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スクウェア・エニックスHDが2024年3月期第3四半期の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.8%増,営業利益は同15.5%減
累計期間(2023年4月1日〜12月31日)の連結業績は,売上高が2576億1200万円(前年同期比0.8%増),営業利益が349億1800万円(同15.5%減),経常利益が409億1000万円(同19.5%減),親会社株主に帰属する四半期純利益は267億6800万円(同42.3%減)となっている。
セグメント別でみると,主力のデジタルエンタテインメント事業の売上高は1796億5400万円(同2.6%減),営業利益は307億1500万円(同20.7%減)で減収減益となった。
同事業のHD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームについては,「FINAL FANTASY XVI」や「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター版」「ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅」などを発売したことにより,前年同期比で増収となった。一方,MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)では,前年同期比で減収となっている。
スマートデバイス向けやブラウザのコンテンツにおいては,2023年6月に「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」,同年9月に「FINAL FANTASY VII EVER CRISIS」のサービスを開始したが,既存タイトルの弱含みなどにより,前年同期比で減収となった。
アミューズメント事業では,売上高は448億5800万円(同9.7%増),営業利益は54億8800万円(同33.8%増)となっている。既存店売上高が前年を上回ったことにより,前年同期比で増収増益となった。
また,出版事業の売上高は227億4500万円(同7.9%増),営業利益は89億2900万円(同6.8%増)で増収増益。ライツ・プロパティ等事業も売上高は124億2900万円(同4.4%増),営業利益は32億1000万円(同10.7%増)となり,増収増益となっている。
2024年3月期第3四半期の業績は,アミューズメント事業と出版事業,ライツ・プロパティ等事業が増収増益となったが,主力のデジタルエンタテインメント事業の減収減益が響いた。
詳しくは,以下のリンクを参照してほしい。
2024年3月期 第3四半期連結決算のお知らせ(PDFファイル)
スクウェア・エニックス・ホールディングス IR情報ページ
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