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Electronic ArtsがCodemasters Group Holdingsを買収。12億ドルでの合意を発表
Take-Two Interactiveが,「F1」シリーズなどのレースゲームで知られるCodemastersを買収
Take-Two Interactive Softwareは,「F1」シリーズなどのレースゲームで知られるイギリスのCodemastersを買収したと発表した。買収金額は9億9400万ドル(約1047億円)で,レースゲームファンを長らく魅了してきた強力なラインナップが,Take-Two Interactiveのラインナップに加わることになる。
Codemastersと言えば,近年はFIAの公式ライセンスゲームである「F1」シリーズや「Dirt」シリーズなどのレースゲームを展開しており,一方のElectronic Artsも「ニード・フォー・スピード」シリーズなどを始めモータースポーツタイトルを多くリリースしているメーカーだ。
Codemastersの会長であるGerhard Florin氏は,両社はレースゲームのカテゴリーをリードするという共通の野心を持ち,Electronic Artsの知識やリソースはとくにレースゲームでのゲーム制作に恩恵を与えると述べている。さらに,チームがより大きくなり,より優れたゲームの制作,販売,サービスが提供できるようになるとしている。
また,Electronic ArtsのCEOであるAndrew Wilson氏も,ファンのための革新的な新しいレーシングゲームを作成する魅力的な機会になると述べており,同じモータースポーツタイトルの制作で切磋琢磨してきた両社が,今回の買収でどのようなシナジーを見せてくれるのか興味深い。
そもそも「F1」シリーズは過去にEA Sportsブランドとしてリリースされており,ある意味で里帰りという形にもなる。それだけに,今後開発されるシリーズにどう影響するのか,ファンとしては気になるところだろう。
なお,CodemastersのCEOであるFrank Sagnier氏と,CFOであるRashid Varachia氏は,買収の完了後もCodemastersに残り,Codemasters関係のビジネスを主導していくとのことだ。
「Codemasters」公式サイト
「Electronic Arts」公式サイト
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