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印刷2007/11/16 22:30

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id Software,モバイル,携帯ゲーム機市場に参入を表明

画像集#001のサムネイル/id Software,モバイル,携帯ゲーム機市場に参入を表明
 コアなハードゲーマーに向けて先鋭的なFPSを送り出す独立独歩のデベロッパ,という印象が強いテキサスのid Softwareだが,どうやら時代の波には逆らえず,本格的にモバイル用ゲームの開発に乗り出すらしい。
 アメリカの日刊紙,USA Today(電子版)の報じるところによれば,id Softwareの設立者にしてテクニカルディレクター,そしてFPS界のカリスマプログラマーであるジョン・カーマック氏は,同社が新たに立ち上げたid Mobileにおいて,かつての名作タイトル,「Quake」や「Wolfenstein」などを携帯電話向けに作り直してリリースすると公式に語っている。
 これはまた大胆な転身に思えるが,そういえばid Softwareはここ数年,携帯電話や携帯ゲーム機向けのゲームを制作しており,昨年(2006年)初めには「DOOM RPG」を,また昨年(2006年)はNintendo DS向けのファンタジーRPG「Orcs & Elves」をElectronic Artsからリリースし,さすがというかなんというか,高い評価と販売本数のどちらも獲得しているのだ(記事によると,DOOM RPGのダウンロード本数は100万本以上)。打ち上げた観測気球がよい結果をもたらしたので,本格的な参入を決意したということなのだろう。
 ちなみに,Orcs & Elvesの制作はid SoftwareにFountainhead Entertainmentというデベロッパが協力しており,実はその創設者はカーマック氏の奥さんの,Katherine Anna Kang氏。さらに実は彼女,id Mobileの責任者も務めており,なんとなく家内制手工業のような雰囲気がなきにしもあらずだが,カーマック氏の本気度が伝わってくるようなこないような話である。いずれにせよ,次世代グラフィックスエンジン「id Tech 5」を使った新作「Rage」のことさえ忘れてくれなければ,モバイル版DOOMはとてもやってみたいなあ。
  • 関連タイトル:

    DOOM 3

  • 関連タイトル:

    Return to Castle Wolfenstein

  • 関連タイトル:

    RAGE 日本語版

  • 関連タイトル:

    DOOM 3(Macintosh)

  • 関連タイトル:

    Rage

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