テストレポート
Western DigitalのデスクトップPC向けSSD「WD Blue SSD」が国内発売。速報的ファーストインプレッションをレポート
WD製のHDDは,製品カテゴリ別に色の名前をシリーズ名として付けており,「Blue」は,デスクトップPC向けを意味する色となっている。WD Blue SSDも同様だ。
4Gamerでは,国内発売直前のWD Blue SSDをテストする機会を得たので,取り急ぎ,製品ラインナップの紹介と合わせて,簡単なファーストインプレッションをレポートしたい。
Serial ATAとM.2のそれぞれに3モデルの計6製品をラインナップ
まずは,WD Blue SSDの製品ラインナップを見ていこう。2.5インチHDD(7mm厚)互換タイプ(表1)と,M.2 Type2280タイプ(表2)という2種類のフォームファクタがあり,それぞれ容量1TB,500GB,250GBモデルの計6モデルが用意される。
最近では,NVM Express対応のM.2 SSDが注目を集めているが,WD Blue SSDは,M.2フォームファクタでもSerial ATA 6Gbps接続を採用しており,性能面でのインパクトは薄い。とはいえ,逐次読み出し/書き込み性能やランダム読み出し/書き込み性能の公称スペックは,他社製のハイエンドSSDと肩を並べる値となっているので,Serial ATAモデルとしては悪くない性能を有するようだ。
多くのPCユーザーにとって扱いやすい,現実的なアップグレードの選択肢となるだろう。
テスト環境は表3のとおり。CrystalDiskMarkの初期設定は,「テスト回数9回,スレッド数1,テストサイズ4GiB,ランダムデータ」として,5回連続で実行し,その平均値をスコアとして採用したものだ。ストレージに送るコマンドキューの深さである「Queue Depth」(以下,QD)の設定は,QD=32とQD=1でテストしている。
テスト結果をまとめたものが,グラフ1〜4となる。細かい論評は省略するが,逐次読み出し/書き込み性能は,公称値に近い性能が得られているようだ。
現在,追加のテストとして,総合ベンチマークソフト「PCMark 8」に含まれる「Expanded Storage」もテスト中なので,より詳細なテスト結果や他機種との比較については,後日レポートしたい。
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Western Digital 日本語公式Webサイト
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