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ローグライクアクションのようだが,実はカードゲーム。ゲームデザインの面白さが光る「Hyperstar Run」のKickstarterキャンペーンを展開中
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印刷2025/01/15 11:56

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ローグライクアクションのようだが,実はカードゲーム。ゲームデザインの面白さが光る「Hyperstar Run」のKickstarterキャンペーンを展開中

 ローグライク横スクロールアクションのような一人用カードゲーム「Hyperstar Run」Kickstarterキャンペーンが展開中だ。地形のカードをシャッフルして毎回ランダムなステージを作って敵を倒していくという,ビデオゲームとカードゲームを組み合わせたユニークなシステムを持つ作品となっている。プレッジ(支援)は3ドル(約470円)からで,2025年1月19日9:30まで受け付けられている。

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 本作を開発したのは,アメリカ・ニュージャージー州で活動する小規模ボードゲームメーカーであるButton Shy。わずか18枚ほどのカードで構成される「ウォレットゲーム」を毎月発売するというユニークな取り組みを展開している。
 Hyperstar Runもそんなウォレットゲームのひとつで,ローグライクの横スクロールアクションゲームがモチーフとなっている。制作者のJason Tagmire氏はビデオゲームを深く理解しているようで,その面白さがカードゲームで再現されているのが見どころとなる。

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 本作は主人公のロボットとなり,地形が毎回変化するHyperstar基地からの脱出を目指す。シャッフルした「地形カード」を横に6〜10枚並べてステージを作成。ゲームの残機を思わせる4回の制限の中で突破を試みる。

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 地形カードには「横スクロールアクションのような地形と敵」,そして「ゲーム機のコントローラについているボタンのようなマーク」が描かれている。地形を突破するには,敵を倒すことが必要だ。

 敵には「倒すために必要なボタンマーク」が設定されている。手札の地形カードや「装備カード」,すでに突破した地形カードに描かれたボタンマークを組み合わせ,倒すために必要なボタンマークを揃えられれば,その地形カードは突破したことになり,次の地形カードに挑める。

地形カードには,地形と敵が描かれている。敵の頭上にあるボタンマークが,これを倒すのに必要なボタンだ。地形カードの左上や,装備カードにもボタンマークが描かれている。手札にある地形カードと装備カード,そしてすでに突破した地形カードのボタンマークを参照して組み合わせ,敵と同じものを揃えられれば,倒して突破できたことになる。また,地形カードの下には「アビリティ」というテキストが書かれており,こちらもゲームの展開に影響を及ぼす
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 地形カードに描かれた地形のつながりも重要。運よく地形がつながれば,ショートカットのルートが使用可能となり,敵を倒すよりも少ないカード消費で先へ進める。運の揺らぎがゲーム展開に影響を与えるわけで,ステージがランダム生成されることと合わせて,ローグライク系ゲームの醍醐味が取り入れられているといえる。

 文章にすると長くなってしまったが,公式によるプレイ動画も公開されているので,こちらを見ていただければルールが理解しやすいだろう。

左から2番目と3番目の地形カードはショートカットの青いルートがつながっている。地形カードは毎回シャッフルして組み合わせるので,運によってはショートカットが使えないことも
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 また,エクスパンション「Hyperstar Run: Final Bosses」「ボスカード」を使えば,プレイがさらにビデオゲームっぽくなる。ステージの途中で出現する中ボスを倒せば,ボスのボーナスアビリティを使ってゲームを有利に運べる。しかし,中ボスはパワーアップして復活し,ステージの最後に立ちはだかる。ボスには複数の部位があるが,これを同時に破壊するなど特殊なお題を満たせれば「実績」を解除できる。

 プレッジは3ドル(約470円)で「Print and Play(自分で印刷して遊ぶ)」PDF版の本体と無料エクスパンション「Hyperstar Run: Equipment Drop」が,そして12ドル(約1900円)で紙版の本体とHyperstar Run: Equipment Dropが手に入る。

 アメリカとイギリス以外の人には「Hyperstar Run(for International Backers)」というコースも用意されており,こちらは12ドル(約1900円)+送料で紙版とHyperstar Run: Equipment Dropを手に入れることが可能だ。

 また,Hyperstar Run: Final Bossesや,ほかのウォレットゲームである「A Nice Cuppa」「Food Chain Island」「Fishing Lessons」が手に入るアドオンも利用できる。

新たな装備カードが使える無料エクスパンション「Hyperstar Run: Equipment Drop」(左画像)と,ボスのシステムが加わる別売エクスパンション「Hyperstar Run: Final Bosses」(右画像)
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Button Shyがこれまで発売したウォレットゲーム。専用ケースに入っており,ウォレット(財布)のように持ち歩ける
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 ビデオゲームへの理解の深さと,ローグライク系アクションをカードゲームに落とし込む手腕が面白いHyperstar Run。締め切りも間近なので,気になる人は忘れずにプレッジしておこう。

「Hyperstar Run」のKickstarterキャンペーンページ


Button Shy公式サイト

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