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大画面でゲームをしたいならBenQの短焦点プロジェクタ「X500i」で決まり! 4Kの高画質もeスポーツ向け240Hz表示もOKだ【PR】
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印刷2024/01/27 12:00

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大画面でゲームをしたいならBenQの短焦点プロジェクタ「X500i」で決まり! 4Kの高画質もeスポーツ向け240Hz表示もOKだ【PR】

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 「とにかくでっかい画面でゲームをプレイしたい!」。ゲーマーなら一度は考えたことがある夢だ。とは言え,市販のゲーマー向けディスプレイは,多くが20〜30インチ台前半程度のサイズで,大画面の夢を叶えるには物足りない。それ以上に大きいディスプレイやテレビとなると,設置するのに広い部屋や机も必要だ。
 「スペースは限られるけど,大画面を諦めたくない!」という欲張りなゲーマーのニーズを満たしてくれる製品が,今回紹介するBenQのプロジェクタ「X500i」である。

X500i
メーカー:BenQ
税込直販価格:26万5000円(※2024年1月27日現在)
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 X500iは,「ZOWIE」「MOBIUZ」といったディスプレイ製品で,ゲーマーにおなじみのBenQが,ゲーマー向けプロジェクタ「X Series」のひとつとして送り出した製品だ。最大リフレッシュレート240Hzというゲーマー向け機能はもちろんのこと,短焦点設計により,わずか1.5mの距離からでも100インチの大画面映像を映し出せる点が,本製品最大のポイントである。設置環境とスクリーン,もしくは白くて平らな壁さえあれば,どこでも大きな画面でゲームを楽しめるのだ。
 ちなみに,X Seriesのゲーマー向け短焦点プロジェクタでは,BenQが東京ゲームショウ2023で公開した「X300G」という製品も,2月に発売の予定である。

 本稿では,そんなX500iを紹介するとともに,実際のゲームプレイで確認できた実力をお伝えしよう。


1.5mの距離から100インチを投影できる短焦点


 X500iは,机上での設置はもちろんのこと,天井からのぶら下げ設置も可能な据え置き型プロジェクタだ。リビングや私室,寝室といった場所で,最低限の設置スペースと投影する白い壁やスクリーンがあれば,テレビやディスプレイを大きく超える大画面でゲームをプレイするという夢を叶えられる。

X500i本体と付属リモコン
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 公称本体サイズは,366(W)×244(D)×118mm(H)と,けっして小さいわけではないが,設置場所を確保するのに一苦労……というような,手に余るサイズでもない。
 公称本体重量は約3.6Kgだ。製品の性質上,頻繁に持ち運ぶものでもないが,たまの移動や,イベントに使うために持ち運ぶときにも,取り扱いに苦労するほどではないだろう。

短焦点の特徴を生かすべく,やや狭いリビングを想定した部屋の小さなコーヒーテーブル上にX500iを設置してみた
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 カラーリングは,前面がブラックでそれ以外はホワイトという,ツートーンカラーに,差し色としてオレンジのラインが入っている。生活の一部となるインテリアとしても違和感のない,ナチュラルなプロダクトデザインなのはうれしいポイントだと思う。

本体前面。レンズは向かって右側にあり,周囲をオレンジのラインが囲む
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通気孔で占められた本体左側面(左)と右側面(右)。内部を覗くと,本体正面側にはスピーカー,背部側に冷却用のファンが見える
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本体天面。レンズの近くにズーム・フォーカス調整用リングが,背面近くには操作ボタンが配置されている
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本体底面。高さ調整用に稼動する脚が,前面側に1つ,背面側に2つある
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高さ調整脚を短くした状態(左)と最大まで伸ばした状態(右)
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本体背面のインタフェース類と,天面の操作ボタン。背面のふくらんでいるところは,後段で説明するAndroid TVデバイスを収納しておく部分だ
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 インタフェースとしては,映像入力用としてHDMI 2.0b×2と,DisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-Cポート×1を備える。映像以外のインタフェースとしては,3.5mmミニピンサウンド出力,RS-232C(D-Sub 9ピン),USB 2.0 Type-Aポート,角型光デジタルサウンド出力(S/PDIF)を,各1ポートずつ備えている。
 ちなみに,HDMI 2.0b出力のうちの右側の1ポートは,「eARC」(Enhanced Audio Return Channel)に対応しており,「Dolby Atmos」や7.1chオーディオのパススルー出力が可能だ。

インタフェース類を拡大したところ
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付属のAndroid TVドングル,QS02。大きめのUSBメモリくらいのサイズで,4K表示やHDR映像表示が可能だ
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 本製品はゲーマー向けプロジェクタであるが,もちろん,使い道はゲーム用途だけではない。さまざまな映像出力機器を接続できるほか,付属するAndroid TVドングル「QS02」を取り付けると,X500iと付属のリモコンだけでAndroid TVが使用可能になる点にも注目したい。
 QS02は,Wi-Fi 6対応の無線LAN機能を内蔵しているため,無線LAN環境があるところに設置すれば,「Amazon Prime Video」や「Netflix」といったサブスクリプション形式の動画配信サービスや,「YouTube」などが視聴できるわけだ。
 QS02は,X500iの背面に専用の取り付けスペースがあるので,装着するとUSBドングルだけが飛び出して不格好ということはない。

X500i背面の右側下部にあるカバーを取り外して,QS02を装着した状態
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QS02を組み込んだX500iだけで,YouTubeなどのAndroid TVアプリを扱えるので,動画視聴などに役立つ
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 X500iは,サウンド出力機能として左右対称に配置された5W×2の「treVolo」スピーカーを備える。サウンド補正プロセッサ「MaxxAudio DPS」による音響調整により,バーチャルサラウンド再生を実現している点もうれしい。

 付属するリモコンはシンプルにまとめられており,非常に扱いやすい。X500iの設定などを変更するOSDメニューの操作はもちろん,先述した動画配信サービスなどの操作は,すべてこちらで行える。
 なお,先述したとおり本体天面にもOSDメニュー操作用のボタンがあるが,リモコンの使い勝手が良いので,本体のボタンを日常的に使う必要はあまりないだろう。バックアップとして割り切ってよさそうだ。

本体とAndroid TVを操作できる付属リモコン。使い勝手は非常に良好だ
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最高で4.2msの入力遅延。大画面でガチなゲームを楽しめる


 X500iのプロジェクタとしてのスペックを確認していこう。
 X500iの最大出力解像度は3840×2160ドットで,垂直最大リフレッシュレートは240Hz。ただ,240Hzでの表示が可能なのは,X500iにPCを接続した場合のみで,240Hz時は解像度も1920×1080ドット(フルHD)となる点には留意したい。
 なお,4KやフルHD以外に,解像度2560×1440ドット(WQHD)に対応しているが,WQHDでの信号入力時は,フルHDへダウンスケーリングされる仕様となる。そのため基本的には,フルHDか4Kでの使用がメインとなるだろう。

 ゲーマーとしては気になる映像入力から表示までの表示遅延(BenQでは「入力遅延」と表記する)だが,製品情報ページに以下のような数字が上げられている。

  • 4K/60Hz動作時:16.7ms
  • フルHD/60Hz動作時:16.7ms
  • フルHD/120Hz動作時:8.3ms
  • WQHD/120Hz動作時:8.3ms
  • フルHD/240Hz動作時:4.2ms

 つまり,最大で1フレーム分(16.7ms)の遅延が生じるわけだ。競技性の高いゲームでは,遅延がもっとも少ないフルHD/240Hz動作が強みを発揮するが,映像美を楽しむ目的や,瞬時の駆け引きを求められないシーンであれば,4K/60Hz動作での使用も問題なく楽しめよう。

 光源にはLEDを採用しており,光源寿命は「ノーマルモード」で公称約2万時間,「エコモード」で同約3万時間とのこと。標準消費電力が280Wと,プロジェクタとしては低めなのもポイントだ。排熱用にファンを内蔵しているが,動作音はかなり控えめだった。

