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「E3 2022」,今回もオンラインイベントとして開催か。主催のESAが公式サイトで発表
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印刷2022/01/07 14:27

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「E3 2022」,今回もオンラインイベントとして開催か。主催のESAが公式サイトで発表

 欧米ゲーム業界の最重要イベントといわれるE3(Electronic Entertainment Expo)だが,イベントを運営するESA(Entertainment Software Association)は,6月の開催が予定されているE3 2022では,昨年に引き続いて対面式のイベントを開催しないことを公式サイトで発表した。

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ESA Announces That E3 2022 Will Not Be Held in Person


 ESAは,プラットフォームホルダーや大手パブリッシャなどによって1994年に設立された業界団体で,翌年に初開催され,現在まで続くE3の主催団体としてもゲーマーによく知られている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響により2020年は中止されたE3だが,2021年はオンラインイベントとなったE3 2021を成功させており,デジタルイベント開催のノウハウも蓄積しつつある。

 ESAは発表で,「COVID-19の継続的な健康リスクと,出展者と参加者の安全に対する潜在的な影響を勘案し,2022年のE3を対面式で行うことはしない」と述べたうえで,「E3の将来性に興奮しており,詳細は追って発表する」としている。明言は避けているものの,オンラインイベントになることは間違いなく,昨年の経験から,デジタルイベントでもゲーマーの興味が減らないことに手応えを感じているようだ。

 リサーチ会社のStream Hatchetによれば,E3 2021が開催された6月12日〜15日におけるTwitchおよびYouTubeの視聴者数は,任天堂が配信した「Nintendo Direct | E3 2021」が約310万人,「Xbox & Bethesda Games Showcase」が約230万人を記録するなど,オフラインイベントに比べて広範囲なゲーマーコミュニティにアピールできることが明らかになっている。
 ただ,同じタイミングで開催されたデジタルイベント「Summer Game Fest」との差別化はうまくいっておらず,さらに,ソニー・インタラクティブエンタテインメントなど,独自イベントの開催を重視する大手企業も少なくないなど,オンライン版E3は順風満帆というわけではない。ESAの手腕が注目されている。
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