インタビュー
【2.85次元】教育番組パロディショー「うたってにこりん☆」収録レポート&インタビュー。人気俳優がうたのおにいさんに!
多彩なコンテンツを提供するムービックと,女性向けコンテンツ「夢王国と眠れる100人の王子様」(iOS / Android),「ParadoxLive」を展開するジークレストの協業プロジェクトとなる新たな女性向けマルチメディア企画「うたってにこりん☆」。本プロジェクトの題材は“うたのおにいさん”。教育番組パロディショー「うたってにこりん☆」(通称,うたにこ☆)をとおして,人気俳優が演じる“うたのおにいさん”たちによる歌や,ストレッチなどのミニコーナーが楽しめる。さらに同時配信されるドキュメンタリー風ドラマ「うたってにこりん☆〜Road to STAR〜」は,その裏にある彼らの苦労と成長の物語が描かれるプロジェクトとなっている。
本稿では「うたってにこりん☆」の紹介と,収録レポート&キャストへのインタビューをお届けしよう。
「うたってにこりん☆」公式サイト
「うたってにこりん☆」公式Twitter
YouTubeうたにこ公式チャンネル
【2.85次元】教育番組パロディショー
「うたってにこりん☆」とは?
本プロジェクトの主人公は,誰もが幼いころ夢中になった子ども向け番組の“うたのおにいさん”だ。
さまざまな悩みや障害を抱える5人の青年たちがうたのおにいさんになり,番組をとおして成長し,人々に元気や勇気を与える存在になっていく物語が描かれる。
うたのおにいさんを演じるのは,2.5次元舞台をはじめ幅広いジャンルで活躍する人気俳優たちだ。こんなにステキなおにいさんが出演する番組なら,子どもだけでなくお母さん,お父さんも夢中になる人気番組になること間違いなしだろう。キャスト陣がどんな“うたのおいにさん”ぶりを見せてくれるのか,見るのが待ち遠しい。
本プロジェクトの入口となるのが,YouTubeにて配信される動画だ。うたのおにいさんになる5人のオーディション風景から,番組本番までを見守ることができる。
教育番組パロディショー「うたにこ☆」では,各キャラが担当するミニコーナーやお歌のコーナーなど,本当に子ども向け番組を見ているかのような体験ができるのもポイントだろう。
また各キャラクターの成長を描くドキュメンタリー風ドラマ「うたってにこりん☆〜Road to STAR〜」は,全5本配信予定だ。5人の関係性や素顔ものぞくことができ,共感したり応援したくなったりで,見ているうちに推しも見つかるはず。
教育番組パロディショーのキラキラした“うたのおにいさん”の姿と,ドキュメンタリー風ドラマで見せる“素”の姿のギャップにも注目しよう。
2次元・3次元に偏らず,「2.85次元」としてさまざまな展開が予定されている。これからどんどん大きく成長していく「うたのおにいさんプロジェクト」から目が離せない。
「うたにこ☆」撮影現場に潜入!
今回,教育番組パロディショー「うたにこ☆」のお歌コーナー撮影を取材することができた。当日はエキストラの子役も参加していて,キャスト陣が撮影前から子どもたちとコミュニケーションを取って笑顔を引き出す姿は,“うたのおにいさん”そのもの!
お歌のコーナーで各キャストが歌う楽曲,通称「ネオ・ナーサリーライム」は,一度は耳にしたことがある有名童謡のリミックスになっている。子どもたちとにこやかにオリジナルを歌う前半パート,曲調が一転してうたのおにいさんたちの美しい&かっこいいダンスが見られるアレンジ版の後半パート。
楽曲からもキャラクターたちのギャップを体験できるので,ぜひ期待してほしい。
ドキュメンタリー風ドラマ部分では,和合真一さん演じる鹿月扇次と加藤 将さん演じる木坂樹里が,つるの剛士さん演じる「レジェンドおにいさん」と共演するシーンの撮影を見学できた。
ある事情から緊張した空気が流れるシーンで,いつもはにこやかなつるのさんが,笑顔を封印して“おにいさん”たちに熱く指導する姿がとても印象深い。
無事OKが出たあとは,「うたにこ☆」のセットでスリーショットの撮影。ドラマ収録時の緊張感とはうってかわって,和やかな雰囲気のなかで番組の決めポーズなどの撮影をしていた。
“うたのおにいさん”演じる5人からコメントが到着!
