜拡張版)
    ストーリーを進めていく過程で自然とLvカンストする。面倒くさい経験値貯めとは無縁(maxはLv20)
    MORPGだから狩り場の取り合い、取得物のいざこざなどがない。
    グラフィックも◎。(好みはあるだろうが)質の割にはクライアントが軽い。
    フィールドの動植物や自然の造詣の作り込みがすばらしい。砂漠-ジャングル-草原-雪山など、様々な景色が楽しめる。
    ■音楽とか正直泣く。ゲームミュージックという枠を超えて普通に普段聞いていたいと思う。
    ■運営はNCJ、開発はArenaNet(鰤中枢が数名参画) NCJは基本放置運営だがAnetの対応は早いし親切。
    ■リリース4年目で今ではチャプターがC1、C2、C3+拡張版がでていて
    ボリュームもたっぷりある。一ヶ月980円でその全部が遊べる。
    ■インターフェイスの細かいカスタマイズが可能
    ■Botがいない
    悪い点
    ■日本人が少ない。ソロでも十分遊んでられるけど、自分にあったギルドに入れないとつらい事もありそう。世界各国の鯖が行き来自由なので、何かしら外国語ができれば、PvP,RPGの時にPTには不自由しないと思う。
    ■運営には期待しない方がいい。運営主導のイベント等は皆無。GMも滅多にみない。
    ■wikiが英語版しかない(日本語版もあるが古い)
    総評
    人が少ない点をのぞけば、これ以上ない良ゲーだと思います。ボリュームあるコンテンツが月額980円、パッケ買ってしまえば半永久遊べるのも良心的な価格だとおもう。
    人が少ない点をカバーするのに多少労力が要るかもしれませんが、公式サイトやブログを探せばいくらでも協力してくれる人はいると思います。
    残ってるプレイヤーはやり込んでる人が多く、みな新規に親切です。(多分)
    まぁ、ぶっちゃけソロでもいけるけどね。
    常にレベル上げや、レア狩りしてないと、みんなに置いて行かれるor PvP遊べなくなる!という事もないので、自分の遊びたいときに遊んで、飽きたら少し間を置いて、
    といったような息の長い付き合いのできるゲームだと思う。
    その点、自由な時間が限られる社会人に合ってる気がする。
    本当に質のいいゲームです。「何かいいネトゲないかな」と思ってる人は
    ぜひやってみてください。
    プレイ時間
    -
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 5 5 5
  • 海外ゲーム好きには評価高いが・・・ 30
    • 投稿者:あらも(女性/40代)
    • 投稿日:2008/11/24
    良い点
    課金が安いことでしょうか。
    悪い点
    グラフィックは日本人にはなじむのが辛い海外のフェイスタイプです。
    古参ばかりでユーザーが固定化しています。
    新規がいないので全体的に少数です。
    同時接続はピークでも1000は超えていません。
    戦闘以外は楽しめるものはなく、コンテンツは浅いです。
    総評
    人が少なくてオンラインゲームとして成り立っているのか疑問です。
    プレイ時間
    -
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    1 3 1 3 2
  • とにかく神ゲー 100
    • 投稿者:sugo9sugo(男性/40代)
    • 投稿日:2008/11/15
    良い点
    人生でこれほどまでに熱中したゲームは恐らく今後も出てこないだろう。この時代に生まれて来た事に感謝できる程のマルチプレイ・オンラインゲーム。


    ・怨恨無くプレイできる競技系の白熱したPvP

     ⇒マジック&ギャザリング等トレカシステムを参考にした柔軟なキャラメイク
      +チームを組んでリアルタイムに対人戦を行うFPSの熱いシステム
      +伝統的な中世ファンタジーの世界観による剣と魔法の戦い

     ⇒8vs8のギルドバトルは世界レベルでトップを目指せる究極のPvP

     ⇒ちょっとの時間で気軽に遊べる忙しい社会人にもプレイ可能な嬉しい設計

     ⇒時間に余裕がある人にはRPモードで育てた自分だけのグラフィックで対戦する事が可能(強さは一緒)


    ・決してオマケでは無い良く作り込まれたRPG

     ⇒評価の高いキャンペーン1の荘厳な世界観、子供だましのグラフィックでは無い!

