台北ゲームショウが主催する「Indie Game Award」は,インディーズゲーム業界で最も注目される賞の1つだ。2022年12月6日に掲載した記事でお伝えしたように,「Indie Game Award 2023」には,過去最多となる35の国と地域から170タイトルの応募があり,その中から15の国の優れた28タイトルがノミネートされ,8つの賞を競っていた。
発表によれば,グランプリに相当する「最優秀インディゲーム賞」に選ばれたのは,イタリアのLKAが制作した「Martha Is Dead」だったとのこと。2022年2月にリリースされた「Martha Is Dead」は,1944年のイタリアを舞台にしたサイコロジカルホラーで,ドイツ軍と連合軍の戦闘が激しさを増す中,水死体として発見された女性をめぐる物語が繰り広げられる。
Indie Game Award 2023 受賞作品を発表!
《Martha Is Dead》がグランプリに輝く
インディーゲーム業界で最も注目されている賞の一つであるIndie Game Award 2023は、今朝の台北ゲームショウ会場にて受賞者の発表が行われました。ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントのインディーズ・イニシアチブ代表である吉田修平氏がプレゼンターを務めたことも、参加者のモチベーションを高く盛り上げました。今年は35か国から170もの作品が集まり、過去最高の参加作品数を更新しました。これまでにない激しい競争を経て、最終的に勝ち抜いたのは8チームのみでした。
中でも、Steamでプレイヤーから高い評価を集めている、イタリアのチームLKAが制作した《Martha Is Dead》はグランプリ「最優秀インディゲーム賞」に選ばれました。台湾のチームAcme Gamestudio の作品《Asterigos: Curse of the Stars 》とPINIXが開発した《Alina of the Arena》はぞれぞれ「最優秀サウンド賞」と「最優秀ゲームデザイン賞」を受賞し、「最優秀シナリオ賞」はデンマークからの チームPortaPlay が開発した《Gerda: A Flame in Winter》が獲得し、スウェーデンからのチーム Flamebait Games の作品《パスパルトゥー2:ザ・ロスト・アーティスト》は「最優秀ビジュアル賞」を受賞しました。そのほか、「最優秀イノベーション賞」には韓国チームのTurtle Creamの作品《RP7》が選ばれました。ポーランドからは2チームが勝ち抜き、Afterburnの《Railbound》とOvid Worksの《Interkosmos 2000》がそれぞれ「最優秀モバイルゲーム賞」と「最優秀VRゲーム賞」を獲得しました。