 輝度は2200ルーメン。Xシリーズのフラッグシップ機である「X3100i」の3300ルーメンにはおよばないが,必要十分なスペックだ。実際の使用感は後述するが,部屋の照明を軽くつけた場合での使用にも,X500iは十分に耐えた。

X500iの投影サイズと距離の関係
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 映像の投影サイズは,X500iとスクリーンまでの距離に依存するが,1.5〜1.8mで100インチ相当,1.8〜2.2mで120インチ相当,2.3〜2.7mで150インチ相当となる。ちなみに,X500iは短焦点設計を特徴としているため,実際にはスクリーンまでの距離が1.5m以下であっても,一定の距離までであれば,投影サイズこそ小さくなるが利用できる。
 実際,今回のテストでは,投影する壁との距離が1m程度,投影サイズは80インチ程度で試用したが,大抵の大画面テレビを超えるサイズの映像で楽しめた。

 なお,設置場所などの要因により,映像が台形に表示されてしまう場合は,OSDメニューにある「2D キーストーン」という設定項目で補正できる。拡大率とフォーカス(ピント)については,本体上面のリングを動かして調整を行う仕組みだ。

映像の台形歪みは,OSDメニューにある「2D キーストーン」で補正する(左)。映像の拡大率やフォーカスは,天面にある2つのダイヤルで調整しよう(右)
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 画質に関する仕様についても言及しておこう。
 BenQは,X500iがデジタルテレビ向けの色空間規格「Rec.709」(=sRGB)のカバー率が95%であるとアピールしている。簡単に言えば,色の表現力に優れていることを意味しており,ゲームの映像表現はもちろん,映画などのコンテンツを視聴するときの色再現性は申し分ないだろう。
 コントラスト比も60万:1と高く,明暗のコントラストに優れた映像を楽しめる。加えて,「HDR10」準拠の,HDR映像表示機能を備える点も記しておきたい。

 OSDメニューから操作できる画質設定機能「ピクチャモード」には,使用環境やユーザーの用途に応じたさまざまなプリセットが用意されている。ゲーマー向けディスプレイの大半には,画質設定の機能があるが,それと同じようなものと考えていい。
 また,PCやゲーム機などからHDR映像をX500iに入力すると,自動的にHDRモードに切り替わる機能も搭載している。HDR映像時には,ピクチャモードが「HDR10」「HDR-RPG」「HDR-FPS」「HDR-SPG」(SPGはスポーツゲームの略)に切り替わり,それぞれ固有のプリセット設定を選べる仕組みだ。

OSDメニューの基本画面
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HDR映像入力時のピクチャモードは4つのプリセットがある(左)。「自動ゲーム モード」(右)をオンにすると,PlayStation 5/4やXbox,Nintendo Switchなどのゲーム機を接続したときに,自動で適切なモードに切り替わる。とても便利だ
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 画質設定だけでなく,音質設定の「サウンドモード」があるのも,X500iの面白い点だ。「シネマ」「音楽」「FPS」「SPG」と,ジャンルに応じた設定を選択できる。たとえばFPSでは,サラウンド感が強調されたり,SPGでは歓声や実況を引き立たせる音響特性へと変化したりと,高品質なスピーカーを大いに活用できる。

ゲームやコンテンツに合わせた音質プリセットを選べる「サウンドモード」。FPSを選択すると,サラウンド感が強調される
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大画面の「迫力」を備えつつ,「実戦」で使える性能を体験


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 ここからは,実際にX500iでゲームをプレイした使用感を紹介していこう。
 今回プレイしたのは,FPSの金字塔「Call of Duty®」のシリーズ最新作である「Call of Duty®: Modern Warfare III」(以下,CoD:MWIII)のPC版だ。作品の真骨頂でもあるマルチプレイで,3840×2160ドット/60Hzでのプレイと,1920×1080ドット/240Hzで高リフレッシュレート表示ができるプロジェクタの実力をテストしてみた。

