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Turtle Rock StudiosがPerfect World Entertainmentと提携し,新作Co-opアクションの開発に着手
現時点ではタイトルやゲームの詳細はアナウンスされていないものの,公開されたプレスリリースではPCおよびコンシューマ機向けの「AAAタイトル」と表現されており,Turtle Rock StudiosらしさのあるCo-op型のオンラインFPSを開発していくとのこと。同スタジオの共同設立者であるPhil Robb(フィル・ロブ)氏は,「Perfect World Entertainmentとの提携により,プレイヤーの声をよく聞き,彼らがどのようにゲームを遊び,コミュニティとインタラクトしていくかを考えながらゲームを育てていくつもりです」と話しており,長期的なスパンでのゲームサービスを企画している様子だ。
ロブ氏のほか,2名の旧Westwood Pacificのメンバー達が2002年に設立したTurtle Rock Studiosは,Xbox版「Counter-Strike」の開発を担当するなどValveとの関係が元となり,「Left 4 Dead」のローンチ前にValveに買収されて,Valve Southに社名を変更した。しかし,Valveとのコミュニケーション不足がネックとなり,同作発売の翌年には早くも独立。その後はValveのIPとなっていた「Left 4 Dead 2」や,「Counter-Strike: Global Offensive」の開発にも関わりつつ,「Evolve」の開発にも乗り出していた。「Evolve」は当初THQからリリースされる予定だったが,その後のTHQ倒産に際して,販売権が2K Gamesに売却され,2015年にリリースされた。本作の評価は分かれるところだが,現在までに100万本以上のセールスを記録している。
一方のPerfect World Entertainmentは,中国系企業の完美世界の北米支部として2007年に設立されたパブリッシャで,「Forsaken World: War of Shadows」などのMMORPGの運営を皮切りに,Zombie Studiosの「Blacklight Retribution」などの北米産オンラインコンテンツの運営にも着手。2008年には「Torchlight」のRunic Games,2011年には「Star Trek Online」や「Neverwinter」のCryptic Studiosを買収するなど,そのビジネスを拡大している。
Turtle Rock Studiosの新作がどのようなものになるのか現時点では不明なものの,これまでオンラインゲームを手掛けてきた両社の相性も良さそうで,今後の発表に期待しておきたいところだ。
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