業界動向
日本ボードゲーム界の父・鈴木銀一郎氏が逝去
※1月7日15:55追記。鈴木一也氏は自身のTwitterアカウントにて「父と直接お知り合いの方は以外は、緊急事態宣言下なので、参列のお気持ちだけ頂ければと思います。」と伝えており,一般の参列を控えるように要請しています(該当ツイート)。
鈴木銀一郎氏はカードゲームブームの火付け役ともいえるモンスターメーカーシリーズ(第1弾は1988年発売)のデザイナーであり,近年もフリーランスのゲームデザイナーとして,シミュレーションゲームやボードゲームなど幅広くデザインを手がけていた大御所。小説やTRPG関連書籍,エッセイの執筆を含むさまざまな活動を行う一方,「生涯一ゲーマー」を標榜し,精力的にゲームをプレイする人物としても大きな魅力を放っていた。4Gamerでも「ハーツ オブ アイアンII」や「空母決戦」などをフィーチャーしたインタビューなどで,楽しく,そして興味深い話をいただいている。
「ファンの皆さんに愛され幸せな人生だったと思います」と,鈴木一也氏は綴っている。投稿によれば,鈴木銀一郎氏は亡くなるひと月前まで,寝たきりだったが読書三昧の生活だったという。FacebookやTwitterなどのSNSには,鈴木氏との別れを惜しむ声が数多く寄せられている。
日本ボードゲーム界の父,鈴木銀一郎氏が語る「ハーツ オブ アイアンII」のやめられない魅力
エポックのウォーゲームを数々手がけ,国産ボードストラテジーゲーム市場を拓いた鈴木銀一郎氏。カードゲーム「モンスターメーカー」シリーズのデザイナーでもあるといえば,お世話になった憶えのある人はさらに増えるだろう。「ハーツ オブ アイアンII」の書籍を縁として,このゲームデザインの大御所にコンピュータゲームを語ってもらった。
あえて4Gamerで紹介する,ボードストラテジーゲームの世界
RPGにもストラテジーゲームにも,コンピュータ上に地歩を築く以前の歴史がある。そしてボードストラテジーゲームはいまも,目を見張るべき独自の進化を続けているのだ。今回はアトリエサード 徳岡氏,鈴木銀一郎氏といった,イヤがうえにも濃いメンツで最近のボードゲームをプレイし,PCゲーマーとして思うところを述べてみよう。
「空母決戦」のSi-phon谷村氏,エレメンツ石川氏に鈴木銀一郎氏を交えて徳岡正肇が聞く空母ゲームのあれこれ
2008年にPCゲームに参入したSi-phone谷村氏と,大戦略シリーズの石川氏,そしてゲームデザインの大御所鈴木銀一郎先生の対談に徳岡正肇氏が加われば,もう濃い話にならないわけがない。「空母」をネタにしつつ,ストラテジーゲームの枠に留まらないゲームデザイン論議をお届けしよう。
鈴木一也氏のFacebookページ
- この記事のURL: