ニュース
「NARAKA: BLADEPOINT」などのヒット作で得られた知見からゲーム開発での機械学習の活用まで,NetEase GamesがGDC2023で予定しているプレゼンテーション内容を発表
「Game Developers Conference 2023」
公式サイト
GDC 2023
NetEase Gamesセッションスケジュール
発表によれば,GDC 2023ではNetEase Gamesから参加する20人以上の専門家が登壇し,「Core Concept」と「Summits」,2つのセッショントラックで16以上のプレゼンテーションを実施するという。
内容としては,「ハリー・ポッター:魔法の覚醒」や「ライフアフター」「NARAKA: BLADEPOINT」といったヒット作で得られた知見に基づく考察や,ゲーム開発現場での機械学習の活用,据え置き型コンシューマ機の将来,ゲームコミュニティの運営に関する研究などが挙げられている。また,エキスポエリアでは,ゲームエディターとグローバル配信プラットフォームを統合させた,「CliCli」についての説明を用意しているとのこと。
詳しい講演内容は,以下のリリース文を参照してほしい。
NetEase Games、多岐にわたるプレゼンテーションを
GDC 2023にて実施
- 今年のGDCにて、NetEase Gamesから20名以上のゲームエキスパートが出席し、「Core Concept」と「Summits」のセッションで16以上ものプレゼンテーションを実施。
- NetEase Gamesのプレゼンテーションは、『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』、『ライフアフター』、『NARAKA:BLADEPOINT』などの大ヒット作に基づく洞察の共有を中心とし、ゲーム開発における機械学習の活用にハイライトを当て、卓上ゲームの未来について議論し、ゲームコミュニティの運営に関する研究などをご紹介。
- また、ゲームクリエイターの参入障壁を取り払い、ゲームエディターとグローバル配信プラットフォームを統合させた「CliCli」をご紹介。
2023年3月16日、中国・広州市――中国大手のインターネットおよびオンラインゲームのサービスプロパイダーであるNetEase, Inc.(NASDAQ:NTES/HKEX:9999)は、2023年度のGame Developers Conference(GDC)に参加し、同社の社員が「Core Concept」と「Summits」のセッションで16以上ものプレゼンテーションを行います。
また、NetEase GamesはエキスポエリアのS1332ブースにて、「Developing a User-Generated Content Platform Ecosystem(ユーザー制作コンテンツプラットフォームのエコシステム構築)」と題したプレゼンテーションの中で、「CliCli」をご紹介します。CliCliは、ゲームエディターとグローバル配信プラットフォームを統合したもので、 コードを書く必要性といったゲームクリエイターの参入障壁を取り払うことで、ゲームデザインに集中していただき、より手早く市場に参入できるようサポートいたします。
GDCは、ゲームコミュニティが集まってアイデア交換や問題解決を行い、5日間にわたって教育・ひらめき・ネットワーク形成を通じ、業界の未来を切り開いていく場です。今年のイベントは、2023年3月20日〜24日までサンフランシスコのモスコーニ・センターにて開催され、オンライン参加も可能となります。
NetEaseからの発表者は、『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』、『ライフアフター』、『NARAKA:BLADEPOINT』などの大ヒット作の成功事例をご紹介する予定で、機械学習を用いてゲーム開発を効率化させる方法を解説し、卓上ゲームの未来について議論し、ゲームコミュニティの運営と育成についての洞察を共有いたします。
合計20名以上のNetEaseのエキスパートが、イベントでプレゼンテーションを行う候補に挙がっています。以下はGDCに向けたNetEaseラインナップの中から、いくつか抜粋したものです。
●An Exploration of Attracting New Users Through Livestreaming Traffic-Buying(ライブストリーミングのトラフィック購入による新規ユーザー獲得の模索について):Fantasy Westward Journey(夢幻西遊)チームがプロダクトマーケティングの役割を共有。当チームは10年以上にわたってフランチャイズを継続し、プレイヤーにゲームへの復帰を促すソーシャルメディアベースのマーケティング戦略を活用しています。
●Achieving High-Quality 90fps Realism in a Mobile Game, Technically and Visually(モバイルゲームで技術的かつ視覚的にリアルな高画質90 fpsを実現):3月16日にリリースされる、モバイルタイトルのハイスピード ドライブアクション『エースレーサー(Ace Racer)』のチームが、オンラインにて検証済みである高品質のリアルなグラフィックを確保しながら、90 fpsの滑らかな体験を実現させた方法を詳しく紹介します。レンダリングパイプライン、車両場面の最適化とそのプロセスのアイデアなど、グラフィックとパフォーマンスを両立させた方法を多角的に共有するセッションです。
●Is Beauty Emotional or Rational: Cosmetics and Consumer Choice in Naraka: Bladepoint(「美しさ」とは感情的あるいは理性的なものか 〜『NARAKA:BLADEPOINT』にみる外観と消費者の選択):同作では、プレイヤーは数百種類以上のキャラクタースキンを選ぶことができます。ThunderFire のシニアUXリサーチャーであるXinwei Chang氏が、いかにして同作のリサーチチームが消費者の一般的な選択パターンを把握し、キャラクターのスキンに隠された美しさの抽象性を数値化させたかをプレイヤーの美的嗜好を分析しながら発表します。
●Efficient Software Occlusion Culling on Mobile Platform in Life After(『ライフアフター』にみるモバイルプラットフォームでの効率的なオクルージョンカリング ソフトウェア):NetEase GamesのゲームエンジンプログラマーであるWenhui Tao氏が、非常に安価なコストで高速カリング処理を行い、ゲームパフォーマンスを向上させてくれる効率的なオクルージョンカリング ソフト(SOC)を共有します。参加者は、データ整理や、リアルタイムのカリングアルゴリズム実装から高品質なオクルージョンメッシュの生成まで、カリング処理で発生する様々な問題と対処法について学ぶことができます。
●From Copy to Subscriptions: A Statistic Perspective of Naraka: Bladepoint(買い切り型からサブスク型へ 〜 『NARAKA:BLADEPOINT』の統計データによる視点):同作は、大勢のプレイヤーが同時に参加する必要がある「バトルロイヤル」というジャンルと、「近接戦闘」を組み合わせることに世界で初めて成功したゲームです。PC版に続いてコンソール版でもリリースされており、このセッションでは、有料から無料ゲームへの移行に伴う課題と戦略、そしてゲームデータをビジネスに関する推測材料として活用しながら、プロジェクトにおける決断を裏付けていく方法について学ぶことができます。
●Creating the Art of Harry Potter: Magic Awakened(『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』のアート制作について):NetEase GamesのゲームリードアーティストであるQingfeng Zeng氏が、定型化させた手描きによるアート制作工程の全体像や、同作の開発における詳細な洞察を共有します。
●The State and Future of Board Games(ボードゲームの現状と未来):リサーチャーのMing Liu氏が他の卓上ゲーム開発者やジャーナリストと共に、パネルディスカッション形式で、独創的なアイデアや新しいアプローチ、さらには新テクロノジーを取り入れ続ける卓上ゲームの継続的発展・開発・多様性について議論します。
●Caring for Togetherness: Nurturing Hybridity in the Cross-Platform Game Community(一体感のケア 〜 クロスプラットフォームゲームのコミュニティにおけるハイブリッド性の育成):NetEase GamesのUXリサーチャーであるBingjie Yu氏が登場し、Thunderfireがゲーム開発者やコミュニティマネージャーに向けてガイドラインや戦略を練り、よりオープンで誠実的かつ持続可能なハイブリッドゲームのコミュニティを構築させた方法を共有します。
●Differentiated Management Communities: Centralized vs. Decentralized Communities(差別化されたコミュニティ運営 〜 集中型・分散型コミュニティの比較):ThunderFireのシニアUXリサーチャーであるKeyu Wu氏が、集中型・分散型ゲームコミュニティの特徴、差異、細分化タイプを紹介し、コミュニティがゲームに良い影響を与えることができるよう、ターゲットを絞った効果的な管理方法を共有します。
上記を含むNetEase Gamesによる他のプレゼンテーションは「All Access」、「Core」、「Summit」いずれかのパスでGDCに参加している方に公開されます。GDC 2023の詳細およびNetEaseのプレゼンテーションをオンライン視聴する方法については、イベントの公式ウェブサイトhttps://gdconf.com/をご覧ください。
NetEaseの詳細についてはhttps://schedule.gdconf.com/search/Neteaseをご覧ください。
NetEaseからGDC開催期間中のリアルタイム情報を入手するには、NetEaseのTwitterアカウントhttps://twitter.com/NetEase_Globalおよびhttps://twitter.com/NetEaseGames_ENをフォローしてください。
NetEase, Inc.について
NetEase, Inc.(NASDAQ:NTES/HKEX:9999)は、中国を拠点とするインターネットテクノロジーの大手企業です。コンテンツ制作を中心に高品質なオンラインサービスを提供しております。成長するゲーム業界のエコシステムで幅広いサービスを提供する弊社は、中国で最も人気があり、最も長く続いているモバイル・PCゲームの開発および運営に携わっています。中国だけでなく、世界において業界トップクラスの自社研究開発能力を誇るNetEaseは、最高水準のゲーム体験を創造してプレイヤーを感動させ、情熱を持って世界中の活発なコミュニティに貢献しております。「遊びを文化」に、「教育を技術」に結びつけることで、ゲームをより面白く、より啓蒙的な世界を構築する有意義なツールとして昇華させております。
また、ゲーム以外の NetEaseのサービスには、過半数以上の出資を行っている子会社として、中国の大手インテリジェント学習企業である「Youdao(NYSE: DAO)」や、中国屈指のオンライン音楽コンテンツコミュニティの「Cloud Music(HKEX: 9899)」に加え、NetEaseの自社ブランドである消費者向けのライフスタイルブランド「Yanxuan」などがあります。
弊社のESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みは、世界のメディア・エンターテイメント業界では群を抜いており、「S&P Global Industry Movers(S&Pグローバル・インダストリームーバー)」の1つに選定され、MSCI社からは「A評価」を得ています。詳細についてはhttp://ir.netease.com/をご覧ください。
NetEase Gamesについて
NetEase, Inc.(NASDAQ:NTES,HKEX:9999)のゲーム事業部門であるNetEase Gamesは、様々なジャンルやプラットフォームでビデオゲームIPを提供する世界有数のパブリッシャーおよびデベロッパーです。NetEase Gamesのパブリッシングおよび開発タイトルには、「ハリーポッター:魔法の覚醒」「荒野行動」「第五人格」「NARAKA: BLADEPOINT」などのタイトルがあります。また、ワーナーブラザーズやMojang AB(マイクロソフトの子会社)など、大手エンターテイメントブランドとの提携も行っています。NetEase Gamesは、世界中のゲームファンの皆様に革新的なゲーム体験をお届けする為に国際的なスタジオへのサポートを強化し、日本のグラスホッパー・マニファクチュア、名越スタジオ、GPTRACK50、米国のJar of Sparks、Jackalyptic Games、フランスのQuantic Dreamなどのトップ開発チームとコラボレーションしています。詳細については、https://www.neteasegames.com/jp/をご覧ください。
- この記事のURL: