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Microidsのゲーム専門音楽レーベル,「Syberia 3」「Flashback」「Horse Tales: Emerald Valley Ranch」などのサントラをリリース
Microids Recordsは,Microidsが立ち上げたゲーム音楽を専門とするレーベルだ。今後は,自社ゲーム音楽を軸とし,オリジナルサウンドトラックの出版,幅広い分野のアーティストや作曲家とのコラボレーションを行っていくという。
オリジナルサウンドトラックは,今後,少数の新作品を定期的にリリースするドロップ方式によりデジタルと実店舗の双方でリリースを展開するとのことだ。今回のリリースはその第1弾となる。
Microids Recordsの公式Twitter
初のオリジナルサウンドトラックを発表
今年8月に設立された Microids Records(ミクロイド レコーズ)は、フランスのビデオゲームパブリッシャーである Microids(ミクロイド、本社:パリ)が新しく立ち上げたゲーム音楽を専門とするレーベルです。本日、11月末を皮切りにリリースされたカタログ第一弾タイトルと、レーベルとしてのビジョンをさらに詳しくお伝えいたします。今後は、自社ゲーム音楽を軸とし、オリジナルサウンドトラックの出版および幅広い分野のアーティストや作曲家とのコラボレーションを行っていきます。
Microids Records は、少数の新作品を定期的にリリースする「ドロップ」方式によりデジタルと実店舗の双方でリリースを展開します。デジタル版のドロップは、毎回、Microids のカタログに含まれるタイトルのほか、他の音楽アルバム数作品で構成されます。Microids が過去に手がけたゲームはもちろん、今後発表されるゲームのオリジナルサウンドトラックのほか、オルタナティブ・ミュージック アルバム、未発表作品、オリジナル楽曲も提案。すべて、主要な音楽ストリーミングサービス*のプラットフォームで配信される予定です。
※Spotify, Apple Music, iTunes, Instagram, Facebook, TikTok, Resso & Luna, YouTube Music, Amazon, Soundtrack by Twitch, Pandora, Deezer, Tidal, iHeartRadio,ClaroMúsica, Saavn, Boomplay, Anghami, KKBox, NetEase, Tencent, Qobuz, Triller, Joox, Kuack Media, Yandex Music (beta), Adaptr, Snapchat, Flo, MediaNet…
実店舗における「ドロップ」では、2023年、限定シリーズのアナログレコードアルバムをフランス、アメリカ、イギリスのゲーム音楽専門ショップとのコラボレーションで提供していきます。
Microids Records は、アーティストと作曲家を中心に据えるエコシステムを持つレーベルとして自らを位置づけることを目指します。オリジナルサウンドトラックやアルバムをマーケティングや広報のツールではなく個々の独立した芸術作品とみなし、デジタル版および限定シリーズレコードの発表は、どれも細心の注意を払って進めていきます。
「第一弾リリースで先陣を切る作品は、Microids RecordsのDNAを見事に示しています。」そう語るのはMicroids Records副社長である Frédéric Claquin(フレデリック・クラッキン)です。「業界で最も優れた作曲家たちと共に Microids Recordsの歴史をつくり、ビデオゲーム以外の世界で活躍するアーティストや作曲家と横断的プロジェクトを行うのは本当に素晴らしい経験です。私たちの目標は、オリジナルサウンドトラックや創作作品を世に送り出したいと願う作曲家とスタジオの最重要パートナーとなることです。」
Microids Records のデジタル版ドロップ第一弾は
主要な音楽ストリーミングサービスで配信されています:
『シベリア』シリーズの20周年を記念して、Microids の定番タイトルから、ビデオゲーム界以外でも広く名を知られ、数々の賞を受賞している作曲家Inon Zurが2004年と2017年に手がけた2作品のオリジナルサウンドを Microids Records が再びお届けします。Inon Zurの代表作には Crysis、Prince Of Persia、Soulcalibur、 Starfield、Fallout シリーズ、Dragon Age シリーズがあります。
Inon Zur は今回のリリースにあたって次のように述べています。「Microids Records からシベリア2と3のオリジナルサウンドトラックが出されることになりとても嬉しいです。シベリアシリーズは私にとって思い入れの強い作品であり、貢献したことは大きな誇りとなっています。
