Arcade1Up，家庭向けの「アウトラン」筐体を発表。今のところ北米およびカナダ向けだが，国内販売の可能性もあり

　Arcade1Upは日本時間の2020年11月5日，「Outrun Seated Arcade Cabinet」を発表し，受注を開始した。12月中の発送を予定しているという。直訳すれば「アウトラン着席アーケードキャビネット」となりそうな感じだが，写真を見ればお分かりのようにアーケードの「アウトラン」筐体をモデルにしたデザインとなっており，「アウトラン」（Outrun）のほか，「ターボアウトラン」（Turbo Outrun），「アウトランナーズ」（Outrunners），そして「パワードリフト」（Power Drift）の4タイトルがプレイ可能となっている。

「Outrun Seated Arcade Cabinet」製品紹介ページ

　公式サイトのスペック表によれば，製品にはステアリングホイールとアクセル＆ブレーキペダルが備えられており，表示は17インチのカラー液晶ディスプレイが使われるという。椅子は着脱が可能で，サイズは，筐体の高さが約1.2mといったところだ。公式サイトに価格は書かれていないが，残念ながら発送できるのは北米とカナダだけとなっており，現段階で日本には送ってくれないようだ。


　Arcade1Upは，アーケード筐体を家庭向けに4分の3程度に縮尺して販売するメーカーで，これまで「パックマン」「スペースインベーダー」「ストリートファイター」などの筐体をリリースしているが，いずれもいわゆるアップライト型の筐体で，着席してプレイするタイプの筐体は，「Star Wars Limited Edition Seated Arcade Game」に続く第2弾となり，ラインナップを見る限り，レースゲームは初となる。


　現段階では北米およびカナダ向けのみだが，公式サイトには「ほかの小売業者からの販売も予定している」と書かれている。日本ではタイトーがArcade1Upの販売代理店を務めており，公式サイトもオープンしているので，こちらで販売される可能性はそれなりにありそうだ。すでに販売されている筐体はいずれも税込で3万円以下なので，「アウトラン着席アーケードキャビネット」もそれよりやや高い程度だろう。というわけで，家庭で「アウトラン」を楽しみたい人は，公式サイトをチェックしてほしい。

Arcade1Up公式サイト

Arcade1Up日本語公式サイト