2025年12月5日から7日まで,
「東京コミックコンベンション2025」(以下,東京コミコン2025)が,千葉の幕張メッセで開催された。
コミコンは,漫画・アニメ・ゲーム・映画を中心としたポップカルチャーのイベントだ。1964年にアメリカで始まり,国内では2016年に初めて「東京コミコン」を開催。2023年からは,5月に「大阪コミコン」も行われるようになった。
会場の各ブースで扱っている作品は,MARVELやDC,スター・ウォーズ,海外ドラマのものが多く,ステージイベントには
“セレブ”と呼ばれる海外の映画スターが登場。別途チケットを購入すれば,セレブと一緒に写真を撮ったり,サインをもらったりもできる。
イベント全体として,ゲーム関連は薄め。しかし今回は,プレイヤーズジャングルと呼ばれるエリアに「
GALLERIA」や「
マジック:ザ・ギャザリング」「
Meta Quest」「
SteelSeries」など,4Gamer読者に馴染みのあるものも出展されていた。
「大阪コミコン2025」から設けられたプレイヤーズジャングルは,
“リアル会場ならではの,体験型の遊びに満ちたエリア”だ。テーマどおり,ゲーマー向けPCを使ったゲームの試遊,VRゲーム,周辺機器の体験が楽しめたので,その様子を紹介しよう。
関連記事
映画スターと直接出会える興奮に満ちた東京コミコン2025。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」40周年で主要キャストが集い,ノーマン・リーダスや「ザ・ボーイズ」の出演者も来日する特別な会場で,アンバサダーの山本耕史さんが思いを語った。
[2025/12/06 08:00]
関連記事
2025年12月6日,東京コミコン2025に「ザ・ボーイズ」のカール・アーバンさんとジャック・クエイドさんが登壇し,会場は大きな歓声に包まれた。2人は最終シーズンの見どころや撮影秘話,日本のファンへの思いを語った。
[2025/12/09 16:12]
関連記事
東京コミコン2025の会場を歩いていたら,昔のゲームソフトが並ぶガラスケースが目に入り,気になって近づいた。高額の値段がついていて驚き,理由をスタッフに聞くと未開封のまま残っている品だという。そんな世界があるとは思わなかった。
[2025/12/10 17:00]
関連記事
40周年を迎えた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のキャストが東京コミコン2025に集結。本稿では,その貴重なステージの模様をレポートする。キャストが語った作品への深い思いに胸が熱くなり,IMAX&4Dでのリバイバル上映も発表された。
[2025/12/10 18:00]
「GALLERIA」ブース
サードウェーブのゲーマー向けPCブランド「GALLERIA」のブースには,ゲーム試遊用のPCが置かれていた。遊べたゲームは,オンラインTPS「
マーベル・ライバルズ」と,“壺おじ”の名で知られる「Getting Over It with Bennett Foddy」。なぜ“壺おじ”なのかが気になったが,理由を聞きそびれた。
なお「GALLERIA」ブースとは別に,「壺おじチャレンジブース」も用意されていた。その名の通り,壺おじのタイムアタックに挑戦するもので,参加するとステッカーがもらえた。
 5分以内にクリアすると,ステッカーがもう1枚 |
 壺おじチャレンジブースには,撮影スポットも |
「マジック:ザ・ギャザリング」ブース
壁にMARVELのキャラクターがでかでかと描かれていた「マジック:ザ・ギャザリング」のブース。試遊も可能で,プレイヤー登録者にはプロモカードを配布していた。
9月26日には,新セット「マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン」が発売されたほか,2026年6月26日には,新セット「マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーロー」の発売が予定されている。イベントとの相性はバッチリだ。
関連記事
Wizards of the Coastは本日(2025年12月10日),TCG「マジック:ザ・ギャザリング」で,同社が2026年6月26日に発売を予定している新セット「マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ」の一部カード情報を公開した。今回公開されたのは,「キャプテン・アメリカ」「ハルク」らの新カードだ。
[2025/12/10 11:11]
「Meta Quest」ブース
VRでお馴染み「Meta Quest」のブースでは,「
Star Wars: Beyond Victory」「Morizon TV」「Hello Kitty Skyland」を試遊できた。
ポムポムプリン好きの筆者は,迷わず「
Hello Kitty Skyland」に挑戦。試遊版では,仮想空間「SKYLAND」を動き回るのに適した「プラッフィー」になって,レースのような遊びを楽しめた。
長い腕を持つプラッフィーは,両手を漕ぐように動かすことで前に進める。操作感は良好,行きたい方向に進みやすい。またあまり激しい動きがないからか,VR酔いをすることもなかった。
なお大ジャンプ時の浮遊感がリアルで,上昇時や下降時には,体がひゅっとなる感覚に。近くでも同じタイトルをプレイしている人がいたようで,キャーキャーと叫ぶ声も聞こえた。
 プレイするとステッカーがもらえた |
「SteelSeries」ブース
ゲーミングデバイスブランド「SteelSeries」のブースには,同ブランドのヘッドセットやキーボード,マウスなどを接続したPCやPS5などが置かれており,ゲームをプレイすることで使用感を確かめられた。
ブースには,10月に発売されたワイヤレス&ワイヤードヘッドセット「Arctis Nova Elite」も。こちらは,評価の高い「Arctis Nova」の最上位モデルで,お値段はなんと約11万円! なかなか体験できる機会もないからか,ゲームの音声をじっくりと聞いている人も多かった。
関連記事
2025年10月6日,SteelSeriesは,Arctis Novaシリーズの最上位モデルとなる新型ワイヤレス&ワイヤードヘッドセット「Arctis Nova Elite」を10月17日に国内発売すると発表した。ゲーマー向けでは初の「Hi-Res Audio Wireless」対応で,4系統のサウンドを同時に再生できるなど,特徴の多い製品だ。
[2025/10/09 11:00]
試遊とSNSへの写真投稿で参加できるくじ引きキャンペーンも実施していた。賞品は豪華で,1等に「Arctis Nova Elite」,特別賞にはセレブと一緒に写真を撮ったりサインをもらえたりする「夢のチケット」が用意されていた。
エリア内には,アークライトゲームスの商品も展示されていた
「ゲームマーケット in 東京コミコン2025 パビリオンブース」や,商品であるTシャツのデザインに隠された謎を解かないと購入できない
「トキキル」,スパイダーウェブのファミリーカセットケースやBeamboxのデジタル缶バッジを販売していた
「Smiley Partner」のブースなどもあった。
以下,さまざまなブースや会場全体の様子を紹介しよう。