ここでは,プロジェクトの印象や役の魅力をうかがった,うたのおにいさん5人へのメールインタビューをお届けする。
4Gamer:
「うたのおにいさんプロジェクト」への参加が決まったときのお気持ちを,プロジェクトの印象とあわせてお聞かせください。
鹿月扇次役・和合真一さん(以下,和合さん):
まず作り込まれた企画書と設定資料の量に圧倒されました(笑)。それと同時に制作サイドの熱意も伝わってきて,これはすごいコンテンツになりそうだな,と期待も膨らみました。
不知火たまき役・木津つばささん(以下,木津さん):
自分自身への新しい挑戦だと思うと同時に,どう描かれるのだろうとワクワクしました。
水無瀬レイ役・佐奈宏紀さん(佐奈さん):
うたのおにいさんは子どものころよく観ていたので,自分がなれると思うと嬉しかったです。本編でお兄さんたちの裏側を見せるのも面白いなと思いました。
木坂樹里役・加藤 将さん(以下,加藤さん):
うたのおにいさんと聞くと,子どものころにテレビで観ていた“うたのおにいさん”を想像しますよね! ですが今回のお仕事は,うたのおにいさん役ということで,まず「役?」って頭の中がクエスチョンマークになりました。新しいプロジェクトであまり内容も分からず,最初はうたのおにいさん役をやることだけ認識している状態だったんですが,撮影の日に近づくにつれ情報や台本が増えていき,徐々にどんな企画か時間をかけて理解していきました。
うたのおにいさんとしての表の顔と,うたのおにいさんでないときの裏の顔。うたのおにいさんとして子ども達と楽しく元気に頑張る姿の裏に,おにいさんとしてたくさんのことに悩んだり葛藤したり,表舞台だけじゃなく裏舞台を見ることができる分,すごく人間味が表現されている作品に仕上がっていると思います! この作品にうたのおにいさんの裏部分,通常ドラマパートがあってとても楽しかったです。
ちなみに木津つばさ以外のみなさんとは共演するのが初めてだったのですが,すぐに仲良くなれました! みなさん人柄がよくて個性も強いです。タイトスケジュールでキャストもスタッフも全員体力的にキツかったと思います。ですがその分,キャスト同士の仲が深まるのも早く作品に良い影響がでてるかな? と思います。
愛宕金太郎役・陳内 将さん(以下,陣内さん):
まずは「2.85次元?」ってなりました(笑)。ですが,いわゆる原作アニメや原作漫画があって役者が演じる形ではなく,オリジナルIPプロジェクトということで,舞台役者が入口となり,映像や音声の現場に進出していく形に,新鮮味を感じたことを覚えています!
4Gamer:
ご自身が担当された役の魅力はどこだと思いますか?
和合さん:
やはり自分の決めた道に突き進むという意志に相対する,それを良しとしない家柄の存在でしょうか。抗いながら,夢を叶えていく様はドラマ性を一層強くしているように思います。歌舞伎一門に生まれたために,世間の常識とずれていて,真面目なのに天然を見せつける彼。川柳の吟詠が趣味なだけあってときたま出てくる四字熟語も見どころです。
木津さん:
不知火たまきは表に出さない感情があるものの,内に秘めている想いが人一倍強いキャラクターだと思います。
佐奈さん:
興味のあることにはズバズバ発言するのに対して,自分の知らない部分に関しては分かりやすく困ってしまう所が可愛らしいと思います。
加藤さん:
樹里くんは周りのおにいさんに比べて,運動神経がいいとか個性があるとか目に見えるものがありません。ですが彼の人間性は他のおにいさん達に負けないものを持っていると僕は思いました! 人の気持ちを思いやることができる優しいじゅりおにいさんが僕は好きでした。
陳内さん:
ストイックかつ,ミステリアスなところ。そして優雅さ。ですかね!
