プレイレポート
「Xbox Game Pass」のサービスが日本国内でも本日開始。Xbox One版とPC版ともに150本を超えるタイトルがラインナップ
「Xbox Game Pass」特設ページ
Xbox Game Passのプランについては,「こちら」の記事でも紹介しているが,あらためてまとめておこう。
Xbox One向けの「Xbox Game Pass for Console」(1か月:税込850円),Windows PC向けの「Xbox Game Pass for PC (Beta)」(1か月:税込425円)のほか,前述の2つのプランにXbox Live Goldを加えた「Xbox Game Pass Ultimate」(1か月:税込1100円)という3種類になっている。また,加入者は特定のゲームを割引価格で購入できる特典もある。
Xbox Game Passプラン | 価格 (1か月/税込) |
Xbox Game Pass for Console (Xbox One向け) |
850円 ※北米は9.99ドル |
Xbox Game Pass for PC (Beta) (Windows PC向け) |
425円 ※北米は4.99ドル |
Xbox Game Pass Ultimate (上記の2プランに加えて,Xbox Live Goldを含む) |
1100円 ※北米は14.99ドル |
なお,Xbox Live Goldに加入済みの人がXbox Game Pass Ultimateに加入すると,現在のXbox Live Goldの残り期間がそのまま「Xbox Game Pass Ultimate」に変換される。該当者は,かなりお得にXbox Game Passを楽しめるはずだ。
Xbox One本体でXbox Game Pass対応タイトルを探すときは,ストアでゲームを買うときと同じ操作性,検索性で確認できる。「Xbox Game Pass」のカテゴリがあるので探しやすいはずだ。ダウンロードゲームを購入するときと同じ要領なので,とくには問題はないだろう。
一方,Web上で検索する場合はMicrosoft公式サイトの「こちら」のページから探せる。ただし,Xbox Game Passによって割引が発生するだけのソフトも検索結果にヒットするので,少々ややこしい。
現状ではWebとXbox One本体では検索結果に多少の差異もあるようだ。また,「Human Fall Flat」はXbox One版とPC版が存在するタイトルだが,Xbox Game Passによって遊べるのはPC版のみとなっている。
さらにXbox公式サイトのゲームライブラリの「全表示」では確認できないが,Xbox OneやPC版の専用アプリ「Xbox(Beta)」から検索すると表示されるタイトルも多い。こんな調子なので,現状では対応タイトルを正確に把握するのが難しい(記事執筆中にもリストの更新が行われているようだ)。しかし,Xbox One版とPC版ともに,それぞれ150を超えるタイトルが対象になっていることは確認できた。
「Dead by Daylight: スペシャルエディション」「NieR:Automata BECOME AS GODS Edition」「メトロ エクソダス」「鉄拳7」といった大型タイトルをはじめ,3月末に配信が開始されたばかりの「Bleeding Edge」もあり,ローンチのラインナップとしては上々だろう。
なお,海外ではXbox Game Passに対応しているが,国内サービスには含まれていないタイトルも多いので,今後の動きに注目したい。
“Xbox Game Pass”という名称だが,「Gears 5」「Gears of War 4」「Forza Horizon 4」「Halo: The Master Chief Collection」など,Xboxプラットフォームを象徴するタイトルがPCでも遊べるのは嬉しいポイントだ。
「Human Fall Flat」「Rise of the Tomb Raider」のように,Xbox Game PassではPC版のみ遊べるタイトルも存在するが,前述のとおり,現状はWeb上での検索に難があるため,今後の改善に期待したい。
Xbox Game Passは,今年のホリデーシーズンにローンチが予定されている次世代機「Xbox Series X」にも適用される。今回の国内でのサービス開始は,Xbox Series Xに向けた布石の1つと言える。 既報のとおり,「Gears Tactics」や「Microsoft Flight Simulator」「Minecraft Dungeons」といったXbox Game Studiosのタイトルは発売日からXbox Game Passに対応する。そして,Xbox Series Xのローンチタイトルとなる「Halo Infinite」も同様なので,Xbox Game Passに加入すれば,Xbox Series Xのローンチ時にゲームソフトを買わなくても十分に遊べることだろう。
もちろん,リリースされるすべてのタイトルがXbox Game Passに対応しているわけではなく,Xbox Game Passのラインナップは今後も変化していく。常時加入して,多くのタイトルを遊びまくるも良し,「気になるゲームが増えてきたな」と感じたときに加入するも良し。ライトゲーマーとヘビーゲーマーを問わず,ゲームとの新しい付き合い方だと言えそうだ。
Xbox Game Passのラインナップにはビッグタイトルも多いが,最後に個人的なオススメを紹介しておきたい。
Bloodstained: Ritual of the Night
2019年に発売された,メトロイドヴァニアの大本命。全体的な難度は控えめだと思うが,カンタンすぎるというほどではなく,歯応えが欲しい人にはレベルが1に固定される「ナイトメアモード」が存在する。万人が楽しめる作品だ。パンツァードラグーン オルタ
初代Xboxのタイトル。Xbox Oneに互換対応した際,リマスターと見紛うほどの画面の美しさが話題になった。先日,初代「パンツァードラグーン」のリメイク版がNintendo Switchでリリースされたばかりだが,「パンツァードラグーン」熱が高まっている人は,この機会に「オルタ」もいかがだろうか。Quantum Break
タイムマシンを巡って,2人の男の数奇な運命を描くアクションアドベンチャー。「海外ドラマをプレイできる」と言ってもいいクオリティの映像で,プレイしたことがない人は1度は触れてみてほしい作品。レアリプレイ
レア社の作品を30種類集めた超お得なソフト。収録されているタイトルはすべて英語だが,言語に関係なく楽しめるゲームが多い。収録タイトルの中には,国内ではプレミアタイトルとして有名な「バトルトード」も要チェック。Yakuza 0
2020年2月に配信開始となった「Yakuza 0」。タイトルは海外版の名称だが,日本語化されている。「龍が如く」ワールドに触れてみたい人には,ちょうどいい機会だろう。「Xbox Game Pass」特設ページ
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