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[E3 2008#38]大幅変更が発表されたばかりの「Warhammer Online」をE3会場でチェック
その二つの首都をめぐる攻防にリソースを集中させることで,滞っている開発を進展させ,RvR(レルム対レルム)ゲームとしての面白さを際立たせようというのが狙いであるようだ。
このことに関して,デモを担当してくれたMythicの開発者は,「このゲームが何であるかを,ローンチ時点からゲーマーに正しく理解してもらうため,あえてシンプルな形でスタートさせることになった」と話す。プレイアブルなクラスも削減されるなど,ローンチ時点でのゲーム性の縮小は否めないものの,とにかく市場の50%近くを握る「World of Warcraft」と,それに一矢報いた「Age of Conan: Hyborian Adventures」の成功に,少しでも早く追いつきたいという思惑もあるようだ。
また,現行のβテストではギルド向けの仕様調整が行われているらしく,ギルド専用のバナー(旗)の製作/登録ができるようになっていた。このバナーをギルドメンバーの一人に持たせ,「旗持ち」に指名することで,そのバナーの周囲ではコンバットボーナスが得られるとのこと。なお,ゲームにはすでに400種類ほどのアーマーセットが用意されており,ギルドのイメージカラーを統一するための染色システムも確認できた。
ローンチ時におけるコンテンツの縮小が発表されているとはいえ,20種類のプレイヤブルクラスが存在するなど,決してコンパクトとはいえないヴォリュームが本作にはある。今回のE3で紹介されたのは,High ElfのクラスであるWhite Lionで,キャラクターの成長と共にペットであるライオンも成長していき,ライオンを訓練するための専用のスキルも用意されているという。ライオンに,敵を自分の方向へプッシュさせるといった協力プレイも可能で,WARの中でも一際タクティカルなクラスといえそうだ。
新しいビルドでは,ミニマップに戦場の方向が赤く表示されるとった追加も行われている。照明効果も一新され,たいまつの明かりが周囲を照らすような,リアリティあるグラフィックスになってきた。現在,2万人規模のβテストが行われているが,人数枠は徐々に拡大していく予定だという。「Dark Age of Camelot」を例に挙げるまでもなく,手堅いMMO作りには定評のあるMythicだけに,ローンチ時におけるゲーム内容の縮小で,今後の開発状況が好転することに期待したい。
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Warhammer Online: Age of Reckoning
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