G-Tune FZ-I9G90
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 テストに用いたPCは,マウスコンピューターが展開するゲーマー向けPCブランド「G-Tune」の中でも,最上位クラスのスペックを持つハイエンドPC「G-Tune FZ-I9G90」(関連情報)だ。

 まずは,3840×2160ドット/60Hzでのプレイ感を確認しよう。
 筆者は,日頃からFPSをプレイしており,ディスプレイの解像度やゲーム設定は,どちらも1920×1080ドットに設定して,高フレームレートと遅延の少なさを重視している。そんな理由もあってプレイする前は,公称値で16.7msという入力遅延が気になっていた。

 プレイして真っ先に感じたのは,映像の綺麗さである。「でっかい画面(スクリーン)で綺麗な映像が動いて,それでゲームをプレイできる」。文字で書くときわめてシンプルだが,実際に目の前で見ると「うぉぉ,なんかスゲぇ」と,言葉にならない謎の感動を覚えた。20インチ台のディスプレイでは決して味わうことができない,すさまじい体験が,確かにそこにあった。

3840×2160ドットでのプレイ時。写真だと伝わらないのが残念だが,とても美しい
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キルストリーク(連続で敵をキルすることで獲得できる強力なアイテム)「巡航ミサイル」投下の様子。見慣れたシーンが,まるで映画の迫力だ
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 気になる人も多いであろう3840×2160ドット/60Hzでの入力遅延だが,ふとした瞬間,たとえば反応が遅れたり,ショットガンやスナイパーライフルで違和感を感じて「あれ?」となることはあるものの,まったくプレイできないということはなかった。
 とはいえ,後述する1920×1080ドット/240Hzに比べると,eスポーツタイトルにおけるプレイのしやすさは,やはり違う。今回は,CoD:MWIIIのみでのテストとなったが,やはり,3840×2160ドット/60Hzでのプレイは,遅延の短さや高フレームレートを重視するeスポーツ系よりも,映像美を楽しみたいゲームに向いていると言える。

 一方で,あくまでも筆者の主観だが,「普段の環境からスクリーンが大きくなっても,意外とプレイ感覚は変わらない」というのも,非常に興味深いポイントだ。プレイし始めは,画面サイズの違いから違和感を覚えるものの,5分程度もプレイしていると,すぐに馴染んでしまう。解像度に関わらず共通する事項だが,「大きな画面でゲームって,感覚的にどうなの?」と気になる人も多いと思うので,参考までに記しておこう。

 次に,1920×1080ドット/240Hzでのプレイを試そう。やはり,3840×2160ドットに比べれば,映像自体の美しさは落ちる。ロビー画面でも分かる解像度の差(と映像のヌルヌルさ)に,同席していたBenQの担当者と「やっぱり4Kってスゴいですネ」などと話をしつつ,戦闘へと入ったのだが,ここで,X500iの真骨頂を見ることができた。

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 60Hzとは見違えるほどで,明らかに戦闘がしやすい。遅延はほぼ体感できず,単純に「ゲーマー向け240Hzディスプレイの拡大版」という感覚でプレイできる。プレイしたのは「シップメント」と呼ばれる,敵味方が常に入り乱れる混戦マップだったのだが,モタつくことなく戦闘が行えた。

複雑なキャラクターコントロールをする相手にも,240Hzならエイムが追いつく。4K/60Hzにはなかった感覚だ
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キルストリークもガンガン出せる。FPSの腕前は下手の横好きの筆者だが,明らかに戦闘力が高まったのを感じた
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 シップメントは全体的に暗いマップであるが,マップ内の照明や戦闘で生じる火炎,爆発やマズルフラッシュといった明暗の差がある描写を美しく投影できているのも素晴らしい。本機が持つ優れたコントラスト性能が,こうした場面で輝く。

