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RIZAP,GameFiによる健康増進モチベーション向上を目指すプロジェクト始動。“Workout to Earn”プロダクトを2024年にリリース予定
“結果にコミットする”のCMでおなじみのRIZAPは,累計会員数18万人以上のパーソナル・トレーニングジム事業を展開する会社だ。
Web3領域を得意とするHashPalette(関連記事)は,自社開発のブロックチェーン「パレット」上で,2022年からブロックチェーンゲーム「ELF Masters」を運営している。
今回のプロダクトは,トークンエコシステムの活用によって,健康増進モチベーションの維持と向上を目指しており,Move to Earn,Workout to Earnの要素があるという。HashPaletteが主体となって開発・提供し,RIZAPはプロダクトの監修とマーケティング支援を行う。
Move to Earnは「STEPN」の流行によってWeb3領域では一般的となったが,Workout to Earnはこれまでに聞いたことがない。スマホのGPSで計測できる“Move”と違って,“Workout”を計測するのは難しいと思われるが,RIZAPの提供する各種サービスと連携を検討していくとのことなので,ジムや健康器具と連携できるようになれば面白そうだ。
また,SBT(移転不可能なトークン)として「ヘルスケアトラスト」を発行して,ユーザーの健康関連情報をブロックチェーン上に記録し,そのランクによって特典を受けられるようなシステムも計画しているという。
HashPalette 公式サイト
RIZAP 公式サイト
HashPalette、RIZAPと共同でNFT・暗号資産等を活用したWeb3ヘルスケアエコシステム構築に向けて“Workout to Earn”プロダクトを2024年にリリースへ
HashPortをトークンエコノミーアドバイザーとして、SBT・NFT・暗号資産を活用した有機的なトークンエコシステムの構築を目指す
株式会社HashPalette (本社:東京都港区、代表取締役CEO:吉田 世博、以下HashPalette)と、RIZAP株式会社(代表取締役社長:瀬戸 健、本社:東京都新宿区、以下RIZAP)は、Web3ヘルスケアエコシステム構築に向けて共同で“Workout to Earn”プロダクトを2024年のリリースを目標としたプロジェクトをスタートさせたことをお知らせします。
協業の背景
RIZAPではこれまで、「人は変われる。」を証明するという企業理念の元、RIZAP事業では累計会員数18万人以上※1のゲストの自己実現に寄り添い、加えて現在はRIZAPが監修したコンビニジム「chocoZAP」を通じて、世界中の人の健康に寄り添うことにコミットしています。当社としても、昨今のWeb3※2およびX to Earn※3のトレンド並びにプロダクトは、これまでのRIZAP事業とは違う形で、人が健康や自己実現のために行動することをモチベートする方法として非常に可能性があると感じています。一方で、まだまだ世の中の多くの方々に、価値を伝えきれていないとも感じています。
RIZAPと当社が、RIZAPのブランドやこれまで培ってきた人を健康にするノウハウをWeb3の領域で活用することで、新しい「Web3ヘルスケアエコシステム」の形をつくれる可能性があると考え、今回協業に至りました。
※1 2022年12月末時点(RIZAP調べ)
※2 ブロックチェーン技術を活用した分散型ウェブの世界
※3 何か(X)をして稼ぐ(Earn)という概念
協業の概要
日本を代表する健康領域のトップブランドであり、パーソナルトレーニングを中心に健康関連のノウハウや知識を豊富に有しているRIZAPと、日本初※4のIEO発行体であるHashPalette、HashPaletteの親会社であり、トークンエコノミー関連で豊富なノウハウを持つ株式会社HashPort(本社:東京都港区、代表取締役CEO:吉田 世博、以下HashPort)が協業し、Web3ヘルスケアエコシステム構築による日本社会の持続的な健康増進を図ります。
本プロダクトは、HashPaletteが開発・提供主体となって、同社開発のNFT特化ブロックチェーン「パレット(Palette)」上で構築予定です。RIZAPは、本プロダクトの監修とマーケティング支援などを行い、将来的には同社の提供する各種サービスとの連携も検討をしていきます。また、HashPortがトークンエコノミーアドバイザーとして、SBT・NFT・暗号資産を活用した有機的なトークンエコシステムの構築に関する支援を行います。
※4 HashPaletteは2021年7月に日本国内で初のIEO (当局の許可を受けた暗号資産での資金調達)を実施しました。
プロダクトの概要
2024年に初期リリースとして、GameFi※5によるユーザーの健康増進モチベーションの持続と向上を目指した、Move to Earn、Workout to Earnのプロダクトのリリースを予定しております。
※5 GameFi(ゲーミファイ):Game(ゲーム)とFinance(金融)の要素を掛け合わせたブロックチェーンゲーム全般のことを指す言葉。
その先の展開としては、SBT(ソウルバウンドトークン)※6 を活用した、「ヘルスケアトラスト」の発行を推進することも検討しております。「ヘルスケアトラスト」とは、ユーザーの健康増進活動の成果をはじめとした、さまざまな健康関連情報を記録したトークンであり、ブロックチェーン上に記録されます。
また、「ヘルスケアトラスト」は健康活動の成果に応じてランクアップしていき、ユーザーは自身が持つトラストのランクに応じて、さまざまなメリットを受けられるようになります。将来的には、RIZAPが提供するサービスや、複数の企業・サービスと連携することを視野に、ユーザーメリットの拡充を図って参ります。
※6 SBT(ソウルバウンドトークン):移転不可能なNFT。その特性を活かし、SBTのウォレットを保有する個人の経歴や行動履歴を表すトークンとして発行されます。
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