広告企画
【PR】テストで明らかに。「PCIe Sound Blaster Recon3D」がボイスチャットにも最適なサウンドカードである理由
ただ,そういう話のなかで見過ごされがちなのが,ボイスチャット関連の品質や機能である。手元でどんなマイクを使っても,その声を聞くのは自分ではなくチャット相手なので,「とりあえずWindowsからマイクが認識されて,相手に伝わっているようならそれでいい」という人も多いのではなかろうか。
だが,マイク周りは,ちょっとしたことでチャット相手に大量のノイズを送りつけることのある“鬼門”でもある。ノイズが多ければゲームの音やボイスチャットの内容を聞き取りにくくなり,ゲームプレイやコミュニケーションが阻害されるのだ。
仲のいいフレンドなら注意してくれるかもしれないが,そうでなければ,以後ボイスチャットを避けられる可能性もあるだけに,マイク周りは気を付けておきたいところ。とくに,昔買ったPCに付属していたような単体マイクをそのまま使い回したり,数百円程度で購入したヘッドセットを使ったりしている場合は要注意といえるだろう。
ラインナップは“無印”の「PCIe Sound Blaster Recon3D」と,「PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio」「PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion」の3モデル。4Gamerでは今回,PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio(以下,Recon3D PA)を2枚入手できたので,1人だとなかなかテストしづらいテスト,具体的にはボイスチャット周りを中心にテストを行い,PCIe Sound Blaster Recon3Dを導入することでどういうメリットがあるのかを明らかにしてみたいと思う。
バーチャルサラウンドなど出力系機能だけでなく
マイク入力時の機能強化も図られたRecon3D
Creative独自のサウンド技術として,映画館や映像&音響機器の品質チェックを専門とする企業・THXの監修を受けた「THX TruStudio Pro」(THXトゥルースタジオプロ)というものがあるが,Sound Core3Dは,そのハードウェアアクセラレーションに対応する。つまり,前述したバーチャルサラウンドサウンド出力などを,Sound Core3Dなら,CPU負荷なしで実行できるのだ。
※1 リアルタイムでノイズ判定を行い,ノイズだと判断された周波数帯域の信号を相対的に小さくすることで,ノイズを低減する機能
※2 小声でしゃべったりしても,ある程度の音量で相手に聞こえるよう,音量を調整する機能
※3 スピーカーとマイクを同時に使用したとき,スピーカーの音をマイクが拾ってノイズになる「エコー」を発生しづらくする機能
Beamformingマイク。両端にうっすらと2つ見える穴のところにそれぞれ無指向性マイクが内蔵されており,これを専用コントロールパネルから制御することで,マイクの指向性(≒どの範囲の音を拾うかの設定)を変えられるのが大きな特徴だ |
Recon3D PAとBeamformingマイクの接続イメージ |
これはAcoustic Echo Cancellationとも関連するのだが,スピーカーと単体のマイクを併用しようとすると,マイクがスピーカーの音を拾ってしまい,ノイズとなる現象が発生しやすくなる。その点,Focus機能を使って,Beamformingマイク正面にいるプレイヤーの声だけを拾うようにすれば,お気に入りのスピーカーから音を出力しながら,マイク入力も行えるようになるという理屈だ。
なお,Beamformingマイクは,PCIe Sound Blaster Recon3Dの上位2モデルだと標準で製品ボックスに付属。最下位の“無印”モデルでも,別売りオプションを購入すれば利用できる。
ゲームサーバー越しのボイスチャットから
明らかになるRecon3Dのマイク入力性能
いま紹介した入力系の機能にどういった効果があるのか,序盤で予告したとおり,1人ではなかなかやりにくいテストを行ってみよう。今回は実際にPCのマルチプレイ環境を構築すべく,ライターの米田 聡氏に協力を仰いで,氏が運営している「Enemy Territory: Quake Wars」(以下,ETQW)のゲームサーバーへアクセスすることにした。
