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「ラグナロクオンライン ファン感謝祭2008」の模様をレポート。実際に触ってみた「ラグナロクオンラインDS」のファーストインプレッションも
イベント名物,記念ラグくじ人気は相変わらず
11:00AMからは予定どおり開幕式が行われ,ステージにはガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役 森下一喜氏が登場。
「こう見えても意外に小心なもので,本当にお客様が集まってくれるか心配で毎年気にしているのですが,たくさんの方に来ていただけて感謝しています。イベントも毎回少しずつ内容が様変わりしていて,今年は『ラグナロクオンラインDS』,モバイル版のコンテンツ,そして『ラグナロクオンライン』についても最新情報も用意しているので,一日中楽しんでいってほしい」と開会の挨拶を述べた。
開幕式のあとには,ファンにはお馴染みのというよりは,この二人がいないとイベントが始まらない,ラグナロ娘によるプログラム&企業ブース紹介が行われた。
メインプログラム第1弾は,制作担当 廣瀬高志氏とイベント担当 千葉亮一氏による「RWC2008 報告会」。組み合わせ抽選会の様子や試合当日の会場内の様子,フィリピン代表 vs.日本代表の試合と決勝戦を直撮りした動画などを,二人が解説しつつ紹介していった。実は日本代表ギルド「chop」のメンバーも数人,ファン感謝祭に遊びに来ていたのだが,日本の試合動画が流れると苦い思い出がよみがえったのか,何ともいえない表情をしていた。
RJC/RWC2008 記事一覧
ひとしきり報告会が終わったところで,なぜか“しょこたん”こと中川翔子さんとの中継というアナウンスが。中継? と首をかしげているとスクリーンに映し出されたのは確かにしょこたんだが,切々とウイルス・スパイウェアソフト対策の大切さを訴え始め……物販ブースに並びつつRWC2008報告会を眺めていた来場者の前に現れたのは,謎の怪人(ウイルス)とトロイの木馬であった。という唐突なノリで始まったのは,本イベントに企業ブースも出展しているシマンテックのセキュリティソフト「ノートン・インターネットセキュリティ」のステージイベントであった。ショッカーならぬウイルス達とトロイの木馬にあわやイベントが乗っ取られる寸前,颯爽と登場したのはもちろん,正義の味方ノートン・ファイターだ。
まったくの余談だがノートン・ファイター初お披露目は2007年9月のことで,米国バージニア州アレクサンドリアのSOC(シマンテックセキュリティオペレーションセンター)に在籍する北嶋博士の手によって誕生した,という立派なプロフィールも持っている。しかし,次々とウイルスたちをなぎ倒すノートン・ファイターよりも,ステージ袖でひっそりとナレーションを含め四つの声色を使い分けた影武者が,一番かっこよかったような気もする。
RWC2008 報告会を行う廣瀬氏と千葉氏。珍しくかぶりものをしていない廣瀬氏である | |
ウイルスと戦うノートン・ファイターの雄姿。「どうせ物販なんか全部売り切れなんだ!」というナレーションには思わず来場者からも笑いが起きた |
ノートン・ファイターが風のように去ると,「ラグナロクオンラインDS」メディア対抗戦が行われ,そのあとROイベントの華といえる,コスプレステージが開催された。今回は昨年に比べて少し参加者が減ってしまったようだが,その分豪華さは増している。注目は見事な翼を背負った(?)ヴァルキリー,カートを引いてバッグの中にはスリムポーションまで完備していたアルケミストと,一瞬バナナに見えた三日月型クッション持参のルナティック衣装で参加してくれたコスプレイヤーである。ちなみにアルケミストの彼女の衣装は,総額約5万円だとか。金額もさることながらコスプレ衣装が似合う体型の維持と,衣装をきれいに保管しておく手間と努力には毎度感心してしまう……。
出題された問題は自身がROマニアとして知られる第一マーケティング部 中村聡伸氏が作成を担当し,読み上げたのはRO公式ブログを執筆している運営チームのRoccaさん。検定の中身だが「モンスターサイドストーリーズ第四話に登場するマリオネットの名前」「各種アイテム作成クエストに使われない染料はどれ?」といった,かなりディープなものばかり。それにも関わらず中村氏が驚くほど正答率は高かった。
最後はもちろん,プレゼントをかけたじゃんけんポリン大会でイベントは無事終了。来年のRJC開催については言及されなかったのが残念なところだが,ROファンのためのオフラインイベントとしては十分賑やかに盛り上がっていた。
ラグナロクオンラインDSにちょこっと触れてみた
まずはグラフィックスだが,PC版と同じ2Dドット絵なので違和感はまったくない。もちろんDSでの描画には限界があるが,少なくとも既存のファンが画面を見てガッカリ……ということはないはずだ。ROのほんわかとした空気やパステル調で描かれる世界観は,そのまま継承されている。
主人公「アレス」の操作は,基本タッチペンで可能になっているほか,移動が十字キー,Aボタンがメニュー画面,Yボタンが装備品画面,Bボタンでステータス画面が表示されるといったキー操作にも対応している。モンスターへの攻撃はタッチペンで一度触れば,敵が倒れるまでオートで攻撃。習得した各種スキルは右上のショートカット欄に設定でき,スキルをタッチしてから目標を再度タッチすることで発動される。画面を見るとショートカットが4枠しかないように見えるが,切り替えることで最大12個まで登録が可能だ。
ストーリーの途中で,さまざまなNPCが仲間になり,最大三人でパーティを組んでの冒険を続けることになる。仲間がいる時には画面左上に顔アイコンが表示され,これをクリックすると仲間の装備を変えたり,戦闘中は「回復優先」といった,職業ごとに対応した作戦指示を選ぶことが出来る。キャラクターの歩行速度が割と早いので,プレイ中のストレスは少ない。ただ,スキルの発動時にタッチペンを無理やり使わせようとしている感があり,複数の敵に囲まれるとスキルアイコンと敵を何度もペンが往復し,この点に関してはあまり快適な操作とは言いがたかった。
冒頭のストーリーは謎めいていて,なかなか興味をそそる出来になっている。また,ノービスでスタートする主人公アレスの成長ぶりや,DS版オリジナルキャラクター「シェラ」にまつわる物語など,ほんの短い間のプレイでもその先の展開が気になってしまった。ストーリー性とゲーム性の両方に期待できそうなラグナロクオンラインDS,クリスマスシーズンの発売ということなので,いちはやくプレイしたいファンは先行予約をしておいたほうがよさそうだ。
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