業界動向
ガンホー,gumiの子会社であるエイリムの株式を取得し,100%子会社化。グローバル配信を見据えたゲーム開発体制を強化
エイリムは,「Voice of Card」シリーズや「ブレイブ フロンティア」シリーズ,「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」などを手がけた会社である。
本件について,ガンホー・オンライン・エンターテイメントは,現在グローバル配信を見据えたゲーム開発に注力しており,今後の開発体制の強化を目的としているとコメントした。
また,株式取得に伴う今期の連結業績に与える影響については,軽微であると続けた。
一方,エイリムの親会社であるgumiは,2025年4月期第3四半期の連結財務諸表において,関係会社株式売却益として,約3.6億円の特別利益を計上する予定だ。
開発を進めているブロックチェーンゲーム領域については,市場動向を注視する段階であり,経営資源の集中投下・パイプラインの見直しを行っている。
その一方で,金融領域においては,暗号資産市場が活発化し,順調に事業進捗をしている。当該領域を新しい収益の軸にすべく,戦略的に経営資源の配分最適化を目的として,今回の株式譲渡に至ったという。
なお,エイリムが保有するIPを用いた「ブレイブ フロンティア バーサス」への影響はなく,引き続き2025年のリリースに向け,開発を進めている。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント「連結子会社の異動(株式譲渡)及び特別利益の計上に関するお知らせ 」(pdfファイル)
gumi「連結子会社の異動(株式譲渡)及び特別利益の計上に関するお知らせ 」(pdfファイル)
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