チキンが温められると思しきゲーム機「KFConsole」の発売が12月11日に延期。「サイバーパンク2077」パロディで告知

　イギリスのKFC（ケンタッキーフライドチキン）が電撃的に発表した，チキンが温められると思しき新型ゲーム機「KFConsole」（関連記事）。そういえば2020年11月12日に発売予定となっていたわけだが，KFCのゲーム部門・KFC Gamingの公式Twitterアカウントが，KFConsoleの発売を12月11日に延期するとの文章を添付したツイートを行った。


　KFConsoleは，ケンタッキーフライドチキンのバケツ型容器的なシルエットを持ち，クロック周波数11GHzのZinger製プロセッサ搭載，True 4K解像度・120fps対応，ストレージ容量は2TB，どのプラットフォームを指すのか分からないがクロスプラットフォーム対応，そして前例がまったく見当たらない“チキンチャンバー”搭載というウリ文句で発表されていたゲーム機である。ジョークかどうかはさておきSNSなどでの反響は大きく，4Gamerの記事も「これの閲覧数が年間1位になったらどうしよう」とまとめ記事担当者が青ざめるぐらいに読まれた。



　「サイバーパンク2077」（PC / PlayStation 4 / Xbox One）の発売延期告知（関連記事。英語版ツイート）のパロディと思われる告知文によれば，延期の理由は，在宅勤務を行っているという状況のなかで，KFConsoleのグラフィックスや連結性，アクセシビリティ，スピード，そして最も重要なチキンチャンバーのすべてをテストする必要があるからであるという。サイバーパンク2077の延期告知と同じように，品質を高めるための“Dayパッチ”を開発する期間の計算を誤ったとの記載もある。そして，発売日は常に12月11日だったため何も変わっていないとし，あなた方の何人かが間違っていたのだろうと，開き直りともとれる一文を含む段落で文章を締めている。
　ちなみにサイバーパンク2077は12月10日発売で，KFConsoleの新たな発売日は12月11日。どうせなら一緒でいいのではと思わなくもないが，この設定が新たなネタの布石なのかもしれない。……し，そうでもないかもしれない。

　極めてジョーク寄りに受け止められているKFConsoleだが，本当に何かが出てくるのだろうか。なにはともあれ，次のマイルストーン（？）は12月11日ということになった。ゲームファン，チキンファン，ゲームもチキンも大好きだという人は，ちゃんと忘れないようにどこかにメモして，当日を迎えよう。

KFC Gaming公式Twitterアカウント