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[TGS 2014]タッチ操作ゲームをジェスチャーで楽しめる!? 東京エレクトロン デバイスのブースレポート
お馴染みのAndroid用ゲームをテレビに映し出して,ジェスチャーで楽しむというという体験はなかなか面白かったので,紹介しよう。
ではgamepopとEGSの概要をそれぞれ説明しよう。
gamepopは海外で展開されている月額制有料サービス。Android端末と専用コントローラを使って,コンシューマゲーム機のようにテレビでAndroidアプリを楽しめるようになる。また,Google Playの有料アプリがダウンロードし放題になるというサービスも提供される。
今回東京ゲームショウに出展しているということで,日本でもサービスが提供されるのかと思ったのだが,ブースの関係者によるとまだ決まってはいないとのこと。
上がgamepop端末,下が専用コントローラ。コントローラはWiiリモコンのようにポインティングもできる |
少し分かりづらいが,画面中央下「Zynga Poker」のアイコンの上に,コントローラのポインティング位置を示す赤丸が出ている |
gamepopと組み合わせて展示されていたEGSは現在開発中のデバイスで,カメラでプレイヤーの手の動きを認識し,タッチ操作のゲームをジェスチャーでプレイできるようにするというものだ。
ジェスチャー操作によるプレイというと,Xbox 360やXbox OneのKinectセンサー対応ゲームがまず思い浮かぶが,対応タイトル数でいうとまだまだ物足りないところ。その点,EGSなら既存のタッチ操作対応ゲームをジェスチャー操作できるようになるというわけだ。
現時点では細かな仕様は未定だが,原理的には80cmほどの距離からジェスチャーを認識してくれるとのこと。説明員の人によれば,一般的なWebカメラと同レベルの価格帯にできる可能性もあるという。
早速,テレビにつないだgamepopとEGSで,用意されていたAndroid版「Fruit Ninja」を遊んでみた。タッチパネル上で指をスワイプさせ,画面内のフルーツを切っていくというお馴染みのゲームだ。
事前のキャリブレーションなども必要なく,カメラの前に立つだけで普通に両手の動きを認識してくれて,手を振ればその動き通りにフルーツが切れていく。エキサイトした筆者がかなり激しく手を動かしても,しっかりと認識し続けてくれた。
タッチで遊んだことがあるゲームも,ジェスチャーで操作するとまた違ったプレイ感覚になってなかなか面白く,いろいろなジャンルのゲームで試してみたくなってしまった。飽きてプレイしていなかったゲームがジェスチャー操作で生まれ変わり,再びハマってしまう,といったこともあるかもしれない。
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