4Gamer:
演じられた役以外に,気になるキャラクターはいますか?
和合さん:
全員が全員,普通じゃないので物語を紡ぐ上では誰もが欠かせない存在になっていると思います。お互い無関心だったり,反発し合っているなかから,徐々に一致団結していく姿を見届けていただければと。
木津さん:
あたごおにいさんには不思議な魅力を感じます!
佐奈さん:
不知火さんです。僕が演じた水無瀬くんとはいろいろありましたが,もし配役が逆だったらどんな関係性になってたのかなぁと思います。
加藤さん:
気になるキャラクターは鹿月くんですね! あの独特なキャラクター性は台本を読んだ瞬間から鹿月くんやってみたーい! って思いました。
陳内さん:
月から木まで,みんな魅力的なキャラクターです! 子ども番組だから,子どもが一番自由だったあるコーナーでのたまきおにいさんは最高だったかな(笑)。
4Gamer:
プロローグ&本編動画撮影で印象に残っていることなどがありましたら教えてください。
和合さん:
とにかくキャスト同士でのスケジュール合わせが大変でした。限られた時間のなかでドラマパートや番組パートを撮影していくので,情緒が常に不安定になることも……(笑)。苦労したかいもあって素敵な作品に仕上がっていると思います。
木津さん:
一貫して,とても新鮮で楽しかった思い出があります!!
佐奈さん:
撮影期間が少しタイトだったのでより一層,メンバー一丸となって作り上げた感があります! 空き時間にはみんなで仲良く仮眠をとったりしていました(笑)。
加藤さん:
もう苦労したところばかりですよ〜(笑)。一番印象に残ったシーンは,月曜日のおにいさんと僕の2人のシーンで,そのシーンをきっかけに僕の演じる木坂樹里がだんだん成長していき仲間の為に自分を応援してくれるファンのみんなの為にも,一皮向けて成長していきます! 初めて台本を読んだときからこのシーンをやるのがすごく楽しみでした。
陳内さん:
タイトめな撮影期間で覚えることが全員多くて,そのなかでリーダーとして,優雅にどう振る舞おうかってところは楽しかったです(笑)。
4Gamer:
現代風にアレンジされた新感覚の童謡「ネオ・ナーサリーライム」の撮影のご感想を教えてください。
和合さん:
うたパートは本当の子ども向け番組のように終始楽しげな雰囲気で撮影ができました。ドラマパートが重い話になりがちなので,そのギャップで疲れましたが(笑)。現場には子どものキャストもたくさんいましたし,年齢を問わず,さまざまな方に楽しんでもらえるようなものになっています。
木津さん:
衣装も相まってすごく入り込んで撮影が出来ました!
佐奈さん:
アドリブ部分など上手くできるか不安な部分はたくさんあったんですが,クリオの素敵なMCのおかげで全員が綺麗に纏まれたと思います! 感謝です!
加藤さん:
歌パート撮影は子ども達と一緒に踊って本当にうたのおにいさんになった気持ちで撮影できました。子ども達が本当に可愛くて癒されました!
陳内さん:
子どもたちって,あんなに無邪気で,でも,本番って言われると緊張しちゃって。見てて愛らしくて,それを見守るお母さんもしっかりアドバイスしてて。だからこそ,自分はカッコよく決めたいなって思って演じました(笑)。
4Gamer:
本作では童謡リミックスも大きな見どころです。歌唱やダンスの感想を教えてください。
和合さん:
本当に大胆にアレンジされていて,途中原曲が分からなくなることがありました(笑)。自分は「さくらさくら」を歌唱させていただいたのですが,歌舞伎で女形をやっていただけあって,ダンスにも舞踊の要素が散りばめられております。個人的には自分の曲の振り付けが一番難しかったかなと。一度聴くと病みつきになりますよ,きっと。
木津さん:
普段は歌ったことのないジャンルの歌ばかりで楽しくもあり新鮮で,みなさまに届けられることが何よりも嬉しく思います。
佐奈さん:
昔聞いてたあの童謡がこんなにカッコよくアレンジできるものなのかと驚きました! 子どもたちとわいわい踊るのもとても楽しかったです!
