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「KDDI × OPENREC.tv 業務提携に関する発表会」をレポート。ゲーム・eスポーツの配信者と視聴者双方を応援する取り組みに
発表会の第1部では,両社の業務提携の概要と,提携に至った経緯などが紹介され,第2部ではゲーム関連の有名人やプロゲーマー2人をゲストに招いたトークが披露された。
KDDIとOPENREC.tvとの業務提携に関する具体的な内容は,KDDI パーソナル事業本部サービス統括本部 5G・xRサービス戦略部部長 天野 圭氏によって紹介された。
この業務提携では,KDDIの有する500万人を超えるauスマートパス会員と3000万IDを超える通信顧客基盤契約数,OPENREC.tvの400万人を超える会員数および,ゲーム事業,eスポーツ事業,ゲーム・eスポーツ映像事業の展開という,それぞれの強みを活かし,ゲーム・eスポーツ視聴体験を多くの顧客に届けることを目指すという。
業務提携の狙いは,配信者と視聴者の両者を応援することにあり,OPENREC.tvの利用者拡大による事業最大化に取り組んでいくとのこと。
配信者の応援では,auスマートパスプレミアムの取り組みを強化する。具体的には,これまで注力してきた「配信者とともにゲームの魅力を届けられるようなコンテンツの追求」「タレント,アーティスト,プロゲーマー,お笑い芸人などさまざまなジャンルの人材が活躍できる場の提供」「配信者同士の情報交換の機会」の3点に,さらに力を入れるという。
またKDDIも,5G対応端末やARグラスなど最新デバイス使った体験を提供することで,配信者の企画をサポートするとのことだ。
視聴者の応援では,7月6日に「auスマートパスプレミアム」がスタート。このサービスの会員になると,タレントなどが配信しているOPENREC.tv有料会員限定動画の一部を視聴できる。
また,OPENREC.tvプレミアム会員に初めて登録したauスマートパスプレミアム会員は,通常だと7日間無料になるところ,30日間無料になるという特典が提供される。
配信者と視聴者双方を応援する施策としては,新規チャンネルの開設を予定している。KDDIの技術と,スポーツチームや選手,音楽レーベルやアーティストなどとコラボしたチャンネル(コンテンツ)を視聴者に提供。最終的には海外展開も視野に入れているとのこと。
業務提携記念を記念したキャンペーンも行う。内容は,視聴者であれば配信を観るほど,配信者であれば配信するほどランキングが上がり,上位入賞者には賞品が贈呈されるというものだ。
これらの取り組みを通じて,今回の業務提携では,配信環境のケーブルレス化や,動画・画像を活用したリッチなコミュニケーションのできる低遅延な視聴環境の提供といった形で配信・視聴の体験価値を向上させ,OPENREC.tv会員数1000万人規模を目指すとのこと。
第2部では,タレントでYouTuberの宮脇咲良さんと,BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE 海沼流星さん,そしてDetonatioN Gamingのプロゲーマー・ミリンケーキ選手とナウマン選手をゲストに招いたトークコーナーが行われた。
宮脇咲良さん |
海沼流星さん |
それによると,最近の宮脇さんは主に「League of Legends」,海沼さんは「Apex Legends」をプレイしているという。とくに海沼さんは,マスターランクの腕前とのこと。またミリンケーキ選手は,自身の競技種目である「スプラトゥーン2」について,「塗ることも楽しいし,チームで協力して戦うことも魅力」とコメント。同じくナウマン選手は「ストリートファイターV」の魅力について,「個人戦がメインなので,何をやるにも自分の責任だし,手柄も自分のもの」と話していた。
ミリンケーキ選手 |
ナウマン選手 |
トークの最後には,ゲスト4名が今後のゲーム活動に対する抱負などを語った。海沼さんは「ゲームを配信することでいろんな方から感謝されるが,今後もコロナ禍のご時世で皆さんが楽しく過ごせるような配信をお届けしていきたい」と意気込みを見せた。
ナウマン選手は「ゲームは,こんな状況下でも楽しめる素晴らしい趣味。ゲームの配信をする人,その配信を観る人など楽しみ方はまだまだたくさんあるので,今後も盛りあげていきたい」と語った。またミリンケーキ選手は「『このゲーム,遊んでみたい』と思わせるようなプレイを披露して,ゲーム配信を盛りあげていきたい」とコメント。
そして宮脇さんが「少しでもたくさんの方が,ゲームに興味を持ってくださったらと思います」とし,「今プレイしている『バイオハザード ヴィレッジ』を7月中にクリアしたいです」と述べて,トークを締めくくった。
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