[GTC 2014]職人芸集団のPixar,NVIDIAのGPUとゲームグラフィックス技術でCG制作環境のリアルタイム化を目指す
GTC 2014では,CGアニメーションスタジオ大手として名高いPixar Animation Studiosによる基調講演が行われた。同社にて技術開発を担当するDirk Van Gelder氏により,職人芸に支えられた古典的なCG制作プロセスを,GPUを積極的に活用して劇的に効率化していった経緯が説明された興味深い講演をレポートしよう。
[GTC 2014]NVIDIAのHMD「Near-Eye LFD」に注目集まるGTC 2014展示会場。次世代GPU「Pascal」で使う3次元メモリも披露
GPU技術者会議「GTC 2014」では,講演だけでなく,各社のソリューションを披露する展示会場も見物だ。本稿では,そんなGTC 2014の展示会場から,NVIDIAが開発中のHMD「Near-Eye LFD」や,小型化された多視点裸眼立体視ディスプレイ,次世代GPU「Pascal」に使われる3次元メモリなど,興味深い展示をレポートしたい。
[GTC 2014]デュアルGK110のTITAN Zから組み込み向けTegra K1まで,上へ下へとCUDAを広げるNVIDIAの戦略を読み解く
GTC 2014基調講演のレポート最終回では,新しいデュアルGPUカード「GeForce GTX TITAN Z」とクラウドレンダリング向け新サーバー,そしてモバイル向けSoC「Tegra K1」の話題をレポートしよう。これらから,ハイエンドから組み込みまでにCUDAを広げる,NVIDIAの周到な戦略が見えてくる。
[GTC 2014]賢い人工知能はGPUで作る。NVIDIAが取り組むGPGPUの新たな活用分野「機械学習」とは何か?
GTC 2014 2日めとなる,北米時間2014年3月25日に行われたJen-Hsun Huang氏による基調講演の中から,今回は「機械学習」に関する話題をレポートしたい。大量のデータから特徴や意味を解析して,コンピュータ自体が学習していくという新しい技術に,進化し続けるGPUはどう活用されるのかを紐解いてみよう。
[GTC 2014]Maxwellの次に来る次世代GPU「Pascal」。「NVLink」と3次元メモリがその“次世代性能”を切り開く
NVIDIA主催のGPU技術者会議「GTC 2014」が開幕。その基調講演で,Jen-Hsun Huang社長が,次世代GPU「Pascal」と,その関連技術である「NVLink」および3次元メモリの概要を明らかにした。本稿では,氏の基調講演で語られた内容から,Maxwellの次に来るGPUアーキテクチャに迫ってみたい。
[GTC 2014]価格は圧巻の2999ドル! デュアルGK110カード「GeForce GTX TITAN Z」登場
北米時間2014年3月25日,NVIDIA主催のGPUコンピューティング開発者会議「GPU Technology Conference」で,デュアル「GK110」カードとなる「GeForce GTX TITAN Z」を披露した。CUDA Core総数は5760基で,グラフィックスメモリ容量は合計12GB。メーカー想定売価は圧巻の2999ドルだ。ターゲットとなる解像度は“5K”という。
[GTC 2014]NVIDIAの次世代GPUは2016年の「Pascal」。3次元メモリ技術で帯域幅は1TB/sに
NVIDIAの次世代GPUは「Pascal」(パスカル,開発コードネーム)になる。これは同社総帥であるJen-Hsun Huang氏が明らかにしたもの。CPU&GPU間およびGPU&GPU間の帯域幅を大幅に拡張する「NVLink」,そして1TB/sものメモリバス帯域幅を実現する3次元メモリを採用するのが特徴だ。登場は2016年の予定となっている。