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ラージスケールRTS「Cossacks II:Napoleonic Wars」の詳細がいよいよ明らかに | - 2003/06/12 21:52 |
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圧倒的な迫力の"合戦"を見事に表現した秀作「Cossacks」(邦題:コサックス)シリーズ。その最新作「Cossacks II:Napoleonic Wars」の詳細が,いよいよ明らかになってきた。 一応説明しておくが,Cossacksとは,16〜18世紀のヨーロッパを描いた歴史RTSシリーズである。最大8000ものユニットによって繰り広げられる壮大な戦いの迫力は,従来の「ゲームの戦闘シーン」の概念を根底から覆すほどの出来栄え。全世界で100万本以上のセールスを記録したという実績が,その戦闘描写がいかに素晴らしく,またそれ(戦闘描写)が,歴史ゲームファンにとっていかに魅力的だったかを表わしているといえる。 (ちなみに前作のレビュー記事が,当サイトの「ここ」や「ここ」に掲載されているので,興味があるユーザーはぜひ参照してほしい) ここで紹介する「Cossacks II:Napoleonic Wars」(以下,Cossacks2)とは,そんな全世界100万人(かどうかは知らないが)のCossacksファンが待ち望む,超期待の歴史ストラテジーゲーム最新作である。 Cossacks2では,ゲームの舞台を世界史上もっとも有名な人物といわれるナポレオンが活躍した時代のヨーロッパに移し,フランス,イギリス,オーストリア,プロイセン,ロシア,エジプトという,当時の列強6か国による熾烈な戦いを描き出していく。 本作の最大の特徴は,兎にも角にもその圧倒的なスケールの大きさに尽きる。前作の8000ユニットでも戦闘時の迫力は相当なものだったが,最新作であるCossacks2では,なんと前作の8倍に当たる6万4000ものユニットが,一つの戦場で展開できるというから,まったく驚くほかない。思い起こせば,元々は最大3万2000ユニットという触れ込みだった本作。ここに来て6万4000という数字を出してきた背景には,ライバル的作品であるTotal Warシリーズが1万ユニット以上の戦いを表現してきたから,というのがあるのかもしれない。 ともかくこの数字が意味するところは,少なくとも見た目上は,当時の戦いが"そっくりそのまま再現されてしまう"という点であり,それがどれだけ素晴らしいことか,歴史ゲームを好きな読者にはお分かりかと思う。 また当時の戦闘を再現するという観点から,戦闘部分では,兵士の隊形や士気,疲労度,訓練度(戦闘経験値)などといった要素に重点が置かれているようだ。そしてそれを表現するために新たなAIが組み込まれ,隊形を崩して逃げまどう歩兵隊や,逆に果敢な突撃を敢行する騎兵隊などを,ゲーム中で表現しているという。 ただ戦闘部分の複雑化に伴い,内政システムについては若干の変更がある模様。詳しいことは分からないが,どうも簡略化する方向性になっているようだ。戦闘描写こそCossacksのCossacksたるゆえんだと思っていた筆者は,これには両手をあげて賛成したい。 もちろん本作では,歴史に沿ったシングルキャンペーンモードが用意され,個性的な将軍達も登場する。なかでも個人的に興味をそそられたのが,歴史上の会戦を複数のプレイヤーで楽しめるモードがあるという点だ。これまた詳細は分からないが,将軍一人一人にプレイヤーが成り変わって,"当時の戦いを体験できる"ということなのだろうか? その内容が気になって仕方がないところだ。 さて,さんざん煽っておいてアレなのだが,発売日の発表はまだされていない。E3の資料には「2003年内」と書いてあったが,ぜひ今年中に遊べることを期待したい。 本作は,歴史ゲームファンならば絶対に注目しておくべきタイトル。当サイトでも,今後の動向(日本語化の情報なども含めて)を逐次追っていくつもりだ。(TAITAI) →当サイトの内の「Cossacks II:Napoleonic Wars」の特設ページは「こちら」 |
- 関連タイトル:
コサックスII〜皇帝ナポレオン〜
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