シベリアの音楽の世界は今でも自分の作品で一番気に入っているもののひとつです。その世界に今回 Microids Records が再び脚光を当ててくれたことに嬉しさと感謝の気持ちで一杯です!プレイヤーの皆さんにも、シベリアの音楽を大切に思っていただくと同時に、私自身が経験したように、ゲームとしてのシベリアがもたらす感情を思い出しながら楽しんでいただき、ブノワ・ソーカルの功績とシベリアの世界に末永く敬意を捧げる一助となるよう心から願っています!」
『フラッシュバック』の30周年に、Jean Baudlot 作曲、Raphaël Gesqua 編曲によるオリジナル曲を記念する『クローンドメモリーのための音楽:フラッシュバックトリビュートアルバム』をARTtitude が制作しました。全曲が未公開作品で、今回新たにアレンジされた曲とオリジナル曲で構成されています。オリジナルサウンドトラックを手がけたのは、謎のベールに包まれた Kurt Cobra。2曲に YouTube 上で話題となっているヘビーメタルの奇才 Charlie Parra Del Riego が参加し、SF、シンセウェーブ、エレクトロミュージックの中間にあるサウンドが、作品の世界にこれまでになかった独特の映像的タッチを生んでいます。
「秩序と調和を取り戻すために隣の宇宙からやってきたんです」と、楽しそうに語る Kurt Cobra。「冗談はさておいて、Microids RecordsとARTtitude がこのプロジェクトに参加するチャンスを与えてくれたことに大変感謝しています。最初の音を鳴らせた瞬間にノスタルジーを感じました。」
永遠の定番、ブロック崩しが完全にアップデートされて再登場!Xavier Thiry が作曲したオリジナルサウンドトラックはゲームに合わせて徐々に発展し、プレイヤーのゲーム経験と融合していきます。Xavier Thiry は音楽、テレビ、広告、映画界で活躍する作曲家、監督、プロデューサーで、Pastagames や、仏独公共テレビ局 Arte、ゲームパブリッシャーDarjeeling、DotEmu、Arkedo などのためにこれまで多数のオリジナルサウンドトラックを手がけています。『アルカノイド・エターナル・バトル』のオリジナルサウンドトラックは、彼にとって Microids との初コラボレーション。
「ひとつの時代を象徴するこのゲームに再び浸り、オリジナル音楽をシンセウェーブのフィルターで変化させたのは素晴らしい経験でした」と語る Xavier Thiry。「本オリジナルサウンドトラックで、私が制作中に感じた楽しさを皆さんにも同じように感じていただけるよう願っています。」
あの有名な原始人デュオが、ジュラ紀のアクションゲームプラットフォームで肉食恐竜や肉食植物と戦うために再登場!Raphaël Gesqua が Mr. Nutz Studio のために作曲した『新Joe & Mac:戦え原始人』のオリジナルサウンドトラックを、Microids Records がご紹介します。1989 年から『デモシーン』の草分け的存在だった Raphaël Gesqua はフランスを代表する作曲家として知られ、1991 年からビデオゲームや映画のために 100 以上のオリジナルサウンドトラックを作曲しています。
Raphaël Gesqua は、今回、次のようにコメントしました。「自分が青春時代に様々なプラットフォームでプレイしてきた Joe & Mac のライセンスに、2022 年に貢献することができて大変光栄です。それだけでなく 30 年来の盟友である Pierre Adane と Philippe Dessoly と再び仕事をする機会となったことも大きな喜びでした。この面白いプロジェクトが音楽分野だけでなく、他の分野にも広がることを可能にしてくれた Microids Records に感謝しています。」
オープンワールドを探検して、10 余りの資源を集めて使いながら感動的な乗馬コースを体験することができるゲーム『ホーステイルズ - エメラルドバレー牧場』は、幅広くあらゆるプレイヤー、中でも馬を愛する皆さんのために作られたアドベンチャーゲームです。Aesir Interactive社の 音響デザイナーでありミュージシャンでもある Stefan Gonglach が手がけた本作品の夢幻的なオリジナルサウンドトラックを Microids Records がお届けします。
「オリジナルサウンドトラックは、本作品においてその豊かで心落ち着く雰囲気を構築する重要な要素のひとつです」と語るのは Aesir Interactive の CEO である Andreas Sirch。「エメラルドバレーに生き生きとした環境を作り出すために、録音はすべて Aesir Interactive社内の録音スタジオで行いました。Microids Records とのパートナーシップによって、ゲームをプレイしていない時にもファンの皆さんにオリジナルサウンドトラックを楽しんでいただけるようになり嬉しく思います。」
Microids Recordsの公式Twitter
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