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Take-Two Interactiveが,「F1」シリーズなどのレースゲームで知られるCodemastersを買収
「Take-Two Interactive Software」公式サイト
Codemastersは,1986年に創業したパブリッシャ/デベロッパで,「TOCA Touring Car」「Colin McRae Rally」「Grid」,そして「F1」シリーズなど,日本のレースゲームファンにもおなじみのシリーズ作品を次々に送り出しており,11月にはラリーシムの最新作「Dirt 5」を次世代コンシューマ機に合わせてリリースしたばかりだ(PS5版は11月12日発売予定)。2019年11月には「Project CARS」シリーズのSlightly Mad Studiosを3000万ドル(約32億円)で買収するなど,ヨーロッパにおけるレースゲームの中心メーカーとして活発に活動してきた。
Take-Two Interactiveは,2K Sportsブランドで「NBA 2K」や「WWE 2K」などのシリーズタイトルを持ってはいるが,2008年の「Midnight Club: Los Angeles」以降,レースゲームのパブリッシングは行っておらず,Codemastersはラインナップの穴を埋めるにはもってこいの相手だった。
Take-Two InteractiveのCEOであるストラウス・ゼルニック(Strauss Zelnick)氏は,「これまで長く愛されてきたCodemastersのフランチャイズは,我々のスポーツポートフォリオを補完し,長期的な成長をさらに促進していくものと信じています」と,リリースの中で述べている。
発表によれば,Take-Two InteractiveによるCodemastersの買収は2021年第1四半期(2021年3月末日まで)に完了する予定で,買収総額は9億9400万ドル(約1047億円)とのことだ。
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