加藤さん:
子ども達と楽しく歌って踊るパートも,リミックスされた童謡パートもとても刺激的でした。童謡がこんなオシャレにリミックスされるなんてびっくりしました!
陳内さん:
童謡「きんたろう」と,愛宕金太郎のケミストリーがここにつまってます! すごくワールドワイドに楽しんでいただけるかと!
4Gamer:
ご自身が思い出に残っている,または好きな童謡などありますか?
和合さん:
とくにこれといってないですが,「ぞうさん」や「おもちゃのチャチャチャ」とか聞くと,不思議と幼稚園だったころの情景がうっすらと思い浮かびますね。今は触れる機会があまりないので,久々に聞くとどれも懐かしく感じます。
木津さん:
もちろん,「むすんでひらいて」!
佐奈さん:
「あわてんぼうのサンタクロース」が超大好きです!! 冬になってイルミネーションが出始めるとずっと頭の中に流れてます!
加藤さん:
やっぱり自分の担当曲の「大きな栗の木の下で」が一番好きです!!
陳内さん:
金太郎として,桃太郎はライバルかなとは思っています(笑)。
4Gamer:
教育番組がモチーフになっています。公開収録に参加した,好きなキャラがいた,逆に見ていなかったなど,児童向け番組の思い出があれば教えてください。
和合さん:
子ども向け番組はずっと観ていました。その観ていたシリーズやキャラで世代がわかるのも面白いですよね。「にこにこぷん」や「ドレミファ・どーなっつ!」あたりが自分の世代でしょうか。こう見えて昭和生まれですからね。はい。
木津さん:
小さいころは大変お世話になりました,大人になったんだなと感じることができたこの作品では,僕たちがおにいさんとして子どもたちに笑顔や勇気を与えられたらなと思います。
佐奈さん:
鼻をぱふぱふつまむと頭の形が変わるきのこのキャラクターが好きでした!
加藤さん:
実は小さいころは童謡が使われているような子ども向け番組をあまり見てこなかったのですが,体操のおにいさんと一緒に踊っていた記憶はあります! 僕はウルトラマンとか仮面ライダーとか戦隊とか観ていました!
陳内さん:
小さいころは,ひろみちお兄さんの記憶しかないです! なので,体操経験のない僕がまさかうたのおにいさんになれるなんてと,感慨深い部分がありました!
4Gamer:
読者のみなさんにメッセージをお願いします。
和合さん:
2.85次元という新しいジャンルへの挑戦です。ドラマパートや番組パート,そしてアレンジされた童謡などさまざまな要素が詰め込まれた作品。きらびやかな世界で活躍するおにいさん達の苦悩や葛藤も描かれているので,ぜひ作品の世界観にどっぷり浸ってください。そして今後,メディアミックスとしてさまざまなコンテンツに派生できるように,みなさんと一緒にこの作品を育てていければと思います。さぁ,みなさんご一緒に!「うたってにこりん☆」
木津さん:
あらためまして不知火たまき役の木津つばさと申します。どんな作品なの? と気になってくださったそこのあなた! とにかく観て,感じて,楽しんでくれると嬉しいぞ! 応援よろしくな!! (応援よろしくお願い致します!)
佐奈さん:
温かったり熱かったり,うたのおにいさんにもいろいろな一面があるというところをぜひ楽しんで観ていただけたら嬉しいです!
加藤さん:
うたってにこりん! 超新しいプロジェクトだと思います! 一度観てみてください! 面白いです! ハマります! 超面白いです! みなさんお楽しみに!!
陳内さん:
陳内が,また新たなチャレンジの場をいただきました。この撮影期間中はとにかく金太郎と周りのおにいさん,そして子どもたちのことばかり考えていました。この企画がもっともっと広まって,子どもたち,お母さん方の,ワールドワイドに皆様の笑顔に繋がればと思います!