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Microsoft,「コール オブ デューティ」シリーズを競合他社に10年間提供することをFTCに正式提案
Microsoftは北米時間1月18日,大手ゲームメーカーのActivision Blizzardを687億ドル(約9兆3000億円)で買収することを発表した(関連記事)。これに対して,イギリスの競争・市場庁(Competition & Markets Authority)を始め,各国の規制当局が公正な競争上の懸念があるとして調査を行っている。FTCは12月8日,この買収差し止めを求める訴えを起こしたという。
Microsoftはこれまで,SteamやSIE,任天堂に対して「コール オブ デューティ」シリーズなどを10年間提供し続けると約束しているが,今回の提案は,法的な拘束力を持つ合意事項であり,これにより,FTCの訴訟に対処する狙いがあると思われる。発表当初,2023会計年度が予定されていた買収完了だが,遅れる可能性もありそうだ。
Access Accepted第743回:MicrosoftによるActivision Blizzardの買収が難航。16の国や地域で審査され,アメリカでは独占禁止法違反による提訴も視野に
Microsoftに買収されることになったActivision Blizzard。その話題から1年近くが経過したが,あまりにも大きな買収であるため,各国での独禁法審査も厳しく,進みは悪いようだ。年始に話題を集めたMicrosoftとActivision Blizzardの買収についての現状をまとめておこう。
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