PS Vitaに［L2/R2］トリガーを追加するグリップカバー，待望の「PCH-1000」対応モデルが加わる。今冬に発売予定

　PlayStation Vita（以下，PS Vita）で［L2/R2］トリガーを利用可能にする上越電子工業製グリップカバーに，待望の「PCH-1000」対応モデルが加わることとなった。
　同社は本日（2015年11月19日），PS Vitaの型番PCH-1000番台専用アクセサリ「PCH-1000型専用 L2／R2ボタン搭載グリップカバー」（以下，PCH-1000用グリップ）の開発および発売決定を発表した。販売はアンサーが担当し，発売は今冬を予定しているとのことで，価格は今のところ明らかになっていない。

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「L2/R2ボタン搭載 グリップカバー」の開発者である，上越電子工業の藤川英希氏（写真はインタビュー時のもの）。氏によれば，PCH-1000用グリップは，PCH-2000用のプレイ感覚と遜色ないものに仕上がっているという。ちなみに，PCH-2000用は今でも注文が入るロングセラー製品となったそうだ

　本製品は，2015年4月に発売された「L2/R2ボタン搭載 グリップカバー」のバリエーションモデルだ。L2/R2ボタン搭載 グリップカバーは，PS Vitaで「PS4リモートプレイ」を利用するにあたって，「『DUALSHOCK 4』の［L2/R2］トリガーに相当する機能がない」という問題を解決すべく，トリガー付きのグリップを装着することで，物理的に利用できるボタンを増やしてしまおうというアタッチメントである。残念ながら，対応しているPS Vitaが「PCH-2000」のみで，PCH-1000ユーザーは「欲しいけど型番が……」という状態だったのだが，そういった要望の声に応えて，PCH-1000対応モデルの開発が決まったそうだ。

　PCH-1000用グリップの基本的な機能は従来製品と同様で，［L2/R2］トリガーを押すと，内部の導電ゴムを通じてPSVitaの背面タッチパッドへ指からの静電気を伝え，操作できるという仕組みになっている。
　大きな変更点となるのは，従来製品は「ツメで固定してPS Vitaの下に取り付ける」構造だったのに対して，PCH-1000用グリップは「上面カバーで包み込んで固定する」構造となっていること。これにより，PS Vita本体を保護するカバーとしても機能する。

　今のところ，発売日や価格などの詳細は不明だが，PCH-1000ユーザーは続報を待とう。