Recon3D PAの比較対象としては,Recon3D PAを差したASUSTeK Computer製マザーボード「Maximus IV Extreme」のオンボードサウンド機能を用いる。Maximus IV Extremeのサウンド機能を提供しているのは,Realtek Semiconductor製のHD Audio CODEC「ALC889」であり,「多くのマザーボードに採用されている,ごく一般的なオンボードサウンド機能」と紹介して問題ないだろう。
具体的なテスト方法だが,米田氏には,氏の事務所内に置いたPCから,ETQWのゲームサーバーへインターネット経由でログオンしてもらうことにした。一方の筆者も,やはりインターネット経由でゲームサーバーへログオンする。そこで,ETQWのゲーム内ボイスチャットシステムを使って米田氏にしゃべってもらい,それを筆者が聞き,かつ録音するという流れになる。
下に示したのは,米田氏に,氏の事務所内で発声してもらい,それをそのまま録音したものになる。Recon3D PAでは,Crystal VoiceからNoise Reduction,Smart Volumeを有効化している。Smart Volumeの設定スライダーは60%の位置だ。
なお,ここでマイク入力に用いているヘッドセットはCreative製の「Sound Blaster Tactic3D Sigma」である。
これは「入力時点での音質差」を比較したものだが,マザーボードのマイク入力は根本的にノイズが大きい。また,マイクが拾う声の音量が安定しないことがあるのも分かるだろう。
その点,Recon3D PAは非常にクリアだ。インターネット経由で音を相手に伝えることを考えると,“上流”ともなるマイク入力部分の音質は確保しておきたいところだが,すでにオンボードサウンドとPCIe Sound Blaster Recon3Dではこれだけ違うのである。また,音量の均質化を図るSmart Volumeの効果もはっきりと認められるところだ。
……というわけで本題。今度は筆者の手元でもETQWを実行し,ボイスチャット相手の声をゲームサーバー越しに聞く。チャット相手の声は,手元で動いているETQWのサウンドと当然のことながら混じって聞こえることになる。
テスト条件自体は先ほどと同じである。さっそく,音を比較してほしい。
オンライン専用やマルチプレイのタイトルで,インターネット越しにボイスチャットを行う場合,ネットワーク帯域幅の制限などから音質はどうしても低下する。それ自体はやむを得ないのだが,そのときでも,“元がいい”Recon3D PAでは,相手に伝わる音の明瞭さが,オンボードサウンドとは段違いだ。細かく機能の効能を述べるまでもなく,どちらが「いい音」なのかは判断できると思う。
テストにあたって,オンボードサウンド機能とはBeamformingマイクをそのまま接続。Recon3D PAとBeamformingマイクを接続したときは,Noise ReductionとSmart Volumeのほか,単体マイク接続時に利用できるAcoustic Echo Cancellationも有効化している。
だが,Recon3Dなら,Focusの「ウェッジアングル」(指向性)スライダーを「ナロウ」方向に振ることで,Beamformingマイク正面にいる声だけをなるべく拾うようにできる。さらにエコーをカットするAcoustic Echo Cancellationも併用すれば,この問題をかなり抑えてくれるのだ。
普段ヘッドセットを使う習慣のない人にとっては,愛用のスピーカーからゲームサウンドを出力しつつ,相手に不快感を与えない形でボイスチャットが行えるという,理想的な環境を構築できるのである。
なお,今回はテストを掲載してはいないが,CrystalVoiceにはもう1つ,ボイスチェンジ機能「Voice FX」もある。男声→女声や女声→男性,太い声,老人の声などに変えてチャット相手に届けることができるので,フレンドとの会話にあたって,ちょっとしたお遊びが可能というのは,憶えておいて損はないだろう。
ゲームサウンドの出力も入力も強化するRecon3D
ボイスチャット性能重視なら買いだ
敵の行動をいち早く察したい,指示などを的確に伝えたいというコアゲーマーだけでなく,仲間とボイスチャットを楽しみながらゲームをプレイしたいという人にも,PCIe Sound Blaster Recon3Dは勧められるサウンドカードと述べていいように思う。
クリエイティブストアでPCIe Sound Blaster Recon3D
Professional Audioを購入
クリエイティブメディアのサイトで
Sound Blaster ファミリーをチェック
- 関連タイトル:
Sound Blaster
- この記事のURL:
キーワード
(C)2010 Creative Technology Ltd. All rights reserved.