サイズも相まって,見慣れた爆発が「なんかすごい爆発」に見えるほど
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暗所で火花が散る様子も美しかった
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 今回のプレイでは,X500iのスピーカーもテストするため,イヤフォンやヘッドフォンなどはいっさい使用していない。もちろん,戦闘に直結するサウンドを聞くためには,圧倒的にイヤフォンやヘッドフォンが有利なことは承知しているし,X500iのスピーカーで,足音の距離感や銃声の方角といった正確な定位を感じ取るのは難しい。
 とはいえ,銃撃や爆発音,キャラクターが発する音やボイス,そのほかもろもろの音が入り乱れる環境下で,「どの音が鳴っているか」を判別できるだけでも,内蔵スピーカーとしては十分すぎる性能だと思う。爆発などによる重低音の迫力はしっかりとあるし,銃撃の音やキャラクターのボイスも,はっきりと聞き取れるのだ。
 さすがに専用のオーディオスピーカーと比べるものではないが,内蔵スピーカーと考えれば,非常に高品質なサウンドだ。あくまでも,競技性のあるeスポーツタイトルには向かないだけで,そうした要素がないタイトルや,映画などのコンテンツ視聴では,十分な性能を持つスピーカーと言えよう。

余談だが,今回のレビューでは,BenQのワイヤレスマウス「ZOWIE EC2-CW ワイヤレスゲーミングマウス for e-Sports」を使用した。ZOWIEブランドらしく,実戦的でとても完成度が高いマウスだと感じた
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価格はネックだが,X500iは間違いなく特別な体験をもたらしてくれる


 X500iのテストをしてきたわけだが,筆者は正直,すごく欲しくなってしまった。とはいえ,直販で26万5000円(税込)という価格は,けっして気楽に手を出せるものではない。短焦点プロジェクタとはいえ,投影するスクリーンや白い壁といった設置スペースも考慮する必要があり,けっして万能の神器ではないだろう。
 しかし「とにかく大きな画面でゲームをプレイしたい!」という,ゲーマーなら一度は持つ夢を,X500iは,比較的コンパクトに叶えてくれる。ゲーマーが集まるパーティーにも使えるし,環境を整えるハードルこそ高いが,キャンプに持ち込んで星空の下でゲームをするなんてこともできそうだ。
 大画面でゲームをプレイしたいプレイヤーはもちろん,「こういう使い方してみたいな?」と思いつく人であれば,ぜひ一度チェックしてほしい製品だ。

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BenQのX500i製品情報ページ


RTX 4090&Core i9-14900KF搭載で,今どきのAAAタイトルを快適にプレイできるゲームPC G-Tune FZ-I9G90

 本稿のゲームプレイで使用したのは,マウスコンピューターのゲームPCブランド「G-Tune」の中でも,最上位クラスのスペックを備える「G-Tune FZ-I9G90」だ。

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 テストに使用したG-Tune FZ-I9G90は,CPUに第14世代Coreプロセッサの24コア32スレッドモデル「Core i9-14900KF」を,グラフィックスカードにはNVIDIA製のハイエンドGPU「GeForce RTX 4090」を装備するなど,現状,最高クラスのゲーム性能を持つPCである。本稿でとりあげたCoD:MWIIIでも,4K解像度で最高画質に設定しても60fpsで,フルHD解像度であれば240fpsでの表示が可能であり,文句なしに,X500iの性能を存分に引き出せるはずだ。
 メインメモリはBTO標準構成でDDR5メモリを64GB分,内蔵ストレージには,容量2TBのPCI Express 4.0 x4接続型M.2 SSDを搭載しており,ゲームプレイはもちろん,1台でゲームをプレイしながら同時に実況配信を行っても余裕がある。

 税込のBTO標準構成価格は65万9800円と,スペック相応に高価な製品ではある。どんなゲームでも高画質で快適にプレイできる高性能なゲームPCを求めるゲーマーにお勧めしたい製品だ。

マウスコンピューターのG-Tune FZ-I9G90製品情報ページ


(C)2023 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION、CALL OF DUTY、CALL OF DUTY LEAGUE、CALL OF DUTY MODERN WARFARE、MODERN WARFARE、CALL OF DUTY BLACK OPS、CALL OF DUTY WARZONE、WARZONEおよびCALL OF DUTY VANGUARDはActivision Publishing, Inc.の商標です。その他の商標や製品名はその所有者に帰属します。
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