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AMD,ディスプレイ同期技術「FreeSync」対応ディスプレイが2015年第1四半期に登場と予告。対応製品はGCN世代のGPU&APUに
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印刷2014/09/19 18:40

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AMD,ディスプレイ同期技術「FreeSync」対応ディスプレイが2015年第1四半期に登場と予告。対応製品はGCN世代のGPU&APUに

 北米時間2014年9月18日,AMDは,同社が開発したディスプレイ同期技術「FreeSync」(※VESA規格ではAdaptive-Sync)に対応する液晶ディスプレイが,2015年第1四半期中に登場すると発表した。現在,台湾MStar Semiconductorと台湾Novatek Microelectronics,台湾Realtek SemiconductorがFreeSync対応のスケーラ―を2014年中に出荷予定で,それを採用したディスプレイでは,解像度2560×1440ドットまでの液晶パネルで垂直リフレッシュレート最大144Hz,3840×2160ドットの液晶パネルでは最大60HzのFresSync動作を行えるようになるという。

 なお,AMDのFAQページによれば,対応製品は,「Graphics Core Next」アーキテクチャベースのGPUコアを採用し,DisplayPort接続を利用できるグラフィックスカードおよびAPUシステムとなっている。具体的にはRadeon HD 7000・8000シリーズとRadeon R9&R7 200シリーズ,そしてKaveri・Kabini・Temash・Beema・Mullins世代のAPUだ。

2014年6月に開かれたCOMPUTEX TAIPEI 2014で披露されたFreeSync対応液晶ディスプレイの試作機。スケーラーユニットを供給するメーカーが対応することで,ディスプレイメーカーは対応製品を作りやすくなる
画像集#002のサムネイル/AMD,ディスプレイ同期技術「FreeSync」対応ディスプレイが2015年第1四半期に登場と予告。対応製品はGCN世代のGPU&APUに

AMDによる当該プレスリリース(英語)


#### 以下,リリースより ####

AMD、大手スケーラー開発メーカーが「Project FreeSync」対応を発表
−新たな技術提携により、PCゲームのカクつきや描画ズレを抑えるAMDのライセンスフリー・ソリューションを搭載したディスプレイ開発を実現−

AMD(米国本社:米カリフォルニア州サニーベール、社長兼CEO:ロリー・リード)は、スケーラー(画像変換回路)を開発するMStar、Novatek、Realtekといった大手メーカーと提携し、DisplayPortのAdaptive-Syncと「Project FreeSync」に対応したスケーラー・ユニットを2014年中に開発することを発表しました。1

AMD米国本社のグラフィックス事業部門担当バイスプレジデントであるマット・スキナー(Matt Skynner)は、次のように述べています。「ハードウェア・アクセラレーテッド・グラフィックスが登場して以来、ゲーマーはカクつきや描画ズレのない滑らかな画面表示を望んできました。当社の『Project FreeSync』は、低価格化と更なる普及を促進するオープンスタンダード、ライセンスフリーでのアプローチにより、その実現を目指しています」

今回の技術提携において、MStar、Novatek、RealtekはそれぞれAdaptive-Syncに対応する広範なスケーラーを開発し、2015年第1四半期に新たなディスプレイ製品サイクルの強化を目指します。こうしたAdaptive-Syncに対応するスケーラーを搭載したディスプレイにより、AMDの最新グラフィックスカード「AMD Radeon」は「Project FreeSync」を通じてディスプレイのリフレッシュレートとGPUのフレームレートの同期を行ない、低入力遅延、描画ズレやカクつきのないゲーミングを可能にします。

Realtekのバイスプレジデントであるイーウェイ・ファン(Yee-Wei Huang)氏は、次のように述べています。「当社のお客様はAMDのFreeSyncテクノロジーに期待を寄せています。ゲームにおけるFreeSyncのメリットは明白であり、VESA(Video Electronics Standards Association)が定める業界標準であるAdaptive-Syncの導入は、このディスプレイ・テクノロジーを多くの方々に利用いただくための最善のアプローチであると考えています」

また、MStar、Novatek、Realtekによる最新のスケーラーは、他のダイナミックなリフレッシュ・テクノロジーにはない包括的な機能をディスプレイ・メーカーに提供します。これらの機能の一例として、画像のスケーリング、オンスクリーン・ディスプレイ(OSD)、レガシーユーザー向けHDMI/DVI入力、DisplayPortの高ビットレート・オーディオなどが挙げられます。

NovatekのiHome SBU-SC担当ディレクターであるリチャード・ハン(Richard Hung)氏は、次のように述べています。「『Project FreeSync』は、スムーズなゲームプレイをPCユーザーに提供するための業界を代表する取り組みです。オープンなAdaptive-Syncの普及に向けた提案において、AMDはNovatek製のスケーラーがダイナミックなリフレッシュレートを提供する新型ディスプレイを開発できるように巧みにリードしてくれました」

現在「Project FreeSync」に対応するMStar、Novatek、Realtek製スケーラーは、今後FHDとQHDのパネルで最大144Hz、UHDパネルで最大60Hzに対応する堅牢なDisplayPortレシーバーをディスプレイ・メーカーに提供していく予定です。

MStarのディスプレイ・グループ担当マーケティング副部長であるヘンリー・ラン(Henry Lan)氏は、次のように述べています。「オープンな業界標準仕様である『Project FreeSync』とAdaptive-Syncは、消費者が手軽に利用できるテクノロジーのロールモデルといえます。当社は、次世代ディスプレイでのスムーズなゲーミングを実現するスケーラーとともにAMDによる『Project FreeSync』のエコシステムに加われることを光栄に思います」

AMDおよびAMDのディスプレイ・パートナーは、MStar、Novatek、Realtek製スケーラーのいずれかをベースとする「Project FreeSync」対応ディスプレイを2015年度第1四半期に発表する予定です。

参考情報(英語)

1 FreeSync is an AMD technology designed to reduce or eliminate screen tears in games and videos by allowing the monitor’s refresh rate to be controlled by and synchronized to the graphics card. Requires DisplayPort 1.2a compliant monitors that support DisplayPort Adaptive-Sync and an enabled AMD Radeon R7 Series or R9 Series graphics card with forthcoming FreeSync-enabled driver. Support for use with multiple monitors planned. Confirm supported technologies with system manufacturer before purchase.

  • 関連タイトル:

    FreeSync

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