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NEC PCがエントリー市場向けゲームPC「LAVIE GX」を発表。XboxコントローラやXbox Game Pass Ultimate付属ですぐに遊べる
LAVIE GXシリーズは,比較的小さな筐体のエントリー市場向けゲームPCで,上位モデル「GX750/EAB」は,GPUにNVIDIA製のミドルクラスGPU「GeForce RTX 3060」を,CPUには12コア20スレッド仕様の「Core i7-12700F」を搭載する。ゲームパッドの「Xbox Wireless Controller」やアナログ接続型ヘッドセット,Microsoftのゲーマー向けサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass Ultimate」の3ヵ月無料使用権などが製品に付属しているのもポイントだ。
製品ラインナップと,税込のメーカー想定売価は以下のとおり。
- GX750/EAB:Core i7-12700F(12C20T),GeForce RTX 3060,メインメモリ容量16GB,SSD 1TB,30万2280円前後
- GX550/EAB:Core i5-12400F(6C12T),Radeon RX 6400,メインメモリ容量16GB,SSD 512GB,21万9780円前後
また,LAVIE GXの直販モデルとなる「LAVIE Direct GX」の販売も始まっている。こちらはメインメモリ容量を32GBまで増やしたり,内蔵ストレージにHDDを加えるといったカスタマイズも可能だ。
直販モデルの税込価格は19万4700円からとなっている。
同日,NEC PCは,東京都内にて新製品発表会を開催し,LAVIE GX実機の披露と商品説明を行った。
確かに,1990年代はPC-9801シリーズ向けに多数のゲームが販売されていたし,シリーズには,ゲーマーをターゲットにした製品もあった。だが,それを持って「PC-9801シリーズはゲームPC」と言われるのは,当時を知る者としては違和感を覚える。「それくらいの意気込みを込めて,ゲームPCを作りました」と受け止めるのが妥当だろうか。
たとえば,ゲームパッドやヘッドセットといった,PCゲームで必要となりがちな周辺機器を製品に同梱したり,Xbox Game Pass Ultimateの3ヵ月無料使用権を付けたのも,そうしたエントリー層への向けた施策の1つである。
さらに,LAVIE GXを購入してレトロゲームの復刻で知られるPC向けサービス「プロジェクトEGG」に加入すると,同サービスで利用できる3000円相当のポイントがもらえるキャンペーンも実施するとのこと。これもまた,ゲームをすぐに始められる体制づくりの一環と言えよう。
エントリー層に向けたもう1つの施策が,ゲーム専用ユーザーサポート「LAVIE ゲーミングサポート」だ。これは電話やオンラインサポートを組み合わせて,24時間365日,ゲームPCや周辺機器,ゲームのインストールや各種設定,さらには実況配信に関するサポートなども行ってくれるサービスとのこと。サポート担当者はゲームに関するエキスパート揃いとのことで,ゲーム内の設定が必要な質問に対しても,(すべてのゲームとはいかないが)可能な限り回答してくれるそうだ。
また,NEC PCでは,LAVIE GXの発売記念コラボ企画として,本製品購入者の中から先着500名に,PC版「モンスターハンターライズ:サンブレイク」をプレゼントするキャンペーンを実施するとのことだ。
単純に価格対スペック比で見ると割高感は否めないものの,BTO PCメーカー製品にはない手厚いサポートや,周辺機器の標準添付といった点に魅力を感じるPCゲーム初心者なら,LAVIE GXも選択肢の1つとなるかもしれない。
NEC PCのLAVIE GX製品情報ページ
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