イベント
「信長の野望」シリーズも出展。大盛況の「お城EXPO 2023」で空前のお城ブームを実感してきた!
また,お城や戦国武将はゲームとも縁が深いということで,コーエーテクモゲームスの「信長の野望」シリーズ40周年記念特別出展や,シブサワ・コウ氏と日本城郭協会理事長 小和田哲男氏によるトークショーも実施された(この催しは門外不出の厳選プログラムということで,残念ながら詳細はお伝えできない)。
今回はブース展示を中心に,会場で目に留まったあれこれをご紹介しよう。ジオラマやロボ,ゆるキャラ,舞台俳優さんが好きな人はぜひチェックしてほしい。
「お城EXPO 2023」公式サイト
「信長の野望」ブースは歴史を愛するもののふたちで大賑わい!
会場に足を踏み入れると,さまざまなブースのノボリが立ち並んでいるわ,朝早いにもかかわらず多くの来場者が行き交っているわで,合戦場にでもいるような気分になってくる。その中でも,一際注目を集めていたのが「信長の野望」シリーズ40周年記念特別出展だ。
ブースでは近年の作品の展示やキャンペーンが行われていた。「信長の野望 覇道」(PC / iOS / Android)のゲーム画面を提示するとオリジナル手ぬぐいがもらえたり,「信長の野望 出陣」(iOS / Android)の新規インストールでオリジナル手袋がもらえたりすることもあって賑わっていたが,老若男女を問わずさまざまな人が訪れていたのが印象深い。通りがかる人たちからも「あ,信長だ!」という声が聞こえてきて,改めて認知度の高さを実感する。
ブースには「信長の野望・新生 with パワーアップキット」(PC / PS4 / Switch)の「小谷城の戦い」を描いたパネルや,「信長の野望 出陣」のマップも展示されていた。
スマホの位置情報を利用する「信長の野望 出陣」は,スタンプ集めで知られる「日本100名城」とコラボしている。実際のお城を訪れて,ゲーム内の拠点を獲得すると特別な武将が手に入るのだが,その訪問ランキングが発表されていたのも興味深かった。
江戸城,小田原城,大阪城などトップ10に入るようなお城は有名だし,街中にあったりしてアクセスしやすい。訪問者が多いのも納得だ。一方で,有名武将ゆかりの城とはいえ,11位の岐阜城,13位の松代城など,登りがキツめな山城や,若干アクセスが大変なお城も入っていることにちょっと驚いた。
歴史ファン大興奮の展示がいっぱい! 注目のブースを一挙紹介
そんなオシロボッツのブースで一目ぼれしてしまったのが,姫路城のオシロボットのフィギュア。姫路城は別名・白鷺城と呼ばれていることから,羽根をイメージした意匠になっているようだ。
【お城の模型にワクワクが止まらない】
お城の模型やジオラマを展示しているブースも,つい足を止めて見てしまう。博物館レベルの精巧な模型を制作する「クラフトモデルYM」のスタッフさんには,姫路城の模型の映えアングルを教えてもらった。この写真を見せて「姫路城に行ってきたよ〜」と友達に言っても,模型だとバレないかも……?
「戦国の城製作所/武楽衆」のブースは,山城を中心としたジオラマ築城キットが展示されていた。プラスチックの土台にパウダーや建物を乗せながら,自分で築城できるロマン……。ちなみに土台は城の縄張りを測量し,3Dプリンターで再現されたものだそう。
【見入ってしまう実演コーナー】
匠の技を披露していたブースも見逃せない。「武者所」ブースでは,絵師の白黒灰脂さんによる人相書きが行われ,「(一社)文人墨客ブース」では,かみきり仁左衛門さんによる切り絵の実演を見られた。
【お城を楽しくディープに知る】
会場にはお城のことを学べるブースも多く,さまざまな工夫を凝らしながらお城の魅力を伝えていた。「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」ブースでは,出土した越前焼すり鉢を再現した立体パズルが体験できた。
「伊勢原市」のブースでは,あまり文献の残っていない幻の城「丸山城」の発掘調査の模様を展示。築城工事の足場にあたるものが残ったままになっていたりと謎が多く,未完の城であったのかもしれないなど,スタッフさんから貴重なお話を聞けた。
ということで,「備中松山城」ブースは城主猫のさんじゅーろー推し。たくさんの写真が展示されているのだが,本当に城とさんじゅーろーの組み合わせがイイのだ。
