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「E3 2022」,今回もオンラインイベントとして開催か。主催のESAが公式サイトで発表
ESA Announces That E3 2022 Will Not Be Held in Person
ESAは,プラットフォームホルダーや大手パブリッシャなどによって1994年に設立された業界団体で,翌年に初開催され,現在まで続くE3の主催団体としてもゲーマーによく知られている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響により2020年は中止されたE3だが,2021年はオンラインイベントとなったE3 2021を成功させており,デジタルイベント開催のノウハウも蓄積しつつある。
ESAは発表で,「COVID-19の継続的な健康リスクと,出展者と参加者の安全に対する潜在的な影響を勘案し,2022年のE3を対面式で行うことはしない」と述べたうえで,「E3の将来性に興奮しており,詳細は追って発表する」としている。明言は避けているものの,オンラインイベントになることは間違いなく,昨年の経験から,デジタルイベントでもゲーマーの興味が減らないことに手応えを感じているようだ。
リサーチ会社のStream Hatchetによれば,E3 2021が開催された6月12日〜15日におけるTwitchおよびYouTubeの視聴者数は,任天堂が配信した「Nintendo Direct | E3 2021」が約310万人,「Xbox & Bethesda Games Showcase」が約230万人を記録するなど,オフラインイベントに比べて広範囲なゲーマーコミュニティにアピールできることが明らかになっている。
ただ,同じタイミングで開催されたデジタルイベント「Summer Game Fest」との差別化はうまくいっておらず,さらに,ソニー・インタラクティブエンタテインメントなど,独自イベントの開催を重視する大手企業も少なくないなど,オンライン版E3は順風満帆というわけではない。ESAの手腕が注目されている。
The top developer conferences of #E32021 by peak viewers:
— Stream Hatchet (@StreamHatchet) June 16, 2021
1⃣ @NintendoAmerica
2⃣ @Xbox
3⃣ @Ubisoft
4⃣ @SquareEnix
5⃣ @devolverdigital pic.twitter.com/keahB8QJ3t
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