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Twitch,「音楽関連の著作権請求とTwitch」というエントリーを公式ブログで公開
【お知らせ:Twitchと音楽著作権に関しまして】
— Twitch Japan (@TwitchJP) November 16, 2020
いつもTwitchをご利用いただきありがとうございます。
配信における音楽著作権に関するお知らせです。
長い記事となりますが、日本語でのブログもございますので、ストリーマーの方や気になる方は次のURLをご覧ください。https://t.co/nktJTFulRq https://t.co/BB1VEdviFn
本エントリーは,デジタルミレニアム著作権法(DMCA)の通知増加に端を発するものだ。DMCAは,デジタルコンテンツの著作権に関する米国の法律であり,TwitchはDMCAおよび世界各地の類似の法律を遵守していると述べている。遵守の一部として,著作権者がコンテンツをストリーマーに無断で使用されたと思われる場合,著作権者はそのコンテンツを取り下げることを要求できる。
Twitchはこのプロセスにのっとり,DMCA通知を受け取った場合に,コンテンツの削除やチャンネルの所有者との詳細の共有などを行う。
Twitchによれば,今年の5月までに受けた音楽関連のDMCA通知は毎年50件未満だったという。しかし,5月より大手レコードレーベルの代表者から,アーカイブに向けた数千のDMCA通知が毎週送信されるようになったとのこと。
Twitchはこの対応に,コンテンツの削除や対象者への警告メール送信を行った。ところが,この警告メールには含まれるべき情報が足りておらず,警告に対応するための適切なツールもなかったため,不満に思える状況にしてしまったとエントリー内で謝罪し,ツールの改善に取り組んでいるとしている。
では,音楽の使用によるDMCA通知を受ける心配なく配信するにはどうすればいいのか。Twitchは,クリエイターに向けて「配信中に収録された音楽を再生しない」ことが重要だと述べている。ゲーム内の音楽を対象としたDMCA通知は,今のところほんの一握りとのことだが,警告を受けないよう,配信者は本エントリーをよく確認しておいたほうがいいだろう。
「音楽関連の著作権請求とTwitch」
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