備中松山城は現存天守として日本一高い場所にあり,雲海に包まれる天空の城でもある。岩盤の上に石垣を積んじゃうくらいのザ・山城で,筆者は登山の装備と心構えで登城した。そんな標高の高い場所なのに,さんじゅーろーはよく登って来たものだ。備中松山城の公式サイトをチェックしてみると,さんじゅーろーはなかなかの逸話を持つ猫のようで,ぜひまた登城して会ってみたくなった。
【知識も心も豊かになるワークショップも開催!】
パシフィコ横浜・ノースの上階では講演やワークショップが行われていた。今回は「マイ花押を作ろう!」と「お城を描こう!」に参加してみた。
花押は署名にあたるもので,「信長の野望」シリーズのデザインにあしらわれる信長の花押を見ては「いつか自分も欲しい!」と思っていた。
ワークショップでは一般社団法人日本花押協会 代表理事 瀬川和哉氏に花押の歴史を教えていただいたのだが,武将だけでなく代々の徳川将軍や,歴代の総理大臣も花押を使っていたそう。これをプロに作ってもらうと200万円ほどかかるとも……。
だが,花押は自由に作って楽しめるものということで,書家 小川啓華先生の手ほどきのもとに,自分の好きな字を花押としてアレンジしていった。
「お城を描こう!」はイラストレーターの香川元太郎氏が講師として登壇。ちなみに香川先生は,筆者が持っているお城の本のほとんどで城郭のイラストを担当されていた。
ワークショップではそんな香川先生がどのようにお城の復元イラストを描いているのかが紹介されたが,縄張り図から絵に起こす作業は設計士さんや測量士さんのような技術を思わせる緻密ぶり。さすがに初心者には難しいので,先生の下絵に影となる部分を描き加える,という工程を体験した。
【会場にマスコットキャラクターが出没!】
ブース展示のフロアには,お城や自治体のマスコットキャラクターが登場し,道行く人々にかわいさを振りまいていた。それにしても,お城のマスコットはデザインが独創的だったり,ゆるい雰囲気をまとっていたりする子が多い気がする。そこがまた味があってイイ。
物販でもかわいらしいマスコットやグッズをたくさん見かけた。やはり武将にまつわるものが人気だったが,中には独創的なキャラクターもちらほら。
かわいらしいといえば「戦国IXA」ブースには,瀬名姫と吉乃と写真が撮れるフォトスポットが用意されていた。
武将隊のステージパフォーマンスに魅せられて
イベントステージでは武将隊の方々が演舞や歌を披露してくれた。武将隊とは,各地のお城や地域ゆかりの武将に扮したパフォーマーさんたちのこと。剣戟や踊り,歌で登城者をもてなしてくれるのだ。
カッコよくてご当地の歴史にも明るい,そんな彼らを推す武将隊ファンは少なくない。「お城EXPO 2023」はさまざまな武将隊の演舞が見られる絶好の機会ということで,筆者も足しげくステージに通った。
●古戦場おもてなし武将隊 関ケ原組 演舞
●石田三成に逢える近江路「ひこにゃん」
●徳川家康と服部半蔵忍者隊「ニンジャショー」
●安芸ひろしま武将隊演舞
●熊本城おもてなし武将隊
●名古屋おもてなし武将隊
●小倉城武将隊
今回,「お城EXPO」に初めて“来城”したのだが,ものすごい人出に驚いた。世の中にこれほど,お城ファンがいるとは思いもよらなかった。「お城が好きなんです」なんて言えば,「渋いね」くらいの反応しかないのが常だったので,最近はお城ブームと聞いても幻想のような気がしていたのに……。いるところにはいるんだ,とちょっと感激した。
会場の展示も見どころがいっぱいで,分刻みのスケジュールで挑んだものの全部は回り切れなかった。次回までには分身の術が使えるようにしておきたい。本稿で気になるお城やプロジェクトがあったという人は,ぜひ公式サイトをチェックしたり,次回の「お城EXPO」に足を運んだりしてほしい。
「お城EXPO 2023」公式サイト
- 関連タイトル:
信長の野望・新生 with パワーアップキット
- 関連タイトル:
信長の野望・新生 with パワーアップキット
- 関連タイトル:
信長の野望・新生 with パワーアップキット
- 関連タイトル:
信長の野望・新生
- 関連タイトル:
信長の野望・新生
- 関連タイトル:
信長の野望・新生
- 関連タイトル:
信長の野望 出陣
- 関連タイトル:
信長の野望 出陣
- 関連タイトル:
信長の野望 覇道
- 関連タイトル:
信長の野望 覇道
- 関連タイトル:
信長の野望 覇道
- この記事のURL:
キーワード
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.