Luminous Productions，パストレーシングに対応した独自エンジン「Luminous Engine」の次世代ゲーム向け技術デモを公開

　2019年9月4日，スクウェア・エニックス・グループの開発スタジオであるLuminous Productionsは，同日に開幕したゲーム開発者向けイベント「CEDEC 2019」にて，同社の独自エンジンである「Luminous Engine」（ルミナス・エンジン）の最新技術デモ「BackStage」を公開した。


　BackStageは，次世代ゲームに向けたLuminous Engineにおける機能強化の一環として公開されたもので，リアルタイムの「パストレーシング」によるレンダリングを実現しているのがポイントだ。
　パストレーシングは，NVIDIAのMorgan McGuire（モーガン・マクガイヤ）氏が，SIGGRAPH 2019の講演（関連記事）で，「2035年くらいにゲームグラフィックスで取り入れられ始めるだろう」と説明していたが，それをいち早く導入して見せたデモというわけだ。

　BackStageの制作にはNVIDIAが協力し，GeForce RTX 2080 Tiで動作しているとのこと。BackStageで用いた技術は，Luminous Engineベースの次世代ゲームで利用するそうである。

Luminous Productionsの公式Webサイト