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「5インチフルHD+フルセグがハイエンドの証」。ソフトバンクモバイルが2013年夏モデルスマートフォンを発表
具体的な製品名は下記のとおりだ。
- AQUOS PHONE Xx(ダブルエックス) 206SH
- ARROWS A(エース) 202F
- AQUOS PHONE ss(エスエス) 205SH
- DIGNO R(ディグノアール) 202K
- シンプルスマホ 204SH
- みまもりケータイ3 202Z
- みまもりGPS 201Z
- Pocket WiFi 203Z
本稿ではそのなかから,AndroidスマートフォンのハイエンドモデルであるAQUOS PHONE Xx 206SHと,ARROWS A 202Fの2機種を中心に,レポートをお伝えしたい。
AQUOS PHONE Xx 206SH |
ARROWS A 202F |
2013年夏モデルのトピックは
5インチフルHD+フルセグTVチューナー搭載
今回発表されたハイエンドスマートフォン2機種は,いずれも5インチサイズでフルHD解像度の液晶パネルや,最大動作クロックが1.7GHzとなる4基のCPUコアを統合したQualcomm製SoC(System-on-a-Chip)「Snapdragon S4 Pro APQ8064」,容量2GBのメインメモリを搭載。さらに防水・防塵機能やおサイフケータイ機能などを備えている。これは,NTTドコモが2013年春モデルとして発表した製品(関連記事)のハイエンドモデルとも共通する点で,2013年のトレンドはこの路線と言えそうだ。
そんな両製品が,先行するNTTドコモの2013年春モデルと大きく異なるのは,内蔵されるTVチューナーがワンセグではなく,地上デジタル放送の「フルセグ」対応になっている点だ。フルセグ対応のスマートフォンが登場するのは,もちろん今回が初めてである。
バッテリー容量が3000mAhを超えているというのも,両製品における大きな特徴の1つだ。ARROWS A 202Fは3020mAh,AQUOS PHONE Xx 206SHは3080mAhの(交換不可能な)バッテリーを内蔵しており,ソフトバンク代表取締役社長の孫 正義氏は,発表会の中で「充電を気にせず,2日以上使える」と,その利点を大きくアピールしていたほどである。
なお,発売時期は両機種とも2013年6月以降とされている。
もう1つ,モバイルルーターであるPocket WiFi 203Zも,注目の製品と言えるだろう。下り最大約110Mbpsを謳うソフトバンクモバイルの4G LTEサービス「SoftBank 4G」や3Gサービスに加えて,2012年にソフトバンクのグループ会社に加わったイー・モバイルが提供する4G LTE用の周波数帯でも通信可能な,「デュアルネットワーク対応」が特徴となっているのだ。
デュアルネットワークは,ソフトバンクモバイルとの1回線契約だけで利用可能。片方がつながらないとき,もう片方に賭けることが可能になるわけである。
内蔵バッテリーが5000mAhと大容量なので,スマートフォンの予備バッテリーとして持ち運べるのもグッド。ソフトバンクモバイル回線に対応したモバイルルーターを探していた人にとっては,魅力的な選択肢が登場したと言えそうだ。なお,発売は5月10日予定とされている。
2013年夏モデルに関するソフトバンクモバイルのプレスリリース
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