     ⇒アメリカテイストでライトではあるが気が付くと引き込まれている秀逸なシナリオ達

     ⇒やり込み要素も満載、ライトなユーザにはライトにもプレイできる柔軟さ

     ⇒よくありがちなレベル上げゲームとは一線を画したシステム、星の数ほどあるクリックゲームは足下にも及ばない!


    ・MTVで新設されたビデオゲームスコア部門で1年目の大賞を受賞したジェレミー・ソウル氏作曲の渾身のBGM


    とにかく、USのパッケージが安いですので、円高な今の内に、まずはC1~C3のセットを買っちゃいましょう!それから拡張番のEotNも!!!気になる方はC1のみ$11、2ドルで買ってしまって、追加で買い足すのもアリです。(PvPメインでやりたい方は全てのスキルが使えた方が良いと思いますので、一気にパッケを揃えてしまってOKです。)
    悪い点
    余り宣伝していない為、日本人のプレイヤーが少ないと言われている。

    ⇒但し、居る所には居る。自分に合ったギルドを探すまでが大変。

    MMOと異なり、各町がロビーになってはいるが、探索エリアはプレイヤー毎に生成される為、RPモードで敵と戦っている時に、他のプレイヤーに遭遇する事が無い。

    ⇒ちょっと寂しい。

    という事で、自分に合った日本のギルドを探すまでが結構ホネです。日本公式の募集掲示板で探したり、という感じ。USやヨーロッパではこの製品は売れたらしいので、どこも人がわんさか居ます。
    総評
    とにかくPCゲーム好きなら一度は要体験です。USのAmazon.comで今すぐゲットです。
    プレイ時間
    -
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 5 5 5
  • 数少ない"本物の"アクションRPG 80
    良い点
    ・スキルバランスが絶妙
    もう何百種類あるのか分からないほどの量があるGuild Warsのスキルですが、それぞれ個性豊かなのにもかかわらず、極端な優越の差がありません。しかもPvE(対モンスター戦)ではなく、PvP(対人戦)がメインのゲームで、ですよ? 「Magic: The Gathering」のバランサーが携わっているというも納得です。

    ・あらゆるシステムがスマート
    街の移動がワンクリックで行えたり、スキルポイントの再割り振りがいくらでも行えたりと、普通のRPGで面倒くささを感じさせる部分が大胆にカットされています。にもかかわらず、ゲームとしての面白さが損なわれていないのはつくづく不思議に思えます。ありとあらゆるシステムがスマートで、コアゲーマーならゲームシステムを理解するにつれ唸らされることでしょう。そういえば、フォルダ内にあるプログラムファイルが1個だけだったのには驚きました。

    ・ギルドバトル
    8人編成によるチーム同士が戦うギルドバトルでは、瞬時に膨大な量の情報が飛び交います。ボイスチャットが無いと話にならないほどで、誰一人として手を抜いても勝ち抜くことはできません。そんな中で8人の連携がうまく決まったときの快感は、他のゲームではちょっと味わえない域に達してますね。当時所属していたギルドは残念ながら解散してしまいましたが、あれは過去のゲーム暦を振り返っても指折りの刺激的な体験だったと思います。
    悪い点
    ・どうやって自分に合ったギルドを見つけるか
    良いギルドに巡り合えれば面白さは保障しますが、逆に、ギルドに入れない場合はちょっぴり孤独になります。最近では日本サーバーのdistrict(サーバーのようなもの)が少なく、海外プレイヤーとの交流は避けられません。そういった状況で自分に合ったギルドを探さねばならず、これらを自力で乗り越えられる気概が無いと、ちょっと厳しいかも。
    総評
    ・本作をプレイせずしてアクションRPGを語ることなかれ
    Bill Roperばかりが(メディアで)ちやほやされがちなBlizzard出身者ですが、Guild Warsの開発陣には、かつてあの会社で実際に開発に携わっていた中心人物らが数多く名を連ねています。日本人が新規で遊ぶにはハードルが高いものの、オンラインRPGが本気で好きな人なら、避けては通れない一本でしょう。
    プレイ時間
    -
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 3 5 4 3
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