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ソニーグループが「2022年度 第1四半期 連結業績概要」を発表。年末商戦に向けてPS5の供給強化を促進
発表によれば,2022年度 第1四半期の連結売上高は前年同期比2%増の2兆3115億円で,連結営業利益は前年同期比10%増の3070億円。売上高,連結営業利益とも,第1四半期の実績としては過去最高を更新したとのこと。
通期の連結業績見通しだが,売上高を1000億円増の11兆5000億円としたものの,営業利益見通しを500億円減の1兆1100億円に引き下げており,これは主にゲーム&ネットワークサービス分野の見直しによるもの。
ソニーグループの収益を支えるゲーム&ネットワークサービス分野だが,第1四半期の売上高は,為替の増収効果はあったものの,ソフトウェアの販売減により,前年同期比で2%減の6041億円だった。同様に営業利益も,ソフトウェアの減収や開発費の増加により,前年同期比で37%の大幅減となる528億円だった。
PlayStationユーザーの総ゲームプレイ時間は前年同期比で15%低下しており,6月単月では,5月比で3%増え,前年同月比で10%減少と,持ち直しはしているものの,想定していた水準を大幅に下回る結果になったという。主な理由としては,新型コロナウイルス感染が縮小して外出機会が増えたため,ゲーム市場全体の成長が減速していることにあるとソニーグループでは見ている。
そのため,自社ソフトを含めて大型タイトルのリリースが予定されている下期に向け,PlayStation 5の供給台数を増やすと共に,PlayStation Plusの新サービスなどに注力していくという。PlayStation 5については,上海ロックダウンの影響からの回復や,部材供給状況の大幅な改善が見られることなどから,年末商戦向けて供給スケジュールの前倒しを進めるとしている。
BungieとHaven Entertainment Studiosの買収が完了したことから,今後,新規IPの創出やライブゲームサービス,マルチプラットフォーム展開を加速し,自社制作ソフトの強化を進めていくとのこと。
詳しくは,ソニーグループのIRサイトなどを参照してほしい。
2022年度 第1四半期業績説明会
2022年度 第1四半期 連結業績概要(pdfファイルが開きます)
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