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ヤマハ,ゲーマー向け高機能オーディオミキサー「ZG01」を発表。アナログ接続型ヘッドセットも登場
なお,ZG01とYH-G01がセットになった「ゲームストリーミングパック」も用意しており,価格は税込4万5100円と,それぞれの製品を個別で購入するよりも割安になっている。
ZG01は,ゲーム用途向けの設計を謳うオーディオミキサーだ。XLRアナログ入力と2系統の4極3.5mmミニピン入力を搭載しており,ゲーム内の音声とボイスチャットの音声は,本体に搭載したノブやフェーダーで音量を調整できる。
また,2系統のHDMI入力とパススルーに対応した1系統のHDMI出力端子を搭載しており,表示する画面を切り替えるスイッチャーとしても活用できるという。なお,キャプチャ機能は搭載していない点には注意したい。
PCに専用ドライバを導入することで,PC上では1台のZG01を2系統の異なる音声チャンネルとして認識させることもできるという。たとえば,Discordなどのボイスチャットアプリには自分の音声だけを出力し,OBSなどの配信用アプリにはボイスチャットだけでなくゲーム内の音声も合わせて出力するといったことが可能だ。
豊富な音声処理機能を備えるのも見どころだ。ヤマハ独自の「ViReal Technologies for headphones」よるバーチャルサラウンドサウンド再生が利用できる。
このほかにも,ボイスチェンジャーや,自分のキャラが発生する音を含めたゲーム内の環境音を調整する「FOCUS MODE/EQ」,ボイスチャットで話す相手の音場を変更する「3D CHAT SPACE」といった機能を搭載する。なお,これらの処理を行った音声はそのまま配信可能であるのもユニークなポイントだ。
「AG03」や「AG06」といった配信用オーディオインタフェースで,すでに高い評価を受けているヤマハによるゲーマー向け製品だけに,とくに配信に力を入れているというゲーマーにとっては気になる製品ではないだろうか。
一方のYH-G01は,アナログ接続に対応したヘッドセットだ。ヤマハ製のモニターヘッドフォンと同じスピーカードライバを採用しただけでなく,マイク部分に着脱式のコンデンサーマイクを搭載したのが特徴だ。公称本体重量が約260gと比較的軽量であるのもポイントとなっている。
ヤマハのZG01製品情報ページ
ヤマハのYH-G